言葉にならない想い
言葉に出しても想いは伝わらない
ホントに面倒なものだ
恋愛という感情は ・・・・
でも 誰かに求めてしまう
自分を解っていてほしい
自分を見ていてほしい
人生と闘っている夜
さみしがりや には
あまりにも 独りが辛すぎる
たとえ
月が やさしく見守ってくれようとも
人のやさしさがほしくなる
人に
依りかかりたくなる ・・・・
Un Sospiro
一番下の娘 咲耶 ( さくや ) は
この12月で二十歳になる
それで まあ父さんは
娘の二十歳の記念写真を撮ってもらった
身体が不自由だから
成人式には着物で参加できない
だから
せめて記念写真でもと思って
早めに撮ってもらった
着物のことはよく分からないから
写真館の方にひとつひとつ聞きながら
用意していった
それで 何とかなりました
もう 二十歳かぁ~
母親がいなくなって5年経った
そのあいだに
すっかり大人になった
これからの人生も楽じゃないし
むしろ
苦しみばかりの人生だろうね~
でも ・・・・
最後まで 突っ走ろうぜ
My Girl
枯れた土地に バラの花 一輪
まわりには バオバブの木の芽が ・・・・
バラは バラで懸命に生きている
僕は 僕で バラと仲違いをしてしまった
空間と時間に制約されたこの世界
想いがとどかず
僕は なみだする
そのなみだが 砕けて
陽のひかりを通して
虹ができた
その虹が架け橋となって
あなたのこころに やさしさが流れ込む
バラの棘も かわいらしく感られる
この頃だ (笑)
たしかに 大切なものは目に見えないよね ・・・・
永遠
咲が トラブルを起こしているそうだ
施設で 朝礼の時
司会の人の挨拶の声が小さいとか
いろいろとクレームをつけるそうだ
そのくせ
思ったことはすぐ口に出すし
自分の思ったことを何回も繰り返して言う
そんなことがあって
最近 クレームをつけられた司会の人
この人は 40歳になる男の人だそうな ・・・・
その人がキレてしまい
逆襲にあった
そこで 僕は施設の方に
いい人生勉強ですから
辛い思いもさせてやってください
って ホローを頼んだ
それで
いろいろと追い詰められているせいか
家の中で反抗的になってきた
あまりにも自己チューなので
僕は 昨日からシカトしている
そうしたら
今日の午後2時過ぎ
部屋のベットでゴロンとしていたら
咲が部屋に入ってきた
謝るきっかけが作れなかったけど
勇気を出して来たんだな~
って直感で分かった
それで
ベットのすみを空けてあげた
そこに咲が背中を向けて寝転がってきた
辛い思いしているのだろうなぁ~
って 思ったから
後ろから抱きしめてやった
しばらく無言の状態が続く ・・・・
ポツンと一言
「 ごめんなさい ・・・・ 」
「 はい タコ焼き食べに行こうか? 」
「 うん 」
と 言うことで タコ焼きを食べに行きました
店に行く時
ずっと 腕を組んできて
いつもより ベタベタしていました
彼女も闘っていて
辛い思いをしているんだなぁ~
と 思って
そのベタベタを受け入れてあげました
でも
体は二十歳で
精神的には幼稚園程度の娘の
ベタベタを受け入れるのは
独り身の男性には
ちと 辛いところがある ・・・・
ひとねむり
マーラー 交響曲5番 第5楽章
すべてのものを亡くして
深い悲しみの淵の中に
心が落ちていく
今日までの栄光とよろこびが
すべて消え去り
息をするのも絶え絶えに
夜の闇の中を のたうちまわる
絶望の中で 眠れぬ時を過ごしていく・・・・
それでも 朝がきた
昨日の闇を忘れさせるための
愛の想いに満ちた 朝が来た
鳥がさえずり
朝霧が森をやさしく包み込む
静寂が支配する新たな旅立ちの時に
僕は満身創痍の心を励まして立ちあがる
そう
勝利への行進を始めるために ・・・・
絶望の淵より煌めく明日へ向かうための勝利への行進
やまない雨はない
明けない夜はない
きっと きっと いつの日か
光り輝く日々がくる
その日に向かって
ただ ただ 進んでいく
愛と人を信じるこころだけを持って ・・・・
そして
そのように生きることが
僕の本当の姿と信じているから ・・・・
とうめいで穏やかなAdagioがおわり
一瞬 静寂が場を支配する・・・・
ホルンが穏やかにやさしく長い音で入ってくる
続いて第一バイオリンのかすかな響き
再びホルンが アレグロで鳴り響く
朝をつげるメロディー ・・・・
そして
ファゴット オーボエが
その呼びかけに応えて
やさしいメロディーを奏でていく
高原のさわやかな朝を思い出させる前奏
最終部
金管楽器の力強く勝利へのコラール
木管と弦楽器の躍動的なハーモニー
このフルオーケストラの響きの中で
人生の中の闘いに勝利していく決意
天上からの熱き想い
自分を 人を 人生を 愛を信じ切っていく こころ
それらを確認し 勝利への行進をはじめる
マーラーの交響曲5番
第4楽章から第5楽章にかけて
僕が観じるもの
