病院で、先生からえびへーの剖検の結果を聞きました。
- 総排泄腔の少し上部に腫瘍のようなものがあった。詳しい検査はしていないのではっきりとは言えないが、おそらく腫瘍だと思う。
- 急にできたものではなく、少しずつ大きくなってきたのではないか。
- このために通過障害が起きた。
- 便秘や下痢、吐き戻しの症状と一致する。
- 吐き戻しの前に食欲が戻ってコオロギを食べたがったというのはよくわからないが、爬虫類は意外と鈍感なので、そういうことが起きたのかもしれない。哺乳類だったらこの時点で死んでいる。
- これは生前に見つけることはほとんど不可能だと思う。
- 例えオペができるような早期に見つかったとしても、この部分をオペで治療することはまずできない。
- 飼い方が悪かったとかいった問題ではなく、この子の運命だったのではないか。
だいたいこんなところでしょうか。
フトアゴの病気の治療はまだまだまったく手探り状態ということはよくわかっていましたが、先生の話で一番衝撃だったのは、「オペで治療することはまずできない」と言われたことです。この先生にオペはできないと言われると、マジ無理なんだなと思うしかない。。。
フトアゴは他の爬虫類よりも腫瘍の発生率が高いと言われているので、とても怖いです。
それから、儂は獣医ではないので見当違いかもしれませんが、薬剤的になんとなく納得できたのは、吐き戻しの前に食欲が戻ってコオロギを食べたがったということです。
解剖時の写真を見せてもらったのですが、腫瘍部分より上部の腸の炎症がかなりひどかったです。この状態でステロイドを入れたために、一時的にでも炎症が軽快して元気が戻ったんじゃないかなと考えました。でも、もともとの原因を除去できていないので、抗炎症は長続きせず、結局ダメだったということじゃないかと思いました。
まあ、もしそうだとすれば、爬虫類にもステロイドが効果があるということになります。爬虫類にステロイドは使えないという意見もあるようですので、せめてこの位のことはもっともっと研究してほしいなあと思います。
で、夕方から葬儀のためにペット斎場に行って、えびへーと最後のお別れをしてきました。お骨は、娘が明日の夕方に引き取りに行く予定です。
えびへー、短い間だったけど、いっぱいいっぱいありがとうね。
どうか成仏して、安らかに穏やかに過ごして下さい。




