唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ザ・ウォーカー

2010年12月31日 | 映画 さ行
ザ・ウォーカー [DVD]
クリエーター情報なし
角川映画


何か退屈でした。
最後は、ああ、こういう落ちなのね。って感じだけど、なにしろ、最初から退屈で。

戦争で国家や社会のシステムが崩壊した後の世界って、みんなおなじにしか描けないのだろうか…
マッドマックスから全く変わっていない。

やはりアメリカでは、キリスト教の信仰というのが重要なテーマなんですね。しかし、この神の啓示とか、信仰がどうとかも、なんか、軽薄だよな。とってつけたような物語で。

白黒つけずに、むしろ、バイブルを手に入れた悪者も成功させてしまえばよかったのに。バイブルを心から信仰するものとバイブルを利用しようとする者の2つの道を見せた方が、より信仰の大切さがわかるのではないのかな?
まあ、聖書を手に入れれば、もっと儲けることができるというその構想自体も何となくわかったようなわからないような話で、実際に手に入れさせて、お手並みを拝見したかった気もします。宗教が大きな力を持ち、民衆が利用されている(ように思われる)今のアメリカの姿の反映という側面はあるのかもしれないけれど、でも、そこまで深くは考えてないか。薄っぺらだったし。

今年最後の映画でした。
眠くて大変だったし、観終わっても、なんか悲しいですね。こうやって2010年が終わってしまうのも。掃除も途中までしかできなかったし、新年早々、またお掃除です。いやあ・・・大変だ。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 / カーラー(イリヤ)

2010年12月31日 | 音楽
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
カーラー(イリヤ)
エイベックス・クラシックス


映画「オーケストラ」で最後に演奏された曲です。
ヴァイオリンって、すごく感情表現をする楽器なんだなあ…と思います。やさしく奏でるだけじゃなくて、とても攻撃的で、なんというか、心の中をえぐられる悲鳴のような音も。きゅっきゅっ!というところがすごい。
クラシックという音楽自体が、なんというか華やかなお高くとまったようなイメージがあって、正直とっつきにくい感じでいたんですけど・・・

映画の感動があったからなんですけど、この第1楽章は素晴らしいです。ヴァイオリンとオーケストラの掛け合いが素晴らしいですね。18分21秒、ヴァイオリンはこれだけよく激しい動きができるもんですね。途中休みがあるとはいえ、すごいです。
音が消えて、あれ?おわった?と思ってからがまた長いです。そこからの展開がまたいいです。

そして、このCD、500円です。価格破壊!?安すぎです。

ちなみに、協奏曲というのは、日本大百科全書(小学館)をそのままコピペしちゃいますが・・・

協奏曲(きょうそうきょく)concerto [英語][フランス語][イタリア語]

Konzert [ドイツ語]

クラシック音楽の用語で、もっとも一般的には、独奏楽器あるいは独奏楽器群とオーケストラ(管弦楽)のための楽曲をさす。コンチェルトともいい、語源的には「競い合う」と「一致させる」の対照的な意味があり、協奏曲はこの二面性を有している。

音楽用語としてのコンチェルトは、16世紀に声楽曲を含むアンサンブル(合奏)楽曲を意味する漠然としたことばとして使用され始め、18世紀に入ってもなおこの意味での用例は存続した。ある一定の様式的共通性をもった器楽の協奏曲という、後の限定的な意味に向かい始めるのは17世紀末ごろのことである。それは17世紀中葉からしだいにバイオリン楽団(オーケストラ)がイタリアに確立されていったことと関係があり、コンチェルトはオーケストラ音楽の最初の曲種として祭典や演奏会(コンサート)の重要な出し物となる。独奏楽器のない「オーケストラのためのコンチェルト」も一般的であったが、やがて協奏曲の本質的特徴である独奏楽器とオーケストラという組合せが確立されると、独奏楽器のないタイプはシンフォニア(交響曲)とよばれることが多くなって、コンチェルト(協奏曲)と分岐し、それら両ジャンルの峻別(しゅんべつ)がおきる。

ベスト・クラシック100 2

2010年12月27日 | 音楽
ベスト・クラシック100 2
オムニバス(クラシック),フィルハーモニア合唱団
EMIミュージック・ジャパン



歌劇「カルメン」より 第1幕への前奏曲
作曲: ビゼー  フランス国立管弦楽団  指揮: 小澤征爾
※この曲知ってる!て感じです。ごはんにかけて親子丼だし。

ワルキューレの騎行~楽劇「ワルキューレ」より
作曲: ワーグナー  オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮: ヤンソンス(マリス)
※この曲もしってる!激しいですね!

