三月は わたしの誕生月
ふと 自分に誕生日のプレゼントを贈ってみようと思い
欲しかったウードをプレゼントしてみた
まぁ ウードを買うための口実でもあるが ・・・・
でもね・・・・ いいよね ・・・・
と いうことで
ちょっといいウードを買ってしまった
エジプトから送ってもらったので
少し誕生日より遅れたけどね
それで そのウードはね
前から欲しかった バシールタイプのウード
弦がボディの後ろに付いていて
フロートブリッジの上を通っている
クリヤーで伸びがある音がする
フロートブリッジのふぉと
木の間に たぶん牛骨だろうかなぁ
それが挟んである
けっこう 細かい細工だよね
バシールタイプっていうのは
ムニール・バシール というウードの巨匠が設計した形
ギターに近い音が出るというけど
ウード特有のくすんだ感じ音は うすれていくと言われている
ペグボックスのフォト
ペグ ( 糸巻き ) は 黒檀で作ってある
例によって 自分でフレットマークを貼ってみた
飾りっ気のないシンプルなウードだけど
こんなのがスキだなぁ
今日で三月も終わりだけど
独りで歌う
happy birthday to me ~
でした
今日は暖かい日だった
それで 花粉が飛んでいるにもかかわらず
公園に太鼓を叩きにいった
陽気がいいのに誘われて
公園は けっこう人がいた
そこで 太鼓を叩いていたら
幼稚園くらいの男の子が
叩いていたアユーブのリズムに合わせて
くねくねと踊り出した
おもしろいので
マルフーフを叩いてみたら よろこんで踊っている
自作自演のクネクネダンス~
それで リズムを変えて
マクスームから太鼓のソロ
そしてまた マクスームを叩いてやった
一生懸命 踊っている
遠くで 母親が呼ぶので
太鼓を止めたら 親のところに
僕を振り返りながら帰っていった
ふふふ ・・・・
カワイイやつ ・・・・
「 オマエが オレの最初のダンサーだぜ 」
って サムアップして言ってやった
花粉で鼻とノドと目が痛い
心を穏やかにして 自分の体に
「 そんなに過敏に反応しなくていいよ 」
と いってみるのだが
少しは楽になるけど やっぱりダメ
春なのにねぇ~
イヤだね ・・・・
ひとつの懸案が片づくと
別の懸案がでてくる
まるで
片方を押さえると もう片方はふくらんでしまう
それて
そちらを押さえると またこちらがふくらむ
まぁ こんなときは
ひとつずつ とことんやるやってやる
って 腹をきめるに限るな ・・・・
それはそうと
このバンド けっこうスキなんですよ
この3月で 56歳になる
定年が60歳だから 定年後の暮らしを
よく考えるようになった
障害を持った娘のめんどうをみているから
あまり ガチガチの仕事もできないし
と いって 収入もある程度ないと生活もできないしね
やはり 不安はある ・・・・
でも まあ
どこかで野垂れ死にするなら
それもいいかも ・・・・
太鼓を抱いて 孤独死というのも
洒落ていていいかもしれない
若いときと ちがって
そんなに物欲もなくなってきたし
太鼓とウードとギターがあれば
やることはけっこうある
「 老とは若さも いつの日か
白髪となりて 過ぎゆくこと
ああ 青春の その時は
二度と 巡りくる ことはなし
汝の 後悔 先ならず
愚痴のみ 多き 日々 来る
すでに 恋なく 友情なく
学舎もなく 親もなし
振り返りみて
張り裂ける
胸の想いは 止み難し 」
最近 この言葉が
身にしみて 感じるようになった
若いときの煌めきとちがって
にぶい光を放って 生きていく人生
でもね
ものごとの 深いところまで観て
静かに優しく 与えていくことができたらなぁ
なんて 想うな