神秘さ
かなしみ
穏やかさ
やさしさ
とうめい感
そして それらのものを
沈黙のうちにのみこみ
愛するために力強く生きていく決意
光に向かって歩いていく決意をする
そのようなものを観じる
Symphony No. 5: Mov. 5 - Part 1 of 2
Symphony No. 5: Mov. 5 - Part 2 of 2
久しぶりに 「 かってに万葉 」 をやります
今回は額田王の歌
相聞と挽歌 ひとつづつです
知性というのは
自分を良く見せるための飾りとか
自分を守るためのヨロイとか
知らないあいだに そう思っていたのを
しばらく反省していました
なんとか
僕なりに落としどころが見えてきて
落ち着いてきたので
今日は やります
君待つと わが恋ひをれば わが屋戸の
すだれ動かし 秋の風吹く 488
巻第四
かからむの 懐知りせば 大御船
泊てし泊りに 標結はましを 151
巻第二
きみまつと わがこひをれば わがやどの
すだれうごかし あきのかぜふく
かからむの おもいひしりせば おおみふね
はてしとまりに しめゆはましを
あなたを待っていて 恋しさが胸をかすめていった時
秋の風が 家のすだれを動かした・・・・
あなたがお隠れになってしまう そんなあなたの
お気持ちが判っていたなら
あなたの乗られる船を 標に結んで
出られぬようにしておきましたのに・・・・
二つの歌は 天智天皇のことを詠った歌
額田王の天智天皇への想いが感じられる
相聞の 「 すだれ動かし 秋の風吹く 」 なんていいよね
すだれが動いて天智天皇が入ってこられるかと思ったら
秋の風が家の中に入ってきた
そのあとの余韻 ・・・・
切ないね
僕も こんな思いしたことあるよ
挽歌は 言霊がやわらかで悲しみが
じわっと心に染みてくる
「 はてしとまりに しめゆはましを 」 なんて
口に出して読んでみると
絶妙な やわらかい言葉のリズムの中に
悲しみを感じるね
若い頃 大和和紀と思ったけど
天智・天武天皇 額田王が出てくるマンガがあったね
「 天の果て地の限り 」 とかいう題だっけ
何回か読んだけど ( 若い頃少女マンガはよく読んだ )
もう内容は忘れてしまった
でも 額田王がすごく可愛かったことを覚えている
天智天皇は すごくダンディで
天武天皇は 甘いマスクのイケメンだったような気がする
で 何が言いたいかというと
額田王は天武天皇を愛し その後 天智天皇を愛したのでは
ないだろうかと思うのです
この歌を読んで天智天皇の謀略で一緒になったしまっただけで
愛していなかったとは考えにくいし ・・・・
どうなんだろう?
この時代の恋愛感覚と
現代の恋愛感覚とは異なるだろうしね
だから
天智・天武天皇 額田王の恋愛・結婚の話を
現代の恋愛感情と一緒にして言葉にするというのは
僕は ちょっとごめんなさい
って言って パスしてしまう
でも額田王の歌は 言葉の響きは絶品だよね
これだけは まちがいない
天智天皇は飛鳥の都から琵琶湖のほとりに都を移した
遷都だよね
大化の改新以降 内患外憂の中で
この国の舵をとり続けた天智天皇
時に心を鬼にして 皇族を切ったこともあるだろうし
目をつぶって 心ない豪族に官位を授けたこともあるだろう
気が休まらない日々を送っておられたのだろう
その御心を慰めたのは琵琶湖の水面を飛び交う
水鳥だったのかもしれない
また船に乗り その水鳥たちを愛でて
心を癒されたのかもしれない
そのことを
その心を
額田王は 我が事のように思っていたとしたら ・・・・
そんな
僕の勝手な想像が
この挽歌のかなしみの色をより深めていく
月のしずく
昨日書いた 独り言の中で海の色の表現を直そうと
今日 一日 いろいろ考えた
ひまを装って つぎつぎと襲いかかる おまえの思い出
月曜の朝が持っている独特の淋しさ
潮風に晒された ぼくのひとり言
何度も真実を言い表そうとして 言葉よりも 心なんだと思う
雨あがりのきれいな空気と 水のにおい
瞬間にこめられた力と 快い汗
たまに香る 海のにおいと いつも聞こえる星のささやき
形式としての悪 自由 人生観 そして現代人の心情
白いズボンについた みどりの草の色
うとうととすごす 詩を書く時間
今日も もうすぐ いちにちがおわる ・・・・
1975.5.19 記
上の詩のよう なひとりごと
1975.5.19に書いたもの
18歳のときです
「 形式としての悪 自由 人生観 そして 現代人の心情 」
なんて 何が言いたかったのだろうと考えてしまった
訳わからんこと 考えてたんだろうね
魂の放浪なんて言ってね ・・・・
でも
言葉の感覚として
深いところを突いているような感じがするな
若いときの方が
真実がみえていたのかもしれない ・・・・
祭りばやしが聞こえる
K.ヤイリ JY-45
数年前に
再び ギターを弾きたくなって
いいギターを買おうかなって思い立ち
買ったギター
