世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

独り 悦にいる

2014-12-11 | oud








お腹が膨らんで 弾けなくなったけど
なんとか リペアしたウード

そう あの
サーティデン・サンディのイラクタイプのウード

指板に ゆりの花のステッカーを貼ってみた







かっけ~

なんて 独り言をいいながらね ・・・・

黒檀の指板に ゆりの花がいい感じだよな~







なんか 抱いて弾くのも ウキウキしちゃうよ





ただ今 samai ajam を練習中
なかなかうまく弾けるようにならんけど
まぁ 楽しんでいるよ








帰ってきたお wwww

2014-11-23 | oud








前回に載せたギター JY-45を
今日の午後から楽器屋さんに持っていった

そしたら
前にお腹が出てしまったウードが修理を終えて帰ってきた

と 言っても
フロートブリッジを同じ形で3mm高くして作って欲しい
と 頼んだだけのこと







これがフロートブリッジね

早速 試し弾きしてみた
前のブリッジは 音がよく響いてよく鳴るんだけど
こちらのブリッジは
音が適度にしまって どちらかというと深みのある音がする

やっぱり 日本人が作ったからかな ・・・・

なんて 思ってしまった


まぁ うちに帰ってこられて
なによりなにより ・・・・







らまばぁだ

2014-08-17 | oud








アラブの音楽に興味を持ったのは
と あるコンサートで ジャンベを叩いているところを見たから

実は ジャンベはアフリカの太鼓なんだ

それで ジャンベを youtube で見ていたら
アラブの太鼓 ダラブッカに出逢った

太鼓自身がお洒落だし
リズムも文化的に洗練されている
でも なにか神秘なところがある

それで ダラブッカを叩くようになった

アラブのリズムを叩いているうちに
「 Lamma bada yatathanna 」
と いう曲に出逢った

初めて聴いてスキになって
その曲を弦楽器のウードで弾いてみようかな~
なんて 思うようになった

でも ウードを教えてくれる人もいないし ・・・・

でも 独りでぼちぼちやればいいか~

なんて 思ってやり始めた

まぁ 無師独悟 みたいなもので
なんか 私のスタイルにあっている

それで この休みの間に 演奏して録音してみた
相変わらず 歌はヘタ

ここまで弾けるのに 3年ほど経ったかな

うまくは なりたいけど
歳を取りながら
楽しんで弾ければいいと思っている







      ウード       サーテディン・サンディ   
                ダラブッカ・ダフ  ウェーブドラム オリエンタル (コルグ)
         フルート       打ち込み シンセサイザー
ボーカル           まあ


 


鈴懸の道

2014-07-20 | oud








4月下旬に買ったウード

トルコから日本に来て
すぐに この国特有の湿気にやられまして
ボティが膨らんでしまいました

それで 5月2日から
木とボルトで締め付けていました

今日は 久しぶりに様子をみました

だいぶ 良くなっていますが
楕円形のガードところが まだ膨らんでおります


と いうことで

また しばらく 締め付けの日々が続きます


といっても 放置のしたままなんだけどね ・・・・

いつ 弾けるようになるのやら








おいらのお腹みたいに ・・・・

2014-05-03 | oud








サーディテン・サンディ
イラクタイプ バシールモデルのウードを手に入れた

発注してから約一ヶ月
4月20日くらいにウードが着いた

響きが良くて イイと思っていたが
その後 2~3日 天気が崩れて雨が降った







そうしたら ホール付近が膨らんできた

最初は なんで膨らんだのか解らなかった


なぜ おいらのお腹みたいに膨らむのだ

解せぬ  







ホール付近で 弦高が4mm しかない
今日 弾いてみたときは もっと膨らんでいて
弦を弾くと ボディに弦が接触して 音がビビる ・・・・

原因は たぶん湿度が多いので
木が湿気を吸い込んで変形したもとと思われる ・・・・


まぁ 砂漠の楽器だからねぇ~

乾燥したところから 湿度の多い国にきて
すぐに まとまった雨に降られたら
ウードの木さんも たまらんのだろうねぇ







ほかっておく訳にもいかないので
何とかしようと考えた

この国で ウード 売っているところも少ないしね
ましてや 職人さんもいないこともないけど
ウードを直せるのは 僕の知っている限り一人だけ

まぁ 自分で出来るだけ 直すしかない





木は 圧力をかけると 曲がるのは知っている
盆栽なんかも それで形を作っているしね

それで 自分でクランプを作って
膨らんでいる部分を締め付けようと考えた ( エヘン  )
しばらく 締め付けておけば
膨らみも凹むだろう

上のふぉとが そのパーツね ・・・・







まず ベニヤで箱を作った







ウードのボディの裏は球面ぽくなっている
その部分を ボールといっているよ

ボディの表と裏から 木を挟んでボルトで締め付けよう思っているが
ボディの裏のボールの部分に木を当てると
ボールの一点に締め付けの力が掛かるので
ボールが割れてしまう

