きょう転勤した長男が突然帰ってきた。というか、ちゃんと前もって電話で「月曜日に帰る」と聞いていたのだが、勝手に来週かと思い込んでいたのだ。
でもきょうの昼間長男から電話がかかってきてた(私は話してないけど)ので、これはひょっとしてきょうかも、と思い、一応布団を干したり、アサリ(長男はアサリの味噌汁が好きなので)を買ってきたりしてあったのだが、よかったよかった。
お土産をもらった。『東京ばな菜「 . . . 本文を読む
きょうは天気がいいので、亀緒君を庭に出した。
水槽に手を入れて、亀緒君の前で掌を上に向けて「お庭に行くよ。お庭、お庭」と言うと、わかったのかどうかは知らないが、また前足を伸ばしてふるふるさせながら指に触り、とにかく手に乗ってきた。タオルでよく甲羅や足を拭いてから庭に連れて行く。少し風があるので、濡れていると寒いだろうし。
芝生の上を歩かせたり、膝に乗せて椅子に座ったり、30分くらい日向ぼっこす . . . 本文を読む
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近々ちょっと用事があって遠方(私としては)に出かけるので、その準備をする。どの列車に乗ればいいか、駅の構内はどうなっているか、駅周辺はどんなか、宿泊するホテルにはどうやっていくか、などなど。私は相当な方向音痴なので、こんだけ地図を用意してもおそらく道に迷うことだろう。
まあ、わからなかったら、東京には私よりはるかにしっかりした妹が住んでい . . . 本文を読む
会社から出たところで足を止める。亀だ。
甲羅の長さ20センチ以上はありそうな緑がかった灰色の亀。そいつが電柱の陰からこちらを覗いている。近づくと、亀は亀とも思えぬ速さで逃げ出した。思わず後を追う。亀が向かっているのは、ちょうど私の家のある方角だ。
いくら速いといってもそこは亀なので、追いつくのは簡単なのだが、亀がどこへ行こうとしているのか知りたくて、亀の歩く速度に歩調を合わせる。家か . . . 本文を読む
真夜中聞こえてくるのは
亀の甲羅が水槽に当たる音
呼ばれているのかと思い
そっと水の中を覗く
眠っている
前足を投げ出し目を閉じ
鼻先に小さなあぶくをつけて
誰かに必要とされることでしか
自分の存在を確かめられない
そんな人間は嫌いだから
自分を好きになれない
水音がする
少しずつ夜があふれてくる
亀も夢を見るのだろうか . . . 本文を読む