最近 ヘタな歌をなんとかしようと
ボイストレーニングをし始めた
先生について お稽古事は久しぶり
きちんとした発声から
と 思って習っている
それが けっこう
お腹をよく使う ・・・・
今宵は ぷよぷよのお腹を酷使して
CONCONEの2番を唸ってきた
レッスンの帰りの風景
モオツァルトに捕らえられた歌は、
単なる美しい形の旋律ではない。
人間の声である。
それはやはり、あの明け方の空の切れ切れな雲だ。
ヴァイオリンが結局ヴァイオリンしか語らぬ様に、
歌はとどのつまり人間しか語らぬ、
モオツァルトは、殆どそう言いたかったかも知れぬ。
だが、残念な事には、裸の肉声は、
いつも惑わしに充ちた言葉という着物を着ている。
人生をうろつき廻り、幅を利かせるのも、
偏に(ひとえ)に、この纏(まと)った衣装の御陰(おかげ)である。
肉声は、音楽のうちに救助され、
其処(そこ)で生きるより他はない。
モオツァルト 小林秀雄 より
帰り道に こんなこと書いてあったのを
思い出した
Voi Che Sapete, from Mozart Marriage of Figaro