室生寺の五重塔は、このアングルが最高です。
人も居なかったので、石段の下に座って眺めてました。
屋外に立つ五重塔としては日本で最も小さく、法隆寺五重塔に次ぐ古塔なのだそうです。
このコンパクトさが、周囲の巨木たちに囲まれてとても風情があります。
数年前に台風で杉の木が倒れ損傷しましたが、今は修復され美しい姿を取り戻しています。
と、突然、室生寺に戻りました。
この写真を見逃していた事に気づいたもので。
お寺や神社、仏像や遺跡趣味は、あまり興味のある人はいないだろうと、
長年ブログでは封印していたのですが、
困ったもので最近は、頭の中にその辺の事しかないのです。
今年、僕の身の回りで起こった事も影響しているのだと思います。
宗教どうこうは抜きにして、日本人である自分の根っこにある何かが
完全に目を覚ましたようです。
静かに、長い年月、人々の思いを受け止めてきた場所で、仏様の前に座り
手を合わせる事が、今の僕には特に心地良くありがたい時間なのです。
僕は、仏像の事も仏教やその歴史の事もあまり詳しくはないのです。
仏像の作者や様式の違いなども同様に。
ブログに書くにあたっては、ちょっと調べたりして頑張ってます。
本なども沢山読みはしますので、知る事で更に好きになったりもしますけどね。
なんだろうか、ただ眺めていたいのですね。
素晴らしい仏様を前にすれば、あれは本当に無心ってやつです。
「あぁ、あの造りは○○時代だな」みたいな事は全く考えませんもの。
余計な情報はあまり必要ではないのです。
そこに流れる何百年の空気があるのですもの。浸りたいのです。
仏様に手を合わせる時も、僕は何もお願いはしません。
意図してそうしてきた訳ではないのですが、いつの間にか。
「よろしくお願いします」「ありがとうございます」なんて事を呟いてます。
今日のブログは、一体全体何を書きたかったのか
さっぱり分からなくなってきましたので、寝ようと思います。
おやすみなさい。