世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

bone nut

2014-01-25 | oud








寒いと少しばかりウツ気味になってしまう

あの カラッとして 無機質な明るい晴れた空
そして 寒い日々

なんか ヤダな ・・・・


それで じゃないけど

ウードのナットを換えてみた

上のフォトがナットね

ナット って ヘッド部分の弦の当たるところです 







ナットをとったところだけど
ここの部分にあるのです

それで このナット
少し高いので 当然 弦の高さが高くなる

そうすると 指に力が入って
変な格好で弦を押さえるので
指が痛くなってしまう ・・・・

それで 弦の高さを低くしようと
ナットを換えることにしました

あとね

このナット ちょっとザツに作ってあると感じていた

あちらの人って けっこうザツなところ ・・・・

いや 言葉をかえれば
オオラカなところがあると思う






それでね ウードのナットが手に入れにくいので
ギターの牛骨ナットを加工することにしました

まず 長いので
ウードに付いていたナットの長さにカットした

最初に ノコギリで切ろうとしたけど
堅すぎて歯が立たない

まぁ 堅いのは とてもウレシイけどね ・・・・

それで ジスクサンダーで削ることにした

サンダーで削ったら
骨が焼けて タンパク質が焦げる臭い

タマゴの白身を焦がした臭いが 部屋にこもってしまい
たまらんかったです







でも なんとかカットしました 







さて そのあとは
弦が当たるところを曲面に削ります

鉛筆で 削る部分を書いてみました







これも ジスクサンダーで荒削りをしてみました

今回は 屋外で削りました







それで ペーパーで仕上げね ・・・・

下の黒いのは サンドペーパー 800番です







曲面 仕上がりました ~







それで 弦が当たるところに
弦を止めるためのスジ 溝を掘ります

まず 溝の位置を決めます

鉛筆で 書いてみました

弦の間が 2mm
コースの間が 3mm

で マーキングしてみました







両ヤスリと丸ヤスリで 曲面を削っていきます

って もう削ってしまったフォトですね ・・・・


前のナットは 弦の間とコースの間の寸法が
バラバラでした

それと 溝の向きも歪んでいたりして ・・・・

まぁ これも国民性なのかなぁ~
なんて 思って済ましてます







気合いのスジ彫り~っ

0.5~1mm くらいの幅だと思います







ウードに取り付けてみました

とってもイイかんじです


音は ですねぇ~

前に比べると 堅くて立ち上がりがよく
響きもよくなりました

それでもって 伸びがいいのですよ

下の動画のような感じの音がスキなのですが
それに 近くなったので
とっても 満足しております