いつも行く 楽器屋なんだけど
この店 昔から店主が職人気質で
いい音をするギターしか売っていない
この時も K.ヤイリのギターを何本も弾いたが
いい音するギターがないと
出されたギターのことをグデグデ言ったので
( ヘタなくせに 音に五月蠅い やなヤツだと自分でも思う ・・・・ )
2代目店主が陳列ケースから出してきたのが
このギター
店主さん
マーチン系の音を勧めていたのだが
僕が みんなNGを出したので
ちょっとクセのあるギターだけど ・・・・
と いって出しきた
最初の一弾きで 気に入った
JY-45 ・・・・
ギブソンのJ-45のコピー版だろうね
本家ギブソンより 品のある音がするように感じるし
ヘタなギブソンのギターよりいいって自負している
もちろん アーティストモデル
1992年製
まだ ビンテージ物と言うには早いかな ・・・・
弦はギブソンのJ-200でミディアムを張っている
色はサンバースト
最初に この色が気に入ってしまった
J-45って ミスチルのアルバムを聴くと
それっぽい音をよく聴くし
あちらこちらで よく聴く音色です
マーチンの音とちがって
少しくすみがかっているけど
透明感があって響きがいいよね
それで ・・・・
このJY-45で歌ってみたのを
恥ずかしいけど アップしちゃいます~
曲は
吉田拓郎氏の 「 静 ( 花酔曲 ) 」です
僕の大好きな曲です
歌は ついでね ・・・・
ヘタなのは よく分かってます
でも ・・・・
最近 ヘタな歌を出すことが
快感になってきたみたい
グレゴリオ聖歌集
これ Adagioかな?
って思ったけど 僕がAdagioと決めた
若い頃
グレゴリオ聖歌によく救われた
辛い時 悲しい時 やるせない時 ・・・・
いつもこれを聴くと
こころがやすらいだ
若い頃の僕は
ひとりよがりの変わり者で
他の人と違う価値観を持っていた
だから
いつも 心の世界では孤独だった
そのときに
この聖歌は そばにいてくれた
感受性が強く
柔らかなこころが傷ついていたとき
この聖歌は
僕を優しく包んでくれた
結婚して子供が出来てから
あまりというか
ほとんど聴かなくなった
それは 家庭が
僕をやさしく包み込んでくれたからだと思う
最近
久しぶりに聴いてみた
やはり こころが安らぐ ・・・・
土曜日の静かな夜 ・・・・
少しばかり リズムのある曲に疲れて
グレゴリア聖歌を想い出した
うっすらと
闇の向こうにみえるもの ・・・・
きっと それが真実なんだろう
でも もう少し
この世なる雑音と戯れていたいような
気持ちもある
Veni Creator Spiritus
本日 有給休暇を取り
咲の障害基礎年金を申請するため
市の施設に行って
障害基礎年金診断を受けてきた
咲は今年の末で成人するので
これからは
この年金で生活していかなければならない
先生の診断は問診のみ
最初に
父子家庭であること
家事もすべて僕がやっているのか
ということを訊かれた
全部 私がやってます
と答えたら
大変ですね
と 言われた
そこで 僕はニッコリと笑って
はい 大変です
と 答えた
そのあと
いろいろと咲のことを訊かれた
そして 今後のことについて
僕は この年齢だから
どう考えても 僕は咲を残して死んでいくこと
そして その後のことは
社会に咲を託そうと思っていること
ほかの子供たちには
自分たちの幸せを優先して
咲のめんどうをみてもらうことは強要しない
僕が死んだ後の咲ことは
子供たちが考えて決めること
また
僕も将来のことを考えると
気が滅入って生活出来なくなってしまうから
考えないようにしていること
そんなことを話した ・・・・
施設から帰る車の中で
咲や家庭の事をやるようになってから
今までのことは 闘いの日々だったなぁ~
なんて 思った
何と闘っていたか・・・・
自分の寂しさとか
自分の運命とか
自分の境遇とか
そんなものと
見えないところで独りで闘ってきた
そして 今も続いている
死ぬまで
この闘いは続くのだろうなぁ~
と ただ漠然とそう思って
車を運転していた
上のフォトは施設で待ち時間に撮ったもの
ふたり じゃれ合いながら撮ったので
へんなアングルのフォトばかりでした
カフェ・グレコの午後
チャイナ・レストラン
米がない~ と 気がついて
まあさん 予定外の買い物へ ・・・・
それで イオンに到着
食事をした後だから
なんとなく甘いものが飲みたくなった
それで スタバへ~
今日は アイスのキャラメルマキアート
それで ミュージックは何にしようかな
っと考えて
モーツァルトのピアノソナタ
それも後期のヤツ
と 思い聴いてみた
でも ・・・・
今夜は
ヘタレ・モーツァルトだった
なんかたるい感じ~
それで クリームをいってみようと思い
ガンガンにしてクリームいってみた
今夜あたり Mozart幻想で
しっとりとしたかったけど
ん~ 残念
Cross Roads