映画報告・その27：オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン

ミュージカル仲間のれんとんさんのおすすめで、

THE PHANTOM OF THE OPERA at the ROYAL ALBERT HALL
（「オペラ座の怪人」25周年記念公演inロンドン）

をWOWOWで見ました

オペラ座の怪人を初めて見たのはこの映画でした。
素晴らしすぎて、デラックス版のDVDボックスを購入したほど気に入りました。

これとほぼ同じタイミングで劇団四季版を見に行ったのですが、
もうあらゆる意味でものすごい衝撃を受けました
良席だっただけに、真上に現れたあのファントムは・・・軽くトラウマになりました
特に映画版のジェリー様＠ファントムと比べてしまうと。。。

ということで、生の舞台を見てみたいな～と思ったらおあつらえ向きの映画が

それが今回の25周年記念公演の映画化作品です。
（公式サイトはコチラ。）
実際に映画館で公開されていて、
ロンドンのアルバートホールで開催された25周年記念公演の模様と、
たっぷりのスペシャルカーテンコールの模様を網羅した、
たっぷり3時間にもわたるまさに舞台の完全映画化と言える作品でした

ステージは豪華絢爛。
大型スクリーンも駆使して視覚効果は抜群です。
キャストもそれぞれが素晴らしく、
特にロンドンだからか、ロイヤルバレエ団のプリンシパルがバレエのシーンで登場したり、
これは本当にこれを見るためにロンドンに駆けつけたいと
思わせるスペシャルな作品でした。

やっぱりキャストが本業の舞台役者たちなので、
（WOWOW製作の冒頭インタビューフィルムで簡単な経歴が紹介されてました）
映画版キャストも上手いと思ったけど、
あの演技力と歌唱力は異次元で、鳥肌はもちろん、涙も止まりませんでした

最後のカーテンコールでは、アンドリュー・ロイド＝ウェバーを初め、
オリジナル（ロンドン初演）版の製作に携わったチームや、
オリジナル版のキャストのほか、
カナダ、オーストラリアの初代ファントムと、
ロンドン版ファントム2人、
さらにオリジナル版ファントムのマイケル・クロフォードと、
オリジナル版クリスティーヌのサラ・ブライトマンまで登場
観客のボルテージが最高潮に達します

サラがThe Phantom of the Operaを歌い、
ファントムの部分は歴代ファントムたちが交代で歌いあげます。
25周年版クリスティーヌ役のシエラ・ボーゲスも
サラ・ブライトマンに引けを取らない歌唱力だと思いましたが、
やっぱり25年たった今でもこれだけ歌えるサラは神だと思いました
（歌い出しはちょっと怪しかったけど、歌ううちに完全にクリスティーヌになってました。）
歴代ファントムたちが順番に「Sing for me!!」と歌いますが、
それでサラの美声がとどろくんだから皆気持ちいいだろうなあ
そして続けて歴代ファントムが競演するMusic of the Night。
おじいさんになってても十分歌唱力があったり、
一番新しそうなロンドン版のファントムは声が高くてまた印象が変わったり、
本当に夢のようなひと時とはこのことですね

アンドリューがサラを紹介する時に「My Angel of Music」と紹介していて、
あの愛情たっぷりのまなざしなど見ると、まだサラのことを愛してるんだろうかと思ったり。
あっという間の3時間でした。

4月にも2回放送されるようなので、オペラ座ファンの方は必見です
（WOWOW番組情報はコチラ。）

・・・ちなみに、頭がすっかりオペラ座モードになったので、
久々にMP3に映画版サントラを落として通勤のお供にしてみたところ、
25周年キャストの歌唱力と比べると全体的にかなり物足りなかったので、
25周年版のサントラも購入しちゃおうかと思案中です