唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

あの日のオルガン

2019年11月29日 | 好きな映画・良かった映画
若い女性たちが自分たちのさまざまな思いがある中で一生懸命に生きているのがまず素晴らしい。

売れそうな映画やテレビやバラエティで見かける方々も、ただの人気があるだけの人たちでなく、この方々、プロなんだなあ・・・と思わせてくれます。

現代的なノリを程よく混ぜてくれているところもテンポが良くなって、気楽さが出ていい。



子どもたちの演技も自然にできるように配慮しているのがよくわかる。

こういったテーマの映画は、素人っぽいとこが出るときがあって、それが見ている中での違和感になるときがあるんだけど、そういったものを感じないところが、スタッフさんもプロ!と思いました。

戦争から子どもたちを守るための、若い前向きな決意が、押し寄せてくる戦争の波によって壊されていき精神的に追い詰められて重苦しくなっていきます。



埼玉の空襲が8月14日の深夜と言ってた気がしますが、それも、本当に肌肉なものです。すでに日本は負け方を模索している状態で、原爆も空襲も続いたわけです。上層部や(畏れおおくも)天皇のくだらないプライドやアメリカの思惑が死者を増やした。そこに庶民の立場がないところに戦争の恐ろしさがあります。そもそも、庶民の立場があるのなら、戦争なんておきようがないのだけれど。

戦争反対を正面から声高に叫んでいる映画じゃないだけに、戦争の理不尽さがじわじわと迫ってくる。


~~~

このブログ、何年ぶりの復活です。プリンスがなくなってから、ずっと入らなくなってたんですね。

ログインできるか心配でしたが、こうして戻ってきました。
誰も待っていてくれたわけではないでしょうけど・・・
どこかで誰かが…こうやって思いをはせているうちにもうすぐ50歳です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