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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記

2010年02月01日 | 藤田の部屋
  板橋高校卒業式「君が代」刑事弾圧事件 最高裁に口頭審理を要請中
 ★ 立川、葛飾に続く「言論表現の自由」圧殺を許すな! ★
  最高裁は「表現そのものを処罰すること」の憲法適合性を判断せよ!


 『藤田の日記』(「もちはなぜまるいか」1,2,3)

「シマエナガ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

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2009/05/22(金)     志賀義雄 『もちはなぜまるいか』 1
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 昭和24年7月10日 発行   三一書房
 この書写日記は、2009、5,22とあるが、実際は、2010年1月25日より書かれたものである。
  目次
 一 科学のあたらしい発展のために・・・・  5
 二 もちはなぜまるいか・・・・・・・・・・・・・・・ 29
 三 一寸法師のはなし・・・・・・・・・・・・・・・ 47
 四 東本願寺と日本共産党・・・・・・・・・ 69
 五 『目で見るはなし』・・・・・・・・・・・・・・・103
 六 にわとりのなきごえ・・・・・・・・・・・・・127
 七 酒のはなし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・149
 八 神の語源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・157

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2009/05/23(土)     2 科学のあたらしい発展のためにーはしがきにかえてー
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 私が1947年の1月はじめのアカハタに、「もちはなぜまるいか」をかいたとき、奇異な感じをうけた人がすくなくなかったようだ。共産党員にもこんな研究をする人がいるかと感じた人もあったようだ。共産党員でもこんな研究をするのか? と感じた人は、共産主義者といえば、年がら年中、斗争、斗争とさわぎたてているものだとおもいこんでいたのだ。ところで一体こんなせんさくが斗争にとって、なんの役にたつのかという意味で奇異に感じた人もある。私がここに問題としたいのは、この部類の人だ。
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2009/05/24(日)     3
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 今日、われわれのあいだには、理論と実践についてただしいたちばをとる努力がおこなわれているが、なかにはあやまったたちばにおちいる人もある。空論主義と実用主義がそれだ。
 共産主義の古典からあれこれと引用して日本の歴史的現実におしあてるやりかた、これが空論主義だ。空論主義は最良の場合でも解釈や証明におわるだけだ。そこからただしい行為や実践はうまれてこない。
 これとは反対に、実用主義は斗争に役立つものだけが理論であるというかんがえかただ。これは理論と実践の弁証法的統一によくにたようで、じつはかなりちがっている。理論が斗争に役だつのはその理論が真理だからであって、斗争に役だつ理論がいつでも真理だとはかぎらない。
 レーニンはプラグマチズムを批評して、有用だから真理なのではない、真理だから有用なのだといったが、まさにそのとおりである。
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