『 明治・大正・昭和史―父母や祖父母が生きた日本の100年 』 浅野晃(あさのあきら) 著
偕成社( 306頁 )を読み終えた。2回目である。ルビがふってあるので
小学生高学年あたりからでも読める内容である。
特に歴史の本が読みやすいかは、著者の人間観と表現力によるところが大きい。
文学史について詳述されているが、詩人・国文学者であることによる。
三島由紀夫氏は、著者の 別著書『 天と海 英霊に捧げる七十二章 』 を朗読し、
レコード録音を行なっている。
本書で気になったのは、満州事変の時の写真であるが、写真そのものよりも、
写真を写しているカメラマンが、どんな気持ちで写したんだろうかというほうが気になる。
特に、戦場の写真は、別の写真が使われたり、偽造・捏造されたり、取り扱い方が難しい。
『 誰もが書かなかった日本の戦争 日清・日露・太平洋戦争を知らない子供と大人のために 』
田原聡一朗 著 ポプラ社( 301頁 )
本書は、脚注が横書きになって、頁を読みながら、確認できるようになっている。
ジャーナリストの視点から、どのように見たかとして、参考にはなると思います。
戦争の呼び方は、それぞれの国々で、それぞれ違うものである。
わが国は、昭和16年12月10日、大本営政府連絡会議において、「 大東亜戦争 」 と
呼称(「 支那事変 」を含む)している。
(「 支那事変 」 の呼称は、昭和12年9月2日、閣議において決定している。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます