世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

衆生病むがゆえに・・・・

2018-09-08 | ひとりごと










室生寺に行ったとき
法隆寺にも行ってきた

若い頃 飛鳥維新をしのんで
何回も足を運んだところ


上の ふぉと は 西円堂に行く階段









西円堂より 五重塔を望む








三経院・・・・

聖徳太子は 法華経 勝鬘経 維摩経 の三つの経典を注釈された
それに ちなんで建てられたもの


勝鬘経 (しょうまんきょう) は確か
勝鬘夫人が誓願をたてて信仰を説いた
在家女性の説法 というような内容と覚えている

なんせ 若い頃 本を読んで得た知識だからね

まぁ ざっくりと簡単にいえば

女性の信仰の在り方と正しい道を説いた

ということかな


維摩経は けっこう面白い
お釈迦様の弟子が ことごとく維摩に論破されてしまう

維摩が病気になったときに
お釈迦様が維摩を見舞ってこいというが
みんな あの人の病気を治す自信がないという

唯一 文殊菩薩が論破されていないので
文殊菩薩が見舞いに行く

そこで

維摩ほどの方が なぜ病になるのですか?

と 文殊は維摩に質問する

維摩 答えて曰く

衆生病むがゆえに 我もまた病む




衆生病むがゆえに 我もまた病む

そんな維摩の言葉を思い出し
その意味を考えた


私は人々の苦しみを解るために
病気になるんじゃよ
人間として生きていたら
どんなに悟りを開いていても
病気になるときはなるんだよ

だったら 病気を通して
人々の苦しみを知り
そして その苦しみを慈悲や優しさのこころに変えていく
それが大切なことじゃよ


なんて 維摩のおっさんは言っているんかな


まぁ こんなサイトもあるから
読んでみても 面白いかも

http://bunchin.com/choyaku/yuima/yuima_index.html