「カルミナ・ブラーナ」より おお、運命の女神よ
作曲: オルフ  フィルハーモニア管弦楽団  指揮: ムーティ(リッカルド)
※これはオジーさんのオープニングで使われるやつですね。

熊蜂の飛行~歌劇「サルタン皇帝の物語」より
作曲: リムスキー=コルサコフ  アカデミー室内管弦楽団  指揮: マリナー(サー・ネヴィル)


組曲「展覧会の絵」より バーバ・ヤーガの小屋
作曲: ムソルグスキー  オスロ・フィルハーモニー管弦楽団  指揮: ヤンソンス(マリス)


組曲「展覧会の絵」より キエフの大門
作曲: ムソルグスキー  オスロ・フィルハーモニー管弦楽団  指揮: ヤンソンス(マリス)


歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
作曲: グリンカ  バイエルン国立管弦楽団  指揮: サバリッシュ(ボルフガング)


ジャズ組曲第2番より ワルツ第2番
作曲: ショスターコービッチ  フィラデルフィア管弦楽団  指揮: ヤンソンス(マリス)


ボレロ(終結部)
作曲: ラベル  ロンドン交響楽団  指揮: プレヴィン(アンドレ)
※だんだん激しくなってくのがいい曲ですが、これ、短いですよね。やっぱり最初からゆっくりダンダン盛り上げてくれた方がいいですね。

アルルの女 序曲
作曲: ビゼー  トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団  指揮: プラッソン(ミシェル)
※この曲も聴いたことある曲ですが、アルルの女って、「ハイジか!?」って思ったら、あれはアルムでしたね。


火星-戦争の神~組曲「惑星」より
作曲: ホルスト
※これも有名ですね。っていうか、どれも有名なのを集めてくれているのでしょうけど…激しくて戦争って感じですよね。ジャンジャンジャジャジャジャンってやつがだんだん迫ってきます。

幻想交響曲 第4楽章:断頭台への行進
作曲: ベルリオーズ  フランス国立(管)  指揮: バーンスタイン


歌劇「ウィリアム・テル」 序曲<終結部>
作曲: ロッシーニ  フィラデルフィア管弦楽団  指揮: ムーティ(リッカルド)
※馬が走りそう。最初の曲とかぶっちゃう。

禿山の一夜
作曲: ムソグルスキー  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団  指揮: プレートル(ジョルジュ)
※おお・・・恐ろしや!怪獣が出たあ!

ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲
作曲: ワーグナ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


青少年のための管弦楽入門より テーマ
作曲: ブリテン
バーミンガム市交響楽団


春の祭典より 聖なる舞踏(選ばれた者)
作曲: ストラビンスキー
バーミンガム市交響楽団


ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047 第3楽章:アレグロ・アッサイ
作曲: バッハ
シリトー(ケネス), ニックリン(シーリア), ピケット(フィリップ), ベネット(マーク), アカデミー室内管弦楽団


「四季」より協奏曲第4番「冬」 第2楽章:ラルゴ
作曲: ヴィヴァルディ
ムター(アンネ=ゾフィー), ウィーン・フィルハーモニー(管)
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


水上の音楽第2番 組曲 ニ長調-ア・ラ・ホーンパイプ
作曲: へンデル
プラハ室内(管)
指揮: マッケラス(チャールズ)


チェンバロ協奏曲第5番へ短調 BWV.1056 第2楽章:ラルゴ
作曲: バッハ
ガブリーロフ(アンドレイ), アカデミー室内管弦楽団


王宮の花火の音楽第4曲 歓喜(アレグロ)
作曲: へンデル
指揮: メニューイン(ユーディ)


セレナード第6番ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」 第1曲マルチャ(マエストーソ)
作曲: モーツァルト
指揮: メニューイン(ユーディ)


エリーゼのために(バガテル 第25番)
作曲: ベートーベン


交響曲第101番ニ長調 「時計」 第2楽章:アンダンテ(抜粋)
作曲: ハイドン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」 第2楽章:アダージョ・ウン・ポコ・モッソ(抜粋)
作曲: ベートーベン
指揮: ガリエーラ(アルチェオ)


無言歌第5巻 作品62 イ長調「春の歌」
作曲: メンデルスゾーン
アドニ(ダニエル)


ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13「悲愴」 第2楽章:アダージョ・カンタービレ
作曲: ベートーベン
ギーゼキング(ワルター)


