木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

人生の極意

2008-11-07 19:00:53 | Weblog
自分のおかあさんに
「あんたが生まれたから私の人生がこんな風になってしまった」
と言われた人がラジオでしゃべってた
「そういうことは忘れるんです おかあさんも心から言ったわけじゃなくてほんの思いつきで心を許してる娘に愚痴っただけだから」
と言われてもその人の立場に立ったらそう簡単には忘れられないだろう

さて自分はあったかなぁ・・親からの言葉でね
ほとんど覚えてない
親に対して暴言を吐いたことは確かにあったけど
深く傷ついた言葉は・・・

こんなんどうかな?
小学校の2・3年の頃、二階にいて母と妹と弟もいた
小さかった弟を下に連れて行くために妹が一緒にいた階段の踊り場
その時に冗談で僕が
「おかあちゃ-ん」って甘えた
末っ子の甘えん坊の弟をちょっと刺激してやろうと思ったのだ
「あ~よしよし」って同じ気持ちで母も冗談で答えた
その時
 ドドドドドド~~~
と弟とそれを庇った妹が階段を落ちる音がした
その瞬間
「あんたがこんなことするでいかんのだよ」と母に罵倒された
そのうら若き僕は口答えはようせんかったけど母親の小ささにあぜんとした
これがオレの母親か なさけねー と思った覚えがある

まぁ腹たつことは数々あったけど深く傷ついたことはなかったのかなぁ
だいたい次の日は普通に喋ってたからね

忘れることが人生の極意 って言われるけど 本当に難しいことだ
実際にその人の心に深い傷が付いてしまったのだから


でも反対のこともあるよ
この日のことは一生忘れない


悲しい言葉もあるけどうれしい言葉を忘れないでほしい
いや忘れるわけないよね
宝石みたいに輝いてるんだから
コメント (16)
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