ウードのボールは薄い木で
何枚も継ぎ合わせて球面を作っているので
力が加わると 簡単に割れてしまう

とうしたらいいか 考えてました

それで

上のふぉと のように
箱に砂を入れてボールの球面にかかる力を
なるべく広い麺 ・・・・ ぢゃない
広い面で受け止めるようににしました







ボールを傷つけないように 布をひいて ・・・・







ウードを置きました

なるべく ボールが砂に接する面を広くします







箱の下に クランプの下の木をボルトを通して
セットします







ウードの表面にタオルを掛けて
クランプの上の木を置いて
ボルトにナットをつけました

ここで ナットを回して締め付けていくのですが ・・・・

膨らんでいるところが よく見えないので
どのくらい 締め付けていいのか
見当がつきません







そこで クランプの上の木の真ん中を手で押してみました

力加減が分からないの もうヒヤヒヤ ・・・・

ミシッ とか パキッ と木の割れる音がすると
もう アウトです

それで 別の手で ナットを回して締めてみました
何回か 同じようにして締めました







そのあと モンキーレンチで もう少し回してみました

クランプの下のところで定規を当ててみたら
ボディが ほぼ真っ直ぐになっているので
このくらいで いいかなと判断して ・・・・



 



箱をみたら 箱とネックが当たっているので
ネックの当たる面は 取り外しました

なんか ・・・・

箱の側面はいらないみたい
下の面さえあれば いいのかな ・・・・

まっ いいや


それで 隅っこの邪魔じゃないところに置いて
おしまいです

2ヶ月ほど ほかっておこうと思います


さて どうなるでしょう








フロートブリッジ

2014-04-26 | oud








前に書いたことがありますが ・・・・

去年 自分の誕生日の祝いに
自分にプレゼントした ウードのことであります

フロートブリッジを代えたのですが
最近 3コースの D音が ビビるようになりました

あっ  上のふぉとが フロートブリッジね


それで いつも行く 楽器屋さんの
ギターの女神様 まりちゃん に相談いたしました

それで フロートブリッジを作ろうという話になり

最初は 手前ふたつのように
木材の上に牛骨をつけるようにしたのです







そしたら 職人さん

ピックギター のブリッジは木で出来ているから
別に 木で作れば いいんじゃない~

なんて のたまったのでしょうか
木で作ってしまいました

あっ  それが上のふぉとね ・・・・

見てみると 黒檀で 丁寧に作ってある

お~っ なかなかいいじゃん~







早速 弦がおさまる 溝を削りました

実は 出来てきたときに 浅く溝が付けてありました
職人さん ついつい付けてしまったのでしょうね~

結局 その溝の通りに ・・・・

ちょっと 外側めにヤスリで削ったのですけどね

その時 この職人さん
たぶん ウードも見たことないのに
見本のブリッジ見ながら 寸法を考えたのだろうなぁ~

まぁ ごくろうさまでした

という 気持ちになってしまった

フロートやナットの溝入れって
音が決まってしまうから
自分でやろうと思っていたけどね

まっ 結果オーライでした







ついでに 新しい弦を張ることにしました







ペグもペグコンポジションを塗り直してみました







2コースと3コースの1弦を張ったところでございます







張り替え 終了~ wwww







フロートブリッジ付近

ピタッと付いているようだけど
横にして 電灯をみたら ブリッジの中央部から
光が漏れていた

ふふふ ・・・・

音は 夜も遅くなったので あまり本気で出せなかったが
牛骨が付いているものより
深く 落ちついた音がするみたいだ


明日 元気にがんばって 弾いてみましょう




bone nut

2014-01-25 | oud








寒いと少しばかりウツ気味になってしまう

あの カラッとして 無機質な明るい晴れた空
そして 寒い日々

なんか ヤダな ・・・・


それで じゃないけど

ウードのナットを換えてみた

上のフォトがナットね

ナット って ヘッド部分の弦の当たるところです 







ナットをとったところだけど
ここの部分にあるのです

それで このナット
少し高いので 当然 弦の高さが高くなる

そうすると 指に力が入って
変な格好で弦を押さえるので
指が痛くなってしまう ・・・・

それで 弦の高さを低くしようと
ナットを換えることにしました

あとね

このナット ちょっとザツに作ってあると感じていた

あちらの人って けっこうザツなところ ・・・・

いや 言葉をかえれば
オオラカなところがあると思う






それでね ウードのナットが手に入れにくいので
ギターの牛骨ナットを加工することにしました

まず 長いので
ウードに付いていたナットの長さにカットした

最初に ノコギリで切ろうとしたけど
堅すぎて歯が立たない

まぁ 堅いのは とてもウレシイけどね ・・・・

それで ジスクサンダーで削ることにした

サンダーで削ったら
骨が焼けて タンパク質が焦げる臭い

タマゴの白身を焦がした臭いが 部屋にこもってしまい
たまらんかったです







でも なんとかカットしました 







さて そのあとは
弦が当たるところを曲面に削ります

鉛筆で 削る部分を書いてみました







これも ジスクサンダーで荒削りをしてみました

今回は 屋外で削りました







それで ペーパーで仕上げね ・・・・

下の黒いのは サンドペーパー 800番です







曲面 仕上がりました ~







それで 弦が当たるところに
弦を止めるためのスジ 溝を掘ります

まず 溝の位置を決めます

鉛筆で 書いてみました

弦の間が 2mm
コースの間が 3mm

で マーキングしてみました







両ヤスリと丸ヤスリで 曲面を削っていきます

って もう削ってしまったフォトですね ・・・・


前のナットは 弦の間とコースの間の寸法が
バラバラでした

それと 溝の向きも歪んでいたりして ・・・・

まぁ これも国民性なのかなぁ~
なんて 思って済ましてます







気合いのスジ彫り~っ

0.5~1mm くらいの幅だと思います







ウードに取り付けてみました

とってもイイかんじです


音は ですねぇ~

前に比べると 堅くて立ち上がりがよく
響きもよくなりました

それでもって 伸びがいいのですよ

下の動画のような感じの音がスキなのですが
それに 近くなったので
とっても 満足しております



 