弦楽セレナード ハ長調 作品48 第1楽章:アンダンテ・トロッポーアレグロ・モデラート(冒頭)
作曲: チャイコフスキー
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
指揮: ヒコックス(リチャード)


交響詩「英雄の生涯」作品40より「英雄」
作曲: R.シュトラウス
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮: ケンペ(ルドルフ)


前奏曲嬰ヘ短調 作品3 第2番
作曲: ラフマニノ


ワルツ「ウィーン気質」作品354(抜粋)
作曲: J.シュトラウス
ボスコフスキー(ウィリー), ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団


交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28(冒頭)
作曲: R.シュトラウス
指揮: ケンペ(ルドルフ)


連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」(抜粋)
作曲: スメタナ


交響曲第4番ヘ短調 作品36 第4楽章:フィナーレ:アレグロ・コン・フオーコ
作曲: チャイコフスキー
フィラデルフィア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K525 第2楽章:ロマンツェ(アンダンテ)
作曲: モーツァルト
アカデミー室内管弦楽団


婚礼の合唱(歌劇「ローエングリン」より)
作曲: ワーグナ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮: ハイティンク(ベルナルト)


第3幕 間奏曲(歌劇「カルメン」より)
作曲: ビゼー
フランス国立(管)
指揮: 小澤征爾


夜想曲第2番変ホ長調 作品9-2
作曲: ショパン
オグドン(ジョン)


舟歌(歌劇「ホフマン物語」より)
作曲: オッフェンバック
シュトゥットガルト放送交響楽団


ヴォカリーズ 作品34-14
作曲: ラフマニノ
ベルリン交響楽団


愛の夢第3番変イ長調
作曲: リスト
シフラ(ジョルジ)


金星-平和を運ぶもの(組曲「惑星」より)
作曲: ホルスト


パヴァーヌ作品50
作曲: フォーレ
モリス(ガレス), ニュー・フィルハーモニア管弦楽団


ロンドンデリーの歌
ギトリス(イヴリー), 練木繁夫


ジュ・トゥ・ヴ(あなたがほしい)
作曲: サティ
チッコリーニ(アルド)


結婚行進曲作品61-9(劇音楽「真夏の夜の夢」より)
作曲: メンデルスゾーン
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: テイト(ジェフリー)


サマータイム(歌劇「ポーギーとベス」より)
作曲: ガーシュウィン
ニュー・プリンセス・シアター・オーケストラ
指揮: マッグリン(ジョン)


子守歌(組曲「ドリー」作品56より)
作曲: フォーレ
コラール(ジャン=フィリップ), リグット(ブルーノ)


愛の死(楽劇「トリスタンとイゾルデ」より)
作曲: ワーグナ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


火の鳥(終結部)
作曲: ストラビンスキー
ボストン(交)
指揮: 小澤征爾


テ・デウムよりファンファーレ
作曲: M.A.シャルパンティエ
パーカー=スミス(ジェーン), アンドレ(モーリス)


ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050 第3楽章:アレグロ
作曲: バッハ
ブラウン(アイオナ), ベネット(ウィリアム), マルコム(ジョージ), アカデミー室内管弦楽団
指揮: マリナー(サー・ネヴィル)


イタリア風協奏曲ヘ長調 BWV971 第1楽章:アレグロ
作曲: バッハ
エガー(リチャード)


ギター協奏曲ニ長調 第2楽章:ラルゴ
作曲: ヴィヴァルディ
イズビン(シャロン), ローザンヌ室内管弦楽団


無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 I:プレリュード
作曲: バッハ
トルトゥリエ(ポール)


フルート協奏曲第2番ニ長調 K314 第3楽章:ロンド-(アレグロ)
作曲: モーツァルト
ウィルソン(ランサム), ロンドン交響楽団


白鳥(動物の謝肉祭より)
作曲: サン=サーンス
岩崎淑, トルトゥリエ(ポール)


セヴィリャーナス(スペイン組曲より)
作曲: アルベニス


無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013より第2曲:コレンテ
作曲: バッハ
パユ(エマニュエル)


愛の喜び
作曲: クライスラー
ギトリス(イヴリー)


トランペット協奏曲変ホ長調 第3楽章:ロンド(アレグロ・モルト)
作曲: フンメル
アンドレ(モーリス), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


「四季」より協奏曲第2番「夏」 第3楽章:プレスト
作曲: ヴィヴァルディ
ムター(アンネ=ゾフィー), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


