東京でも

2011-12-10 | 寺・神社・仏像
相変わらず超低速更新であります。。
しかも今回、奈良旅記はお休みさせて頂き、今日行ってきた護国寺のお話を。
奈良じゃなくても寺&仏像記事になりますです。

東京に生まれ育っておりますので、東京の仏像マスト寺「護国寺」には二度ほど訪れています。
父の代わりに御朱印集めを始めておりますので、改めて訪れる事に。

東京メトロ有楽町線の「護国寺駅」
地上に出ればそこはもう護国寺さ。目の前。
仁王門が迎えてくれます。
金剛力士像の裏側に、持国天&増長天がいらっしゃいますのでお見逃し無く。
 

本尊は如意輪観音。
江戸三十三箇所観音霊場の第13番札所でございます。


階段を登れば重要文化財の観音堂が待っていますが、
途中、左右に道があります。

左を向きますと優しいお顔の観音様と、その後に多宝塔。
  

右に行きませば、凛々しい六地蔵と、その奥にこちらも重要文化財の見事な大師堂と、
その周辺には沢山の石仏がいらっしゃいます。
   
    

真っ直ぐに階段を登れば、右手に小柄な大仏様(大仏と書いてありましたので)。
僕はこの大仏様のサイズ丁度良くて好きです。お顔も素敵。


今日は「骨董市」が催されており、その楽しい品々を眺めたり
店番のお婆さんとお話をしたりしながら観音堂へ。
 

お参りををして、靴と帽子を脱いで中へお邪魔します。
広い堂内には誰もいませんでした。
「また独り占めだぜ!」と正面に正座しまず本尊様にご挨拶。
公開日じゃないので、お顔は拝めませんでしたけど。
 

この観音堂には、本当に素晴らしい様々な仏様がいらっしゃいます。
本尊厨子の左右後方には、珍しい三十三身仏が見事です。
正面からだと遠くて見え難いのですが、脇の仏間からだとよく見えます。


僕の目当てはこの仏間にいらっしゃいます。
護国寺で一番古い仏像である地蔵菩薩立像です。
今のところ、僕の一番好きな地蔵菩薩様でして、本当に優しくてやわらかい。
釈迦入滅と弥勒菩薩の間の無仏の時代の人々を守り抜いた地蔵菩薩様が僕は大好きなのです。
しかも、触れちゃう位の近くで拝む事が出来るのです。


この仏間にはその他にも沢山の仏様を見れます。マストである理由がよく分かります。
しかも、なんと拝観料も取らないんだよ! 
僕はそういう所ではお守りやらポストカードやらを多めに買う事にしてます。


ちょっと怖い「出山釈迦像」も珍しいです。
出家したお釈迦様が、6年の難行・苦行ののち、「こんなんじゃ悟りは得られないよ~」と
下山してきた時のお姿なんだそうですよ。ゲッソリ。。


大満足の観音堂内の納経所で御朱印を頂き、お守りも買って満足。
外に出ると外の骨董市が結構賑わっていました。
 

しかし、観音堂の外から御賽銭を入れてお参りをする人は結構居るのですが、
僕が小一時間仏像の前に座っている間、誰一人入ってきませんでした。
土曜日だぞ。仏像ブームなんじゃないの?

本尊の「如意輪観世音坐像」は、それはそれは見事と聞きます。
毎月18日に御開帳だそうなので、近々また行ってみようと思います。


数々の震災や空襲にもかかわらず、東京にも素晴らしいお寺や仏像が沢山あります。
御朱印集めも楽しいし、これからいろいろ行ってみようと思います。

まず護国寺から、皆さんもいかが?