つらつらと書いてみようかな
前の 「満ち潮 」 は 妻が亡くなった前後に書いたもの
先日 久しぶりに その時書いたものを読んでみた
切実で ひたむきで 哀しくて ・・・・
なんとか
これからの人生の血路を拓こうと
懸命に書いたんだなぁ~
って 他人事のように思ってしまった
もう そんなふうに想うところまで
流れてきたんだね
それはそうと
さっき ケーブルテレビで 「 それが答えだ 」
っていう番組やっていた
マーラーの5番のアダージェットが流れてきて
やっぱり いいなぁ って聴き入ってしまった
この曲はね
神様が 人に与えた愛という名の音楽
だと 僕は思っている
いちばんスキな曲だな
Mahler - Sinfonia nr. 5 - Adagietto
満ち潮
引いていった潮が満ちてくるように
やがて幸せも満ちてくる
幸せが満ちてくるようにするには
愛を与えることだ
どんな逆境のなかにいようと
他の人に愛を与えることは出来る
愛を与えれば 幸福がひとつ増える
そうしたら 不幸がひとつ減る
地球がそれだけ幸福な星になる
そして
潮が満ちてくる
愛が満ちてくる
幸せが満ちてくる
日曜日の夜
なんか 書こうかなと思って
思いつかないまま 書こうとしている
あっ 上のフォトはアラビックな楽器ね
かと言って最近はアラビックな音楽の話がほとんどで
今日も書こうとは思わないし
前のように 自分の想いや思いを
文字にして表現したい気持ちも薄れてきたし
さみしさとか生活のキツさも苦にならなくなってきた
だから こころの中のことも
あまり 書く気がしない
そうそう
さっき 洗濯をしていたら
娘が風呂に入っていて
「 い~ち に~ぃ さぁ~ん 」
なんて 数えてた
もう 21歳なのに・・・・
小さいとき
「 じゅう 数えるまで 風呂を出てはいけません 」
なんて 言われたことを思い出した
僕は 娘にいった憶えがない
すると 母親から言われたのか?
知的障害ゆえに
亡くなった母親の躾をずっと守っている
まぁ それもイイかもしれない
しかし ちょっとおかしくて ほんわかとしてしまった
この曲をやりたいためにウードを始めた
ウードを弾きながら歌えたらイイのになぁ~
... ということで 練習中
歌詞がね アラビア語なんだろうけど
アルファベットで書いてある
まぁ アラビア語で書かれても読めないからね
でも アラビア語の発音をアルファベットで表現して
それを 発音して歌うってヘンでないかぃ
なんて ふと思ってしまった
それなら アルファベットを飛ばして ヒアリングで
ひらがな表現の方がいいのではないかなぁ
という 結論に達した
「 らむばぁ~ぁ~ぁ~だ やた ざんなぁ 」
なんていう感じ
どうでぃ~ 自分の耳がすべてよぉ~
Lamma bada yatathanna
僕が高校の頃 父が買ったギター
茶木のW-6
このギターを美人館 っていう楽器屋さんから買った
それが 音の神さまと出会った時だった
ここのおじさん 一宮っていう街の小さな楽器屋だけど
音に関しては 絶対に妥協しない人だった
ギブソンとかマーチンとかフェンダーのギターでも
自分が弾いて音が気に入らないと返してしまう
ギブソン マーチン フェンダーのギターが返品されるのは
ここの楽器屋さんだけ
とある タカ○ネというメーカーのセールスマンが
「 うちは コンピューターで設計して作っているから
全部同じ音をしてます 」
なんて言ったらしい
おじさん
「 オマエ もううちに来るなっ! 」
って 追い返したそうだ
僕は このおじさんに音というものを教えてもらった
そして 僕は
ギターってギターになっても木の妖精は
ギターの中で生きていて音を出すんだ
ということが解った
だから 丁寧に作られたギターはイイ音がする
このギター 京都にある茶木というメーカーで
チェロとかコントラバスなんかを作っていたらしい
それが 創業者の趣味でギターを作り始めた
趣味だから 採算は度外視
サイドとバックは ハカランダという材でできている
音は こしがあって前に出るが響きはキレイで
ちょっと くすんだようなギブソン系の音
メーカーに このギターのスペックを聞いたら
材のことも教えてくれたけど
今 このグレードのギターを作ると200万かかるそうだ
えっと・・・・ たしか8万で買った覚えがある
おじさん 4、5年前に脳梗塞を患って
思うように動けなくなってしまったし
昔の才気もなくなって ボーっとしている状態だった
でも そのあとを継いでいる娘さんが
「 こんな音のするギター 売っていいのだろうか? 」
って 客を前にして迷っていると
ボーっとしているおじさんは突然
「 そのギター イイ音せんな・・・・ 」
なんて 言ったそうだ
それで 娘さんの気持ちが決まって
そのギターは 売らなかったそうだ
僕にとっては おじさんは楽器の、音の、神さまだった
そのおじさんも先日 天に帰られた
と聞いた
最後は 不自由な肉体の中にいても
店を継いでいる娘さんのことが心配で帰られなかったのだろう
ひとつの時代が終わった
僕も そのときの中
40年という時を過ごしてきた
ちょっと さみしいけどね
ストラトのフロントピックアップでトーンを抑えて弾いたとき
「 このストラト 泣くね~ 」 といったときの
おじさんのうれしそうな顔を忘れないよ
イイ音を 本当にありがとう
いい音がする楽器は どうも弱い
と いっても
この太鼓のよさが分かるのには時間がかかった
自分がヘタすぎて キレイな音が出せなかったし
叩き方も小手先で叩いていたから ・・・・
まず あいさつ代わりに思いっきり叩いてみた
余裕で鳴ってしまう
響きもキレイ
楽器全体が鳴ってくれるけど
どんな音でも 引き締まったカチッとした音がでる
だから こちらの叩く音がはっきりと聞こえる
したがって
こちらのヘタさが よく分かってしまう
だから
あいさつ代わりに思いっきり叩いて調教するつもりが
こちらが調教されている次第なのだ
Speed Caravan au Womex 2008