クリスチャン・サイエンスは ただ肉体の無を説き、
病気の非実在を説くだけである。
そしてどんな病気は どんな心の誤りだと云うことを説かなかった。
そしてクインビーの方法(メソッド)を踏襲したエディ夫人は
按手して思念する療術行為的なことをやった。
エディ(夫人)の著書の中には粘膜の炎症は 恐怖心のあらわれだと云うようなことが
説かれているだけで、各種の病気に対する心の細かい対応などは説かれていない。
これを詳しく説いているのが生長の家である。
生長の家は触手的な療術行為と誤られる虞(おそ)れを避けて
全然按手的触手的方法を用いることをその講師又は指導者に禁止し、
全然教えのみ説くことにし、各々の病気に対して、
それに相応ずるような精神の持ち方を改めるように説く。
それで病気が治るのである。
『 生長の家 』 誌 昭和二十三年二月号
二十二日の法語 谷 口 雅 春 先 生