Turkish Oud

2014-01-12 | oud








ウード また買ってしまった ・・・・

まぁ その分だけ ギターが少なくなっているけどね

今度は ホントにいいものをと 思って
気合い入れて 買ってみた

アラブウードが欲しかったけど
いいのがなかった
それで 前から気になっていた
トルコウード を買った







指板が カッコイイ~







それで 今日は朝から弦の張り替え

トルコウードは アラブウードより音が高め
弦もちがう

それで まあさん
今回は トルコウードにアラブウードに使う弦を張ってみた

僕は トルコウードには 音の低い方から
D G B E A D
と チューニングしている

アラブウードは 音の低い方から
C F A D G C
に チューニングしている

なんか CFADGC が
一番 僕の感覚にピタッとくる

って いうか

弦を撥ねたときの音の色が
独特の色気があって 気持ちイイ







弦を張っているときのペグボックスね~







弦 張り終わり~

音は 一音一音 張りと透明感があって
響きがイイ

それで 各弦の音のバランスが
とてもイイ





もうすぐ定年だからね

いいものを買えるうちに買っておかないとね ~




ロゼッタ つけ直してみた ・・・・

2013-12-28 | oud








カビキラーは キライだ

あの 塩素の刺激臭で頭が痛くなる

今日は カビキラーでお風呂を洗っていたら
塩素でラリってしまった

それで 調子はイマイチ ・・・・ 





まぁ それはそれとして ・・・・

ニカワのボンドが届けられたので
ロゼッタの接着作業を再開

上が そのニカワのボンドね







小さいホールにつけたロゼッタ

こんな具合のロゼッタに糸をつけて
接着する面をピタッとつける

この物差し 結構使い勝手がイイ
弦高を測るときも よく使う







中央の大きなロゼッタに糸をつけた様子







小さなロゼッタが接着できたので
真ん中のロゼッタをつけている様子

ニカワボンドをつけて ホールの中に入れて
糸に物差しを通すのに
何回か失敗して けっこう手間がかかった







ロゼッタの接着 終了~


それで 今日は弦を張った







まず ペグ ( 糸巻き ) に ペグコンポジションを塗る

バイオリンのペグコンポジションだけど
木で出来たペグにかわりないから これを使用している

これを塗ると スムースに巻くことができる







2・3・4の下・5の下 の弦を張ったところで
塩素でラリったのが キツくなり 少しダウンした







これ ペグボックスね

手前の方から巻いていくから
3の下 2の下 3の上 2の上 ・・・・
という 具合で弦を張っていく

1弦は 一番奥のペグに巻く
手前に巻くと
弦の角度が急な角度になり 調弦しにくいから
ということです







しばし睡眠のあと 作業再開し
無事 張り終わりました



お休みの日 その2

2013-12-23 | oud







今日もお休み ・・・・

娘は 介護所に通所するので 私 独りで家にいました

前回とは ちがうウードで ロゼッタがはがれかけているので
直そうなんて 思いつきました

ロゼッタ って
ウードのホールに 貼ってある模様のついたフタみたいなもの

これで ウード独特の音が作られるのかなぁ
なんて 思っている

前に弾いていたら ロゼッタがはがれかけているのを見つけて
気になっていたのだが
ものぐさで 直さずにいた

それで えいっ やあっ

と 気持ちだけは気合いを入れて
はがれかけていたロゼッタをはがしました







向かって 右側のロゼッタもこの通り はがれてます







それも この通りはがしましたよ







はがしたロゼッタは 接着剤 ( たぶんニカワかな? ) がついているので
それを とろうとあれこれ道具とかサンドペーパーとか
使ってがんばったけど
最後は プラモデルで塗装に使うシンナーで拭いたら
きれいにとれた

けど 少しばかり ラリってしまった

