滞在5日目、今宵は荘川神社秋祭りの宵、前夜祭である。
連獅子舞い、日本舞踊、芝居といろいろな催しが披露される。
毎回、演じられる芝居や、日本舞踊は8月に入って毎夜
練習をつんで来た。
若連といわれる若者が集まって夜な夜な芝居の練習を
してきた、そして今宵はそのお披露目の晩、意気揚々と
演じる姿が天晴れである。こういう芸能、文化が日本から
どんどん無くなっている今、こうして小さな村で毎年引き継がれて
きたことに驚く、きっと村が一体となって応援し、それに応えて
若者が引き継いできたことだろう。
開演です。
連獅子舞いの披露される。
まずは小学生による日本舞踊から。
市長も飛び入りで荘川版笑点も開演 座布団10枚獲得で日本酒一気飲み(市長)
小学生の日本舞踊から始って、場末の演舞場で常に人気の
人情ものの男踊り、股旅ものなど、昔を偲ぶ演題が続く。
そしてトリは絶大な人気の村芝居の始まりだ。
そして今年は市長も参加して笑点もあらわれ会場は
笑いの坩堝と化した。
この頃になると神社の境内は興奮の坩堝となる。
7時から始った演題が終わったのは、もうしっかり遅くなった
夜半である。三々五々家路につく村人は祭りの余韻と
寂しさと、きたる厳しい冬を感じながら、そぞろ歩いているように
思えた。