《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
◆ この国はどこに行こうとしているのか
安倍首相は憲法9条の解釈を変更して、これまでは「国を防衛するための必要最小限の範囲を超える」として行使を禁じてきた、集団的自衛権行使を可能とするよう、内閣法制局の長官に、行使容認派の小松一郎駐フランス大使を起用した。
また、麻生太郎副総理兼財務相は、改憲を巡って発言し、「(ドイツのナチス政権下で)ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気づかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と発言した。
これでは選挙での自民党「圧勝」をいいことに、やりたい放題ではないか。
国民の命と生活を保障するために政府に義務を課す憲法を、「公益」「秩序」ということばを使い、政府のために国民を縛る憲法にし、戦争ができるようにしようというのが、安倍内閣である。
福島第一原発では現在も、汚染水が流出し続け、格納容器内に溶けだした核燃料がどうなっているかもわからない。国は被災者への謝罪もせず、15万人が避難生活を余儀なくされ、福島の子どもたちは人体実験のようにされている。
戦後、被爆者や空襲被害者を放置したと同じことを、この国はしている。
福島第一原発の事故処理にあたる労働者の被曝やピンハネに、目を光らせることもしない。米軍基地の集中に苦しむ沖縄に危険なオスプレイを配備して平然としている。政府が国民を守ってくれないことの現実ばかり。
こんなことをしながら日本国の政府は国民に「愛国心」を求め、党憲法草案に「国旗・国歌の尊重」規定を盛り込み、秋の国会に提案予定の「秘密保全法案」で国民の知る権利を制限しようとしている。
ナチスや戦前・戦中の政府がしたように、気がついたときには国の形が変わってしまっているのではないだろうか。
◆ 都教委は東京の子どもたちをどこに連れて行くのか
東京、大阪、そして神奈川の教育委員会が、実教出版の日本史教科書を高校生に使わせない・採択させない暴挙に出た。
この教科書が、「日の丸・君が代」に関して、「政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある」(下線は筆者)と記述したことについて、「(下線部の記述は)都教委の考えと異なる」(東京)、「一面的」(大阪)だから、高校生に使わせないのだという。
「都教委の考えと異なる」、これを基準とするのは、教科書に限らない。
教員管理についてもしかり。「君が代」不起立処分で従順を強い、それが効かない「都教委の考えと異なる」教員には、重い処分を使って制裁を加え、排除をはかる。
はたまた、都教委の考えと同じ自衛隊については協力活用を方針とし、田無工業高校は防災宿泊訓練を自衛隊朝霞駐屯地で行った。自衛隊の勧誘ポスターを学校に貼ることについて、かつては、教育委員会も禁止していた事実を知っているだろうか。
今、東京の子どもは、都教委の目を通してものごとを見せられることになる。それは、戦前・戦中の軍国主義・国家主義教育の焼写しではないだろうか。子どもたちから、事実を知り、自分の頭で考え判断する機会を奪ってはならない。
◆ この国はどこに行こうとしているのか
安倍首相は憲法9条の解釈を変更して、これまでは「国を防衛するための必要最小限の範囲を超える」として行使を禁じてきた、集団的自衛権行使を可能とするよう、内閣法制局の長官に、行使容認派の小松一郎駐フランス大使を起用した。
また、麻生太郎副総理兼財務相は、改憲を巡って発言し、「(ドイツのナチス政権下で)ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気づかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と発言した。
これでは選挙での自民党「圧勝」をいいことに、やりたい放題ではないか。
国民の命と生活を保障するために政府に義務を課す憲法を、「公益」「秩序」ということばを使い、政府のために国民を縛る憲法にし、戦争ができるようにしようというのが、安倍内閣である。
福島第一原発では現在も、汚染水が流出し続け、格納容器内に溶けだした核燃料がどうなっているかもわからない。国は被災者への謝罪もせず、15万人が避難生活を余儀なくされ、福島の子どもたちは人体実験のようにされている。
戦後、被爆者や空襲被害者を放置したと同じことを、この国はしている。
福島第一原発の事故処理にあたる労働者の被曝やピンハネに、目を光らせることもしない。米軍基地の集中に苦しむ沖縄に危険なオスプレイを配備して平然としている。政府が国民を守ってくれないことの現実ばかり。
こんなことをしながら日本国の政府は国民に「愛国心」を求め、党憲法草案に「国旗・国歌の尊重」規定を盛り込み、秋の国会に提案予定の「秘密保全法案」で国民の知る権利を制限しようとしている。
ナチスや戦前・戦中の政府がしたように、気がついたときには国の形が変わってしまっているのではないだろうか。
◆ 都教委は東京の子どもたちをどこに連れて行くのか
東京、大阪、そして神奈川の教育委員会が、実教出版の日本史教科書を高校生に使わせない・採択させない暴挙に出た。
この教科書が、「日の丸・君が代」に関して、「政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある」(下線は筆者)と記述したことについて、「(下線部の記述は)都教委の考えと異なる」(東京)、「一面的」(大阪)だから、高校生に使わせないのだという。
「都教委の考えと異なる」、これを基準とするのは、教科書に限らない。
教員管理についてもしかり。「君が代」不起立処分で従順を強い、それが効かない「都教委の考えと異なる」教員には、重い処分を使って制裁を加え、排除をはかる。
はたまた、都教委の考えと同じ自衛隊については協力活用を方針とし、田無工業高校は防災宿泊訓練を自衛隊朝霞駐屯地で行った。自衛隊の勧誘ポスターを学校に貼ることについて、かつては、教育委員会も禁止していた事実を知っているだろうか。
今、東京の子どもは、都教委の目を通してものごとを見せられることになる。それは、戦前・戦中の軍国主義・国家主義教育の焼写しではないだろうか。子どもたちから、事実を知り、自分の頭で考え判断する機会を奪ってはならない。
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