箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

登川誠仁さんの告別式へ行く

2013-03-23 23:54:00 | 箆柄日記
登川誠仁さんの告別式へ行く。場所は、沖縄市のサンレー中部紫雲閣。快晴の道をスクーターに乗って駆けつけた。


さすがにたくさんの人が参列されていた。その中に、唄者、ミュージシャンの割合が多いこと。大城美佐子さん、古謝美佐子さん、堀内加奈子さん、よなは徹さん、パーシャの皆さん、林次郎さん、ベンビー、数え上げればきりがない。山里勇吉さんの姿もあった。

ほかにも、音響関係、舞台関係、音楽媒体、プロモーター、レコード会社、県外からも多くの関係者の皆さんが、お別れに集まっていた。これだけ集まれば、夜の中の町あたりは、セイグワーさんの思い出話で盛り上がることだろう。編集に戻らなければならないのが残念。

ちょっとだけ寄り道して帰ることにした。

ずいぶん昔、ビセカツさんに、セイグワーさんのお家へ連れて行ってもらったことがある。体を壊されてから住んでいた新しいお家ではなく、その前に住んでいた古いコンクリート瓦家だ。母屋は決して立派とはいえない建物だったが、塀の外まで緑が一杯で、花が咲いていた。

ビセカツさんの話では、自分の家の前だけではなく、周り一帯の聡怩キるのが日課で、花木の手入れもしていたそうだ。あまりに熱心なので、家の近くの通りに「花誠仁通り」の名前が付いたそうだ。その花誠仁通りと古いお家に寄り道をしようと思ったのだ。

しばらく前に、いちどお家を探したことがあるのだが、暗くなりかけで見つけきれなかった。こんどもなかなか見つけることができなかった。偶然「花誠仁通り」の表示を見つけて写真を撮っていると、向かいの家の人が出てきた。登川さんのお家を探していると話すと、すぐそこだと教えてくれた。


見つからないはずだ。引っ越されたあとは、家の周りの緑は取り払われ、記憶の中の風景とは全く変わっていたのだ。考えてみれば、もう引っ越して何年も経つはずなので、もとのままのはずがない。

結局この家を訪ねたときは、セイグワーさんにお会いすることはできなかった。後に、新しい方の家にお邪魔してインタビューさせたいただいたのだけれど、あの古いお家で、お話を聞いてみたかった。そんな心残りからの、寄り道だった。


追記:
サンレー中部紫雲閣は、駐車場奥の崖にHOLLYWOOD看板を連想させるサンレーの看板、向かいには自動車ホテル池武当、なかなか趣深い葬儀場でした。

マルチーズロック@Outputに行く

2013-03-22 10:32:00 | 箆柄日記
マルチーズロックを見に、大典寺斜め向かいのOutputに行く。Outputの上江洲さんには、先日第1回地域イベント円卓会議にも出ていただいたが、なかなかお店に行くことができず、申し訳なく思っていたので、マルチーズロックの出演のタイミングでとにかく足を運ぶ。

開演から30分くらい遅れて店に着くと、Dragon9が先に演奏していた。客席のモリトが酒を片手に近づいてきて「カンナ(ex:Bleach)最高やっさ」と耳元でささやく。


バンドは終わりにさしかかっていて、2曲しか聴けず。次の機会にもう一度じっくり聞いてみたい。

さて、マルチーズロック。最近音がだいぶ整理されてきて、すっきりしてきた。練習もしている感じがうかがえて、現メンバーでのバンドとしてのカラーがくっきりしてきた感じがする。


マルチーズロックも変遷を重ねているので、久しぶりに見た人は戸惑うかも知れないが、これはこれで好きだ。

ただ、まだ整地がすんでいる段階で、雑草もなくすっきりしすぎている庭のような感じ。たぶん、もう少し時間が経つと、雑草やらこけがは根張ってきて、良い風情になってくると思う。

次のライブはたぶん、5月27日のこまっちゃクレズマのオープニングアクトの時だと思う。6月には今シーズンの栄町屋台祭りも始まる。こうしたライブを踏みながら、バンドとしてのパワーというか、コシが出てくる事と思う。

