★ 「君が代」裁判(第一次訴訟)10・23第9回口頭弁論 傍聴者の声【2008・10・23】
裁判官の心に響くことを期待。それがわからないとすると日本の司法は本当に心配。
これが本当の都立高の教育だ!原告証人尋問:都立高校教師原告5名
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/fd/d0b98bc4be272a6e20c3016991e3cef0.jpg)
「抗告訴訟_報告集会」 《撮影:平田 泉》
▼「私は、学校関係者ではなく一般人です。証人の方々、弁護士の方々皆さん素晴らしかったです。子どもの事を真剣に考えておられる姿に感動しました。子どもを持つ親として、証人の学校の先生方と教育委員会、同一の公務員の立場を考えるとき、どちらが私たちにとって有益なのでしょう。真剣に子どもと向かい合おうとしている先生たちが苦しむのはとってもおかしい図柄だと裁判を見て思いました。被告代理人の追及が甘くなったように見えましたがそれはそうだと思います。子どもの事を真剣に考えている先生方にかなう言葉があるのだろうかと思いました。報告集会の場で証人の方々、ご自分の発言がどうだったかと発言されていましたが本当に良かったです。感動しました。素晴らしかった。」 (S・T 市民)
▼「どういう先生方が今の学校と教育を支えているのかしみじみジーンと伝わってくる証言、尋問でした。裁判官の心に響くことを深く期待しています。それがわからないとすると日本の司法は本当に心配です。」 (M・K 元都高教教文部長)
▼「5人の方、それぞれ教師としての熱い思いが十分に伝わって来ました。私も原告の一人ですが、この裁判を通して、一人で思い沈む日々も多く、苦しい思いを話して下さった方々に同じ思いを感じました。今、私は正しい行為を貫く喜びを感じています。勇気をもらいました。」 (W・O 被処分者原告)
▼「いつも『イヤダナー』という表情をしていた中西裁判長が、今日は一番証人の発言に耳を傾けていたような気がしました。もう最後一回だけになったのからでしょうね。
それにしても左右の判事がほとんど証人を見ていないのが気になりました。まれに厳しい否定的な目付きで見つめるだけでした。私たちにとって、良くない結論があっての態度かもしれません。証言はいずれも素晴らしい内容でした。」 (E・O 被処分者原告)
▼「二人目の原告証人の反対尋問でしたが・・・『職務命令書を受けた時、反対の意見を表明したか、抵抗したのか?』という代理人の質問には腹が立ちました。まるで、女性のレイプ事件で、『お前は初めから抵抗したのか!してないじゃないか。抵坑していないならレイプというな!』と加害者に言われているのと同じ論理だと感じました。ふざけた挑発です。」 (H・H 元教員)
▼「教育が持つ本質的機能、それは生徒の人格の内発、自発性に依拠してのみ有効に作用すること。だから、『指導』は、『強制』とは全く異質な次元であることを、証言を通して明らかにしてくれたと考えます。」 (S・H)
▼「『厳粛』な式とは、形式的ないかめしさではなく、3年間の生徒の想いがこもった気持ちの『厳粛さ』のことではないか、というのはその通りだと思った。生徒一人一人を大切に教育の実例がたくさん語られた。『10・23通達』や『処分』の『教育的意義』が全く分からない、という証言もその通り。都教委は『教育的意義』を証明しなければならない。反対尋問で『先生が地公法を守らないでいいのか』と白々しく聞いていたが、『全体の奉仕者』は都教委なのに、自分らが『憲法・教育基本法』を守っていないことに無自覚なのが恐ろしいことだ。」 (K・H 被処分原告)
▼「どの方の原告陳述も胸に迫るものがありました。でもどの方も『生徒一人一人と向き合う』『多様な価値観を認め合う』というのは共通していた。先生方の生徒の思いの気持ちが特に心に残りました。反対尋問で『君が代へのあなたの考えだけでなく、他に考え方があるのを示さなかったのか?』と都教委側弁護士が言っていたのには失笑。それを都側が実行してくれれば『押し付け』はないでしょ!と言いたかったです。」 (T・N 原告)
▼「音楽のA先生にピアノ伴奏を強制する校長や副校長が、A先生の入学式での年休申請に、『開校記念式典でピアノを弾く』と約束させた上でしか認めず、再発防止研修後の校内研修の報告書についても、『開校式典で弾かないと報告書を出せないのだ』と恫喝するのは、職権濫用とパワハラの両面で、ひどすぎると思った。」 (A・N 元教員)
<ヒゲメモ>
前回(9月4日)同様、原告172名代表の5人証人尋問。
各人が真摯に一人一人の生徒とのきめ細かく信頼関係を築くことなしに教育は成立しない。日常の教育実践は多様な価値観(違い)を認めあうことが民主主義の根幹。「通達」や「処分」の脅しで、一律に「強制」は教育の現場では許されない。等
各人のそれぞれの実践に引き寄せて感動の証言を展開。今回は都教委側のエゲツナイ尋問は少ない。裁判官の印象を悪くすると悟ったのであろう。又尋問すればするほど、原告がさら「真の教育とは。都教委が求める一律強制は教育の破壊以外何物でもない。」と次々と補充証言をするので、最後の4人目、5人目は20分間の尋問時間を大幅に残して短く切り上げるお粗末さ。
次回12月25日(木)(15時10分開廷)が結審です。口頭弁論では私たち原告側が圧倒しているよう見えますが、絶対に甘くはありません。「解雇裁判」地裁判決のひどさを見れば明らかです。今後とも多くの皆さんのご支援よろしくお願いします。
(原告・代理人30名。傍聴支援者140名。心から感謝。「被処分者の会」星野)
