なかまユニオン教職員支部ニュース(4/22)
◇ 日本は法治国家・・・「大阪だけは治外法権」でいいのか?!
大阪市教委の卒業式「君が代不起立」3教員処分(4/17会議決定)は現行法令無視の恥ずべき暴挙、撤回を!
4/19付「朝日新聞・夕刊」(阿久沢悦子記者)は、以下を報道した。(一部、略)
3月にあった卒業式で、国歌斉唱時に起立しなかったとして、大阪市教委は19日、市立中学校の男性教諭(51)と市立小学校の女性教諭(55)を職務命令違反で戒告処分とした。同じく不起立だった市立中学校の女性教諭(52)は、反省し入学式で起立したことを踏まえ、文書訓告とした。(中略)
処分を決める市教育委員会の会議は、職務命令の解釈をめぐって紛糾したという。市教委は「国歌の問題はねばり強く指導すべきで、職務命令になじまない」として、3月24日にあった中学校の卒業式では、職務命令を出していなかった。だが会議では、1、2月に3回、市教委が各校に起立を求める文書を出し、校長が教員に広く指示を出していた事実にさかのぼって、「当時の校長による指示も、職務命令と見なす」と解釈を変更した。(以下略)
◇ あとから「実はあれは職務命令だった・・・」(市教委)?!
事実経過が報道の通りなら、1/17市教委会議決定は完全に法令無視の恥ずべき愚挙・暴挙です。
①中学校の2人に職務命令は出ていなかった。
あったのは、市教委(教育長)名の"ねばり強く指導せよ"という各校長宛の通知文書だけ。
仮に校長が、それをマスプリして全教職員に配布していても、また職員会議等で「こんな校長宛通知が来ているから、みなさん起立してください。」と話していても、それは「職務命令」ではない。
職務命令を受けていない二人に、あとから「当時の校長による指示も、職務命令とみなす」と解釈を変更して処分するのは、あと出しジャンケン? だまし討ち? いや、法令無視の愚挙・暴挙です。
②同じように職務命令を受けずに不起立を「告発」された中学校の2人に、戒告と文書訓告の差別。
報道によると「反省し入学式では起立したことを踏まえ・・・」がその理由。市教委が反省の「誓約書」を迫ったのか、それとも口頭で言わせたのか、どちらにしても法的根拠は皆無の脅迫行為です。
また、懲戒処分は分限処分とは違い、過去の行為に対する処分のはず。前年度の卒業式の行為についての処分内容を決めるために、新年度の入学式で起立したかしなかったかを入れることも、違法です。
もちろん、「反省」させられて入学式では起立した教員にどれだけ不当な圧力がかかったかは、誰でも想像できることです。
◇ 市教委は、恥ずべき3教員処分を撤回決定すべきだ!
報道によると、4/17の「処分を決める市教育委員会の会議は、職務命令の解釈をめぐって紛糾したという。」とのこと。
しかし、市民もマスコミも非公開議案で傍聴できず、闇の中の討議。かろうじて要約した議事録が市民公開(市教委HPにも)されるのは、事務処理の遅れで1ヶ月以上後になる。
私たちは、大阪市教育委員会会議が、この無法で恥ずべき3教員処分決定を見直し、撤回決定することを要求する。それは教育委員会と教育委員一人ひとりの、子どもたちへの責任である。
[参加を!]
◎ 4/25(水) 府教委入学式不起立処分抗議・被処分者支援 現地行動
午後1:00 於・大阪府庁別館前(府庁本館の南隣)
[よびかけ・ホットライン大阪]
誰でも一人でも入れる労働組合
なかまユニオン
大阪府・市学校教職員支部 2012年4月22日
〒534-0024 大阪市都島区東野田町4-7-26 和光京橋ビル304
Tel 06-6242-8130 Fax 06-6242-8131
mail@nakama-union.org
(ブログ)http://nakama-kyoin.jugem.jp
◇ 日本は法治国家・・・「大阪だけは治外法権」でいいのか?!
大阪市教委の卒業式「君が代不起立」3教員処分(4/17会議決定)は現行法令無視の恥ずべき暴挙、撤回を!
4/19付「朝日新聞・夕刊」(阿久沢悦子記者)は、以下を報道した。(一部、略)
3月にあった卒業式で、国歌斉唱時に起立しなかったとして、大阪市教委は19日、市立中学校の男性教諭(51)と市立小学校の女性教諭(55)を職務命令違反で戒告処分とした。同じく不起立だった市立中学校の女性教諭(52)は、反省し入学式で起立したことを踏まえ、文書訓告とした。(中略)
処分を決める市教育委員会の会議は、職務命令の解釈をめぐって紛糾したという。市教委は「国歌の問題はねばり強く指導すべきで、職務命令になじまない」として、3月24日にあった中学校の卒業式では、職務命令を出していなかった。だが会議では、1、2月に3回、市教委が各校に起立を求める文書を出し、校長が教員に広く指示を出していた事実にさかのぼって、「当時の校長による指示も、職務命令と見なす」と解釈を変更した。(以下略)
◇ あとから「実はあれは職務命令だった・・・」(市教委)?!
事実経過が報道の通りなら、1/17市教委会議決定は完全に法令無視の恥ずべき愚挙・暴挙です。
①中学校の2人に職務命令は出ていなかった。
あったのは、市教委(教育長)名の"ねばり強く指導せよ"という各校長宛の通知文書だけ。
仮に校長が、それをマスプリして全教職員に配布していても、また職員会議等で「こんな校長宛通知が来ているから、みなさん起立してください。」と話していても、それは「職務命令」ではない。
職務命令を受けていない二人に、あとから「当時の校長による指示も、職務命令とみなす」と解釈を変更して処分するのは、あと出しジャンケン? だまし討ち? いや、法令無視の愚挙・暴挙です。
②同じように職務命令を受けずに不起立を「告発」された中学校の2人に、戒告と文書訓告の差別。
報道によると「反省し入学式では起立したことを踏まえ・・・」がその理由。市教委が反省の「誓約書」を迫ったのか、それとも口頭で言わせたのか、どちらにしても法的根拠は皆無の脅迫行為です。
また、懲戒処分は分限処分とは違い、過去の行為に対する処分のはず。前年度の卒業式の行為についての処分内容を決めるために、新年度の入学式で起立したかしなかったかを入れることも、違法です。
もちろん、「反省」させられて入学式では起立した教員にどれだけ不当な圧力がかかったかは、誰でも想像できることです。
◇ 市教委は、恥ずべき3教員処分を撤回決定すべきだ!
報道によると、4/17の「処分を決める市教育委員会の会議は、職務命令の解釈をめぐって紛糾したという。」とのこと。
しかし、市民もマスコミも非公開議案で傍聴できず、闇の中の討議。かろうじて要約した議事録が市民公開(市教委HPにも)されるのは、事務処理の遅れで1ヶ月以上後になる。
私たちは、大阪市教育委員会会議が、この無法で恥ずべき3教員処分決定を見直し、撤回決定することを要求する。それは教育委員会と教育委員一人ひとりの、子どもたちへの責任である。
[参加を!]
◎ 4/25(水) 府教委入学式不起立処分抗議・被処分者支援 現地行動
午後1:00 於・大阪府庁別館前(府庁本館の南隣)
[よびかけ・ホットライン大阪]
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大阪府・市学校教職員支部 2012年4月22日
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