◎ 藤田裁判終結 総括から闘いに連帯

《撮影:平田 泉》
板橋高校卒業式「日の丸・君が代」刑事弾圧事件/最高裁不当判決抗議!報告集会が、東京都内で7月30日開かれた。(本紙7月19日既報)
経過報告では、事務局の花輪紅一郎さんが、裁判で葬られたソクラテスを例に引きながら、有罪が確定したが、7年間闘い続けた藤田勝久さんが、正当な評価を受けるときが来ると訴え、この刑事弾圧に対し教職員のみならず、地域の市民とともに闘えたことに謝意を述べた。
加藤文也弁護士は、「憲法の人権規定の表現の自由を一般的な公共の安寧の下におき、国際人権法を理解しない判決だった」と述べた。
藤田さんは「皆さんの支援の下に闘ってこれた。卒業生の大半が君が代斉唱時に不起立だったことに対する見せしめだ。声が大きいことで喧騒状態と決め付け、いけにえにされた」と、真実を明らかにしない判決を批判した。
応援する会の福井祥代表は、「裁判闘争は終結する、今後総括資料集の作成までは事務局を続け、様々な闘いと連帯していく」と締めくくった。
【板橋高校「日の丸・君が代」事件】
04年3月の板橋高校卒業式時に、同校元教諭藤田勝久さんが開式前の保護者らに「国歌斉唱の義務付け」を憂慮することを呼びかけ、管理者らの退出命令に抗議して退出した一連の事象を学校管理者、都教委、一部都議、警察、裁判所が威力業務妨害罪として、告発、起訴、有罪(罰金20万円)としたもの。
『週刊新社会』(2011/8/9)

《撮影:平田 泉》
板橋高校卒業式「日の丸・君が代」刑事弾圧事件/最高裁不当判決抗議!報告集会が、東京都内で7月30日開かれた。(本紙7月19日既報)
経過報告では、事務局の花輪紅一郎さんが、裁判で葬られたソクラテスを例に引きながら、有罪が確定したが、7年間闘い続けた藤田勝久さんが、正当な評価を受けるときが来ると訴え、この刑事弾圧に対し教職員のみならず、地域の市民とともに闘えたことに謝意を述べた。
加藤文也弁護士は、「憲法の人権規定の表現の自由を一般的な公共の安寧の下におき、国際人権法を理解しない判決だった」と述べた。
藤田さんは「皆さんの支援の下に闘ってこれた。卒業生の大半が君が代斉唱時に不起立だったことに対する見せしめだ。声が大きいことで喧騒状態と決め付け、いけにえにされた」と、真実を明らかにしない判決を批判した。
応援する会の福井祥代表は、「裁判闘争は終結する、今後総括資料集の作成までは事務局を続け、様々な闘いと連帯していく」と締めくくった。
【板橋高校「日の丸・君が代」事件】
04年3月の板橋高校卒業式時に、同校元教諭藤田勝久さんが開式前の保護者らに「国歌斉唱の義務付け」を憂慮することを呼びかけ、管理者らの退出命令に抗議して退出した一連の事象を学校管理者、都教委、一部都議、警察、裁判所が威力業務妨害罪として、告発、起訴、有罪(罰金20万円)としたもの。
『週刊新社会』(2011/8/9)
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