裁判官の心に響くことを期待。それがわからないとすると日本の司法は本当に心配。
これが本当の都立高の教育だ!原告証人尋問:都立高校教師原告5名
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/fd/d0b98bc4be272a6e20c3016991e3cef0.jpg)
「抗告訴訟_報告集会」 《撮影:平田 泉》
▼「私は、学校関係者ではなく一般人です。証人の方々、弁護士の方々皆さん素晴らしかったです。子どもの事を真剣に考えておられる姿に感動しました。子どもを持つ親として、証人の学校の先生方と教育委員会、同一の公務員の立場を考えるとき、どちらが私たちにとって有益なのでしょう。真剣に子どもと向かい合おうとしている先生たちが苦しむのはとってもおかしい図柄だと裁判を見て思いました。被告代理人の追及が甘くなったように見えましたがそれはそうだと思います。子どもの事を真剣に考えている先生方にかなう言葉があるのだろうかと思いました。報告集会の場で証人の方々、ご自分の発言がどうだったかと発言されていましたが本当に良かったです。感動しました。素晴らしかった。」 (S・T 市民)
▼「どういう先生方が今の学校と教育を支えているのかしみじみジーンと伝わってくる証言、尋問でした。裁判官の心に響くことを深く期待しています。それがわからないとすると日本の司法は本当に心配です。」 (M・K 元都高教教文部長)
▼「5人の方、それぞれ教師としての熱い思いが十分に伝わって来ました。私も原告の一人ですが、この裁判を通して、一人で思い沈む日々も多く、苦しい思いを話して下さった方々に同じ思いを感じました。今、私は正しい行為を貫く喜びを感じています。勇気をもらいました。」 (W・O 被処分者原告)
▼「いつも『イヤダナー』という表情をしていた中西裁判長が、今日は一番証人の発言に耳を傾けていたような気がしました。もう最後一回だけになったのからでしょうね。
それにしても左右の判事がほとんど証人を見ていないのが気になりました。まれに厳しい否定的な目付きで見つめるだけでした。私たちにとって、良くない結論があっての態度かもしれません。証言はいずれも素晴らしい内容でした。」 (E・O 被処分者原告)
▼「二人目の原告証人の反対尋問でしたが・・・『職務命令書を受けた時、反対の意見を表明したか、抵抗したのか?』という代理人の質問には腹が立ちました。まるで、女性のレイプ事件で、『お前は初めから抵抗したのか!してないじゃないか。抵坑していないならレイプというな!』と加害者に言われているのと同じ論理だと感じました。ふざけた挑発です。」 (H・H 元教員)
▼「教育が持つ本質的機能、それは生徒の人格の内発、自発性に依拠してのみ有効に作用すること。だから、『指導』は、『強制』とは全く異質な次元であることを、証言を通して明らかにしてくれたと考えます。」 (S・H)
▼「『厳粛』な式とは、形式的ないかめしさではなく、3年間の生徒の想いがこもった気持ちの『厳粛さ』のことではないか、というのはその通りだと思った。生徒一人一人を大切に教育の実例がたくさん語られた。『10・23通達』や『処分』の『教育的意義』が全く分からない、という証言もその通り。都教委は『教育的意義』を証明しなければならない。反対尋問で『先生が地公法を守らないでいいのか』と白々しく聞いていたが、『全体の奉仕者』は都教委なのに、自分らが『憲法・教育基本法』を守っていないことに無自覚なのが恐ろしいことだ。」 (K・H 被処分原告)
▼「どの方の原告陳述も胸に迫るものがありました。でもどの方も『生徒一人一人と向き合う』『多様な価値観を認め合う』というのは共通していた。先生方の生徒の思いの気持ちが特に心に残りました。反対尋問で『君が代へのあなたの考えだけでなく、他に考え方があるのを示さなかったのか?』と都教委側弁護士が言っていたのには失笑。それを都側が実行してくれれば『押し付け』はないでしょ!と言いたかったです。」 (T・N 原告)
▼「音楽のA先生にピアノ伴奏を強制する校長や副校長が、A先生の入学式での年休申請に、『開校記念式典でピアノを弾く』と約束させた上でしか認めず、再発防止研修後の校内研修の報告書についても、『開校式典で弾かないと報告書を出せないのだ』と恫喝するのは、職権濫用とパワハラの両面で、ひどすぎると思った。」 (A・N 元教員)
<ヒゲメモ>
前回(9月4日)同様、原告172名代表の5人証人尋問。
各人が真摯に一人一人の生徒とのきめ細かく信頼関係を築くことなしに教育は成立しない。日常の教育実践は多様な価値観(違い)を認めあうことが民主主義の根幹。「通達」や「処分」の脅しで、一律に「強制」は教育の現場では許されない。等
各人のそれぞれの実践に引き寄せて感動の証言を展開。今回は都教委側のエゲツナイ尋問は少ない。裁判官の印象を悪くすると悟ったのであろう。又尋問すればするほど、原告がさら「真の教育とは。都教委が求める一律強制は教育の破壊以外何物でもない。」と次々と補充証言をするので、最後の4人目、5人目は20分間の尋問時間を大幅に残して短く切り上げるお粗末さ。
次回12月25日(木)(15時10分開廷)が結審です。口頭弁論では私たち原告側が圧倒しているよう見えますが、絶対に甘くはありません。「解雇裁判」地裁判決のひどさを見れば明らかです。今後とも多くの皆さんのご支援よろしくお願いします。
(原告・代理人30名。傍聴支援者140名。心から感謝。「被処分者の会」星野)
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