ウードのホールの裏側もキレイにして ・・・・


それでね

お昼に ネットでニカワのボンドを買ったので
それが届くまでは 作業は中断ということで
また 後日ね







お休みの日

2013-12-21 | oud








何もする予定がない お休みの日

久しぶりに バシールモデルのウードを弾こうと
チューニングしたら 一番下の F弦がプツリと切れた

まぁ F弦が切れることは よくあることです

今 このウードのチューニングは
ハイアラビック っていうチューニングで
低い方から F A D G C F です





それで

昼から ヒマなもんで 弦を張り直してみた

今回は ノーマルなアラビックチューニング
低い方から C F A D G C ね

それで ウム・クルスームの 「 Alf Layla Wa Layla 千一夜 」
なんかを聞きながら ちんたらちんたら やり始めた







ペグに弦を巻くのも だいぶ慣れてきた

最初は ひとつひとつ確認して
どのペグがどの弦が 分からなかったけど
最近は チャッチャッと巻くことができるようになりました

巻き方も まぁキレイに巻けるようになった

それで ノーマルなアラビックチューニングだけど
こちらの方が 弾きやすい

って いうか

やっぱり 慣れているからかな ・・・・

それと ポジションをシールでマークしてたけど
だいぶ前にとってしまった

これも 慣れで
ハイポジションは まだまだだけど
ローポジションは それなりに音程がとれるようになりましたよ






千一夜 ・・・・

この曲聴いてから 自分の太鼓の叩き方が変わった
あきらかに 変わったよ




happy birthday to me ~ ♪

2013-03-31 | oud








三月は わたしの誕生月

ふと 自分に誕生日のプレゼントを贈ってみようと思い
欲しかったウードをプレゼントしてみた


まぁ ウードを買うための口実でもあるが ・・・・

でもね・・・・  いいよね ・・・・

と いうことで
ちょっといいウードを買ってしまった

エジプトから送ってもらったので
少し誕生日より遅れたけどね


それで そのウードはね
前から欲しかった バシールタイプのウード

弦がボディの後ろに付いていて
フロートブリッジの上を通っている

クリヤーで伸びがある音がする







フロートブリッジのふぉと

木の間に たぶん牛骨だろうかなぁ
それが挟んである

けっこう 細かい細工だよね


バシールタイプっていうのは
ムニール・バシール というウードの巨匠が設計した形

ギターに近い音が出るというけど
ウード特有のくすんだ感じ音は うすれていくと言われている







ペグボックスのフォト

ペグ ( 糸巻き ) は 黒檀で作ってある
例によって 自分でフレットマークを貼ってみた


飾りっ気のないシンプルなウードだけど
こんなのがスキだなぁ


今日で三月も終わりだけど
独りで歌う

happy birthday to me ~

でした









samai nahawand

2013-02-10 | oud









上のふぉとは ウード っていう
アラビアの弦楽器

引っ越しする前に 弦が切れてしまったけど
そのままにしておいた

それで

ヒマをもてあましていた今宵
弦を替えてみようと思いたった ・・・・








この ウードっていう楽器
ギターみたいにフレットがないので
弦を押さえるところが
よく分からない

それで
指板の上の方に
赤いシールを貼って
フレットマークを付けてみた

多少 邪道の感はありますが ・・・・








弦を張り終わりました

軽くチューニングをして
弦をなじませます








これは リーシャといいます

これで弦をはじいて ウードを弾きます
これは まあさんお気に入りで
鹿の角を薄く切ってあるものです







ウードは 歳をとってからの楽しみで 弾いていたい
と思っている

だから
今は うまくなることをあせらない

ゆっくりと 楽しんで
弾いていたいなぁ