楽しみです。

追記:
ライブハウスOutput、1周年おめでとうございます。ライブハウスらしい良い店だと思います。このスタイルは大変だと思うけど、沖縄では貴重なので、がんばってください。

第5回 コザ・てるりん祭

2013-03-21 19:28:00 | 箆柄日記
第5回 コザ・てるりん祭の出演者及びプログラムをいただいたので、掲載します。

しかしまあ、これだけのメンバーですから、予定通り進むことはないでしょう。目安と思った方が間違いないと思います。

■第5回 コザ・てるりん祭
 日時:2013年4月14日(日)
    13:00~21:00ころ
 会場:沖縄市中央パークアベニュー
 料金:入場無料
 問合:コザ・てるりん祭事務局
    TEL 090-6861-3434
    MAIL info@terurinsai.com

■プログラム
13:00 幕開け:かぎやで風
13:05 司会:玉城満/藤木勇人
13:15 三上亜弥
13:25 HIKARI
13:35 カラハーイユニット
13:50 島袋辰也
14:10 ナオユキ
14:20 知念こずえ
14:40 やちむん(奈須重樹)
14:50 玉栄政昭
15:10 松田一利
15:35 ひがけい子
16:00 とぅるるんてん
16:25 照屋林賢・名嘉睦稔
16:40 上原知子
17:05 仲本興次
17:25 宮沢和史
17:50 前川守賢・饒辺愛子
18:25 仲宗根創
18:50 大城美佐子・堀内加奈子
19:25 よなは徹
19:50 山里ユキ・饒辺勝子
20:15 松田弘一
20:40 園田青年会

登川誠仁さんの訃報が届いた

2013-03-20 11:09:00 | 箆柄日記_オーャ
今朝ほど、登川誠仁さんの訃報が届きました。

もうずいぶん前から体を壊されていて、好きなお酒も断ち、それでもステージに立つと唄三線はもちろん、太鼓に三板、カチャーシーで踊ったり、元気な姿を見せ続けていました。

特に、ここ数年は、可愛い可愛い孫のような、仲宗根創君たち後進に、少しでも何かを伝えようとするように、むしろ一時期よりも勢力的に、そしてきっちりした演奏を心がけているようでした。

「唄三線と、タバコだけはどうしても止められない」。バイオレットをくゆらせながら臨んだ『デュエット』のレコーディング現場でも、創君や堀内加奈子さん、共演者の大御所・大城美佐子さんにまで、一所懸命に民謡の大切なところを伝えようとしていました。

個人的には、『歌の泉』(2010年4月発売)の取材でご自宅にお邪魔してお話を伺った時のこと、そして何より最後の録音となった『デュエット』の現場に立ち会えたことは、忘れられない思い出となりました。

嘉手苅林昌さん、照屋林助さん、そして登川誠仁さん。月並みな表現ですが、戦後沖縄の民謡界をもり立てた三つ星が、そろって天に召されてしまいました。三人揃っての毛アシビ、すごいだろうなぁ。

いつかその毛アシビにお邪魔したいものです。だってセイグワーさんは別れ際に、「近くに来たらまた遊びに寄りなさい。ホントにいいよ。居ないかも知れないから、電話してから来なさいね」って言ってくれたのですもの。

私はまだ近所に行くことはないと思いますが、その時は電話してから行きますね。


ご冥福をお祈りいたします。合唱。




琉球フェスティバル2013 東京開催決定

2013-03-08 09:56:00 | 箆柄日記
琉球フェスティバル2013 東京の開催決定。情報解禁日となりました。琉球フェスティバル2013大阪の情報は[こちら]

●琉球フェスティバル2013 東京
日比谷野外音楽堂
日時:2013年7月14日(日)
   開場15:15 開演16:00
料金:前売 6,800円 (全席指定) 当日 7,300円 (全席指定)
問合:M&Iカンパニー TEL 03-5453-8899
出演:喜納昌吉&チャンプルーズ/大工哲弘/パーシャクラブ
   夏川りみ/よなは徹/池田卓/きいやま商店/サンサナー 他
   司会:ガレッジセール