あれから・・・

あの日　わたしはドラックストアに居ました。
激しい揺れにわたしに薬の説明をしていた若い薬剤師さんが
悲鳴と共にわたしにしがみついてきました。
揺れが収まるまで彼女を支えて揺れが収まってから薬を買うこともなく
店を後にして、信号機の消えた道を車同士が譲り合って進んでいる風景を見ながら
自宅までとぼとぼと歩いて帰ってきたけれど
雪が降ってストーブもつかず寒い日でヘン君が迎えてくれました。

あの年は4月の初めに決まっていた東日本大震災のより手術日が二度延期になり
5月の中旬に6時間に及ぶ手術が成功してこうして後遺症もなく暮らせております。
来年は術後10年目ですので手術した病院で定期検診が行われ、
ヘン君がいなくなって10年めになります。
東日本大震災が起こった年は家族にとってもわたしにとっても忘れられない年になりました。
そして・・・今年も9年前のあの日を思い出しております。

えっ・・・まさか・・・

まさか・・・まさか・・・
もしかしたら　わたしが濃厚接触者になるんですか？
先日　お奉行さまの友人とわたしたち夫婦で会いまして、
少しの間だけでしたがいつものように楽しくお話しをしました。
それから　まもなくその友人から電話がありまして
秋田で感染者が2名でたのですが、そのうちのひとりに関わったのが
友人の奥さまだったということで
もしかしたらもしかするということでして・・・
えぇ～　もしかしたらもしかして　わたしも濃厚接触者になるんですか？
そしたら　仕事は・・・あれは・・・これは・・・とパニクリましたが
今　現在友人から奥さまの感染報告もないし、
秋田県の検査結果では秋田の感染者は２名だけで広がっていないようです。
でも　安心はできませんね・・・