先日11月11日は弟の四十九日の法要、そして菩提寺での納骨でした。
弟夫婦は子供が居ないこともあり、今後のこともあり、弟からは墓じまいし同じお寺の共同埋葬にしたいとの相談を受けていて、「どうぞお好きなように」と返事していたのですが、その段取りなどする前に、逝ってしまいました。
義妹の希望もあり、結局弟は、今のお墓に入ることに。
父と母の骨壺の前に納められた若干大きな弟の骨壺を見て、弟もこれで良かったのだなと思えました。
お花を供えている時にサっと風が吹いて弟の卒塔婆だけがパタっと揺れたのが、偶然だろうけれど、「ありがとう」と挨拶してくれたような気もしました。
こうした儀式は遺族に「一区切り」を付けてくれる効用もあるのかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
葬儀の時にお清めの塩をいただきましたが、そのまま捨ててしまいました。
というのも、母方の祖父はお寺の生まれで、そのお寺が浄土真宗。
浄土真宗では死を穢れと捉えておらず、お清めの塩を使用することは、逆に故人に対して失礼な行動であると考えられている、ということを聞かされていたので、宗派によって違うのなら、別にやらなくてもいいじゃない?という感覚で。
ちなみに白川の家は真言宗。
ということで、葬儀でお清めの塩をいただいても、そのまま捨てていた。
でも、死を穢れと捉えて清めるのではなく、本来は、肉親や親しい者の死によって気持ちが疲れる、つまり「気が枯れる」から「穢れ」と捉えられるようになった、という説を聞いてなるほど、と思った。
実際、覚悟はしていたものの、自分よりも若い弟の死は堪えました。
徐々に疲労感が溜まってきたな、と思ったのは10月25日。
その夜、何故か突然「塩浴びたい!」という思いがフツフツと湧いて、ネットで調べたところ、「塩浴」というものがあることを知りました。
やり方も詳しく書いてある。
半信半疑で、でもとにかく塩を頭から浴びたかったので、やってみました。
まず湯舟に浸かり。しっかり温まってから頭から足の裏まで全身に濃い塩水のお湯を振りかけ、ペタペタと。頭はマッサージ、身体と顔は軽く撫でるようにし、そのまま少し置いてからシャワーで流して再度湯舟に。
最後に水で引き締めて終了・・でしたが寒いので顔だけ水で。
タオルで拭いた後は、何もつけずにそのまま。
これがとても快適でした。
昔から母から「入浴後は間髪いれずに、とにかく化粧水と保湿!」と教わって、それが習慣になっていたのですが、何もつけたくない。
塩水の浸透圧で汚れや皮脂が引き出されて、との説明がありましたが、確かにそんな感じもある。
それに、物理的汚れだけでなく、気持ちも清められるというか、スッキリする。
右肩の凝りも軽減したような。
穢れを払うというより、気の疲れを癒す、という感じ。
もう何年も海水浴などしていませんが、一種タラソテラピーになるのかもしれません。
考えてみると、羊水も塩水。
体内回帰の安堵感もあるのかもしれません。
塩はいつも行くアピタで売っている「瀬戸内海の粗塩」で、値段も忘れる程の安さ。
洗面所にガラス瓶に入れた塩と小皿を常備し、歯磨きやうがいの時も一つまみ加えてやるようにしました。
今のところ、夫と息子は歯磨きとうがいにしか使っていないけれど、やはり調子は良いとのこと。
明後日で3週間目となりますが、もうずっと塩浴暮らし。
以前は全身にスイートアーモンドオイルとエジプトの香油数種類をブレンドしたものを塗っていて、いわばコンフィ状態で、しっとりツルツルだったのが、今はちょっとマットな質感で、サラっとした感じになりました。
でも、特に乾燥したりつっぱったり、という感じではなく、むしろ引き締まって調子は良いです。
髪も根本から立ち上がるような感じで、少し硬くなったけれど、元々が細いネコッ毛でペタッとしがちだったので、むしろ有難い。
ちょっと残念なのは、香油の香りが楽しめなくなったこと。
爪には日替わりで色んな香りのオイルを塗っていた。
ピピが来てからは香水も、部屋に燻らすアロマもお香も諦めたのですが、湯上りのオイルとベッドに入ってからの爪の香油だけは楽しみだったのに・・
以前は爪周辺の香油やハンドクリームを塗らないと、すぐにささくれなどが出来るので、欠かせなかったものなのに、塩浴にしてからは、何もしていないのに、むしろ爪の血色も良くなっているし、ささくれも全くない。引き締まるからか?
