クリスチャン・サイエンスやニュー・ソートにない教えで
生長の家にある教えは中心帰一の思想である。
多くの病人が一家の中心たる良人に対する反抗心で起っている。
頭痛を訴える或る婦人は
医師の判断では脳髄の中に出来ている腫物にあると云うことを、
脊髄液をとって検査することによって診断した。
ところが良人に対して絶対無我になる事をすすめて
良人に対する不平の心を取り去るように教導したのである。
話しているうちにその婦人のなやましき頭痛はやまってしまい、
それ以来その頭痛は再発することがなかったのである。
『 生長の家 』 誌 昭和二十三年二月号
十九日の法語 谷 口 雅 春 先 生