大津波のあと 悲しみに凍てついた大地に
妖精たちは 舞い降りた
その妖精たちは 春が早く来るようにと祈り始め
この大地を彩る花となるように
我が身を地中に埋めていく
その祈りの波動に気づいた小さな動物たちは涙を流した
その涙の一粒が砕け散り
お日さまの光りを受けて大地に虹を架けていく
小さな動物たちは それを見て祈り始めた
やがて祈りは 人々のこころにも届きはじめ
悲しみを抱きながもお互いを思いやり
奪われたことより 与えられることに感謝をして
日々の営みをはじめていく
慈しみや愛情 そして 信じるこころは どこからくるのか
それは 深い悲しみや苦しみの中で感覚として解ってくる
そして
おおいなる祈りの中で
すべてのものは 涙の中から歩き始めた
EPITAPH
えっと ・・・・
今日は 僕の誕生日
54になってしまいました
誰も おめでとうと言ってはくれず
自分でケーキを買ってきた
さみしい誕生日です
上のフォトは
最近パソコンや機材をそろえた
僕のDTMシステム
これで自分の曲を録音して作ったりする
これを
自分への誕生日のプレゼントにしておこうかな
Islands
悲しみが ・・・・
悲しみが ・・・・
悲しみが地にへばりつく
今の頃 北の方では
光りが少しばかり多くなり
うす紫の透明な空気の中で
人々は春の予感に こころをなごませる
その よろこびを破るように
因果の理法という神は
この地上をはげしく叩かれた
いかに偶業*といえども
こころ清く 優しく生きていた人も
愛の中に生きていた人も
この人生の幕を閉じられてしまう
この神計らいの中で
人々は何を学ぶのだろう
この地が 悲しみで包まれるとき
涙して途方に暮れる人々は
諸行無常の風に吹かれ
一杯の水を手ですくうように
自分の人生をすくい上げ 呆然として見つめている
ああ 悲しみが ・・・・
悲しみが ・・・・
悲しみが 地にへばりつく
この やるせなさをどうしようか
痛いほど肌を刺す
人々の悲しみを どうしようか
それでも 北の(まち)は
やがて 春が来て 花が咲きほころぶ
いかに 悲しみが深くても
やがて 春が来る
我もまた 愛する者を亡くし
呆然とした日々を過ごし 痛むこころで春を迎えたように
人々もまた
そのような春を迎えるのだろうか
突如として
悲しみがこころを切り裂く痛みを
顔色を変えずに感じていくのだろうか
この悲しみを
ただ祈ることしかできない僕は
この痛みに 思いをはせることしか
できないのです
Prelude Song Of The Gulls
* 偶業 (ぐうごう) 個人の業ではなくて、国民など団体が受ける業のこと
僕は貴女がほしかったけど
思い詰めて 家に引き返す子供のように
この気持ちを隠してしまった
でも
優しい微笑みとふつうの言葉に想いをのせて
貴女を慎ましく抱きしめたかった
だから 僕は言葉と聞こえないメロディーで
このoperaを演じることにしたんだ
それは 甘い妄想が許される
わずかなステージのひととき
春と冬とが交互に通り過ぎ
人々が忙しく行き交うステージに
貴女は上から降りてくる
それが このoperaの始まり ・・・・
そして
ありきたりの言葉の中で
このoperaは
終わるともなく終わっていく
あとは ごく当たり前の
普通の生活にもどっていくだけ
Easy Does It - Sister Moonshine
左手薬指のふぉと
ごらんのとおり 指がひん曲がったまま
腱の引っ張る力が弱くて
どうしても もとにもどらない
でも まぁ
ギターを弾くことができるようになったから
いいかぁ ~
1エーカーの土地を彼女に見つけてもらってください
Parsley, sage, rosemary and thyme
海と砂浜の間にある土地を ・・・・
そうしたら 彼女は
私の真実の愛となるでしょう
Scarborough Fair P. Simon/A. Garfunkel より
まぁ 僕もこんな感じの
世捨て人 っぽい人生だな~
Scarborough Fair