今日は朝からものすごい雨だったけど、昼過ぎから急に天気が回復してきて、夕方には天城の山々が見えてきた。でも海は大きくうねって、神津島までたどり着けなかったジェットフォイルは、いつもの通りの間引き運行中だ・・・
仕事から帰ると、ぴら奥さんが「避難港(三原山噴火の時に逃げるための桟橋)で事故があったみたいよ・・・」と教えてくれた。桟橋で釣りをしていた人が、波に呑まれて流されたんだとか。「その人、どうなったのかな?」と聞くと、「漁船で引き上げられて、心臓マッサージをしている所を見たけど、その後の事は解らないよ・・・」と言う。状況からすると、観光客の釣り人だと思うけど、いくら大雨が止んだとはいえ、そうとう海は荒れていたし、今日は大潮で夕方が満潮だということを、その人は知っていて釣りに行ったんだろうか?・・・
この前聞いた話、ぴら婆ちゃんの知り合いの人が大島に夜釣りに来たらしい。でも、雨が降り始めて寒くてコンビニを探したけど見つからず、10時過ぎに交番に泣きついて民宿を紹介してもらったんだそうな・・・。宿の予約も取らずに、地元民の案内無しで夜釣りなんて、もし行方不明になっても誰も気が付かないから、絶対に止めた方がいい。島は何か事故にあった時、内地の人が想像している以上に危険が大きい。いざとなったらコンビニに泣きつこうったって島内に一軒も無し、海岸線は携帯電話も圏外の場所が多いし、夜7時を過ぎると店がほとんど閉まるから、車もほとんど走らなくなる。東京近郊の海岸と違って人口密度が少ないから、叫べば誰かが助けに来るとは限らず・・・。大波に呑まれなくても、夜中に岸壁で足を滑らせて海に落ちたとか、岩場で転んでケガをして大病院に運ばなくちゃいけない状況とか、その程度でも地続きじゃない離島ではホントに致命的だから、夜釣りをするならそれなりの覚悟が必要だ。
離島は自然が多く残っているから、ちょっとした釣りでもかなりの大漁が期待できる。でも、その大自然が少しの油断で牙を剥くということを忘れないで欲しい。くれぐれも天候や場所を考えて、地元民のアドバイス(だいたいつれないけど・・・)をよく聞いて、安全に帰ってまた来て下さい・・・
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