あと、今回、湯上りの香油をやめたことで、入浴後も心おきなくピピに触れることが出来るようになったのは嬉しいことです。
また変わるかもしれませんが、目下とても気に入っているので、しばらくはこれで。
以前「なくても良いもの」で
ファンデーション、メイク落とし、というのを挙げたけれど、さらに基礎化粧品、シャンプーとリンスまでもが加わることに。
経済的というのもありますが、何より時短、時間の節約になるのがとても嬉しい。
塩で検索すると、さらには茶渋を落としたり、洗い物まで塩、というのもあって、それも徐々に実践中。
そう。凝り性です。
目下洗い物は夫の担当なのですが、私がやることもあり、そんな時はやはり濃い塩水でやっていますが、油汚れも結構スッキリするので、びっくり。
塩、凄い。
弟夫婦は子供が居ないこともあり、今後のこともあり、弟からは墓じまいし同じお寺の共同埋葬にしたいとの相談を受けていて、「どうぞお好きなように」と返事していたのですが、その段取りなどする前に、逝ってしまいました。
義妹の希望もあり、結局弟は、今のお墓に入ることに。
父と母の骨壺の前に納められた若干大きな弟の骨壺を見て、弟もこれで良かったのだなと思えました。
お花を供えている時にサっと風が吹いて弟の卒塔婆だけがパタっと揺れたのが、偶然だろうけれど、「ありがとう」と挨拶してくれたような気もしました。
こうした儀式は遺族に「一区切り」を付けてくれる効用もあるのかもしれません。
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葬儀の時にお清めの塩をいただきましたが、そのまま捨ててしまいました。
というのも、母方の祖父はお寺の生まれで、そのお寺が浄土真宗。
浄土真宗では死を穢れと捉えておらず、お清めの塩を使用することは、逆に故人に対して失礼な行動であると考えられている、ということを聞かされていたので、宗派によって違うのなら、別にやらなくてもいいじゃない?という感覚で。
ちなみに白川の家は真言宗。
ということで、葬儀でお清めの塩をいただいても、そのまま捨てていた。
でも、死を穢れと捉えて清めるのではなく、本来は、肉親や親しい者の死によって気持ちが疲れる、つまり「気が枯れる」から「穢れ」と捉えられるようになった、という説を聞いてなるほど、と思った。
実際、覚悟はしていたものの、自分よりも若い弟の死は堪えました。
徐々に疲労感が溜まってきたな、と思ったのは10月25日。
その夜、何故か突然「塩浴びたい!」という思いがフツフツと湧いて、ネットで調べたところ、「塩浴」というものがあることを知りました。
やり方も詳しく書いてある。
半信半疑で、でもとにかく塩を頭から浴びたかったので、やってみました。
まず湯舟に浸かり。しっかり温まってから頭から足の裏まで全身に濃い塩水のお湯を振りかけ、ペタペタと。頭はマッサージ、身体と顔は軽く撫でるようにし、そのまま少し置いてからシャワーで流して再度湯舟に。
最後に水で引き締めて終了・・でしたが寒いので顔だけ水で。
タオルで拭いた後は、何もつけずにそのまま。
これがとても快適でした。
昔から母から「入浴後は間髪いれずに、とにかく化粧水と保湿!」と教わって、それが習慣になっていたのですが、何もつけたくない。
塩水の浸透圧で汚れや皮脂が引き出されて、との説明がありましたが、確かにそんな感じもある。
それに、物理的汚れだけでなく、気持ちも清められるというか、スッキリする。
右肩の凝りも軽減したような。
穢れを払うというより、気の疲れを癒す、という感じ。
もう何年も海水浴などしていませんが、一種タラソテラピーになるのかもしれません。
考えてみると、羊水も塩水。
体内回帰の安堵感もあるのかもしれません。
塩はいつも行くアピタで売っている「瀬戸内海の粗塩」で、値段も忘れる程の安さ。
洗面所にガラス瓶に入れた塩と小皿を常備し、歯磨きやうがいの時も一つまみ加えてやるようにしました。
今のところ、夫と息子は歯磨きとうがいにしか使っていないけれど、やはり調子は良いとのこと。
明後日で3週間目となりますが、もうずっと塩浴暮らし。
以前は全身にスイートアーモンドオイルとエジプトの香油数種類をブレンドしたものを塗っていて、いわばコンフィ状態で、しっとりツルツルだったのが、今はちょっとマットな質感で、サラっとした感じになりました。
でも、特に乾燥したりつっぱったり、という感じではなく、むしろ引き締まって調子は良いです。
髪も根本から立ち上がるような感じで、少し硬くなったけれど、元々が細いネコッ毛でペタッとしがちだったので、むしろ有難い。
ちょっと残念なのは、香油の香りが楽しめなくなったこと。
爪には日替わりで色んな香りのオイルを塗っていた。
ピピが来てからは香水も、部屋に燻らすアロマもお香も諦めたのですが、湯上りのオイルとベッドに入ってからの爪の香油だけは楽しみだったのに・・
以前は爪周辺の香油やハンドクリームを塗らないと、すぐにささくれなどが出来るので、欠かせなかったものなのに、塩浴にしてからは、何もしていないのに、むしろ爪の血色も良くなっているし、ささくれも全くない。引き締まるからか?
あと、今回、湯上りの香油をやめたことで、入浴後も心おきなくピピに触れることが出来るようになったのは嬉しいことです。
また変わるかもしれませんが、目下とても気に入っているので、しばらくはこれで。
以前「なくても良いもの」で
ファンデーション、メイク落とし、というのを挙げたけれど、さらに基礎化粧品、シャンプーとリンスまでもが加わることに。
経済的というのもありますが、何より時短、時間の節約になるのがとても嬉しい。
塩で検索すると、さらには茶渋を落としたり、洗い物まで塩、というのもあって、それも徐々に実践中。
そう。凝り性です。
目下洗い物は夫の担当なのですが、私がやることもあり、そんな時はやはり濃い塩水でやっていますが、油汚れも結構スッキリするので、びっくり。
塩、凄い。