チェロ協奏曲ホ短調 作品85 第1楽章:アダージョ-モデラート
作曲: エルガー
プレ(ジャクリーヌ・デュ), ロンドン交響楽団


アラベスク第1番
作曲: ドビュッシー
クリンコ(マルクス)


ツィゴイネルワイゼン 作品20
作曲: サラサーテ
ムター(アンネ=ゾフィー), フランス国立(管)
指揮: 小澤征爾


ホルン協奏曲第4番ホ短調 K495 第2楽章:ロマンツァ(アンダンテ・カンタービレ)
作曲: モーツァルト
イギリス室内管弦楽団
指揮: テイト(ジェフリー)


ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 第1楽章:アレグロ・モデラート(終結部)
作曲: チャイコフスキー
ヘルシャー(ウルフ), ニュー・フィルハーモニア管弦楽団


クラリネット五重奏曲イ長調 K581 第2楽章:ラルゲット
作曲: モーツァルト
マイヤー(ザビーネ), ウィーン弦楽六重奏団団員


トロイメライ(子供の情景より)
作曲: シューマン


ピエ・イエス(レクイエムより)
作曲: ロイド=ウェッバー


ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466 第2楽章:ロマンツェ(抜粋)
作曲: モーツァルト
フィッシャー(アニー)
指揮: ボールト(エイドリアン)


子守歌変ニ長調 作品57
作曲: ショパン
ドノホー(ピーター)


ノクターン(真夏の夜の夢より)
作曲: メンデルスゾーン
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
指揮: マッケラス(チャールズ)


別れの曲ホ長調 (エチュード作品10-3)
作曲: ショパン
オグドン(ジョン)


セレナード第10番変ロ長調 「グラン・パルティータ」K361 第3曲:アダージョ
作曲: モーツァルト


ソルヴェーグの歌(ペール・ギュントより)
作曲: グリーグ
アカデミー室内管弦楽団


水族館(動物の謝肉祭より)
作曲: サン=サーンス
ケイティン(ピーター)
指揮: ギブソン(アレキサンダー)


亜麻色の髪の乙女(前奏曲集 第1集より)
作曲: ドビュッシー


24の奇想曲第21番イ長調-アモローソ
作曲: パガニーニ
ツィンマーマン(フランク・ペーター)


雨だれ変ニ長調 (24の前奏曲 作品28-15)
作曲: ショパン
アレクセーエフ(ドミートリ)


セレナード(白鳥の歌 D.957より)
作曲: シューベルト
ルプー(ラドゥ)


六重奏曲 第2楽章:ディヴェルティスマン(アンダンティーノ)
作曲: プーランク
ブータール(アンドレ)


ジムノペディ第1番
作曲: サティ
チッコリーニ(アルド)


亡き王女のためのパヴァーヌ
作曲: ラベル
指揮: マゼール(ロリン)


キャンディード 序曲
ボーンマス交響楽団
指揮: リットン(アンドリュー)


そり遊び K.605(3つのドイツ舞曲 第3番)
作曲: モーツァルト
アカデミー室内管弦楽団


ワルツ第15番変イ長調
作曲: ブラームス


野ばら D.257
作曲: シューベルト


ユモレスク第7番 作品101-7
作曲: ドボルザーク


美しき夕暮れ
作曲: ドビュッシー
リトル(タスミン)


愛の挨拶
作曲: エルガー
ノーザンシンフォニア・オブ・イングランド
指揮: ヒコックス(リチャード)


メヌエット第2番ト長調
作曲: ベートーベン


夢のあとに 作品7-1
作曲: フォーレ
ヴィニョールズ(ロジャー)


美しきロスマリン
作曲: クライスラー
ギトリス(イヴリー), 練木繁夫


ポロネーズ第6番変イ長調 作品53「英雄」
作曲: ショパン
アルゲリッチ(マルタ)


トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
作曲: J.シュトラウス
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


ボルゲーゼ荘の松(交響詩「ローマの松」より第1曲)
作曲: レスピーギ
ロンドン交響楽団


交響的物語「ピーターと狼」(抜粋)
作曲: プロコフィエフ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団


喜歌劇「天国と地獄」序曲
作曲: オッフェンバック
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)



ベスト・クラシック100

2010年12月27日 | 音楽
ベスト・クラシック100
オムニバス(クラシック),コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団,ロイヤル・コーラル・ソサエティ
EMIミュージック・ジャパン


シバの女王の入城 オラトリオ「ソロモン」より
作曲: ヘンデル
アカデミー室内管弦楽団
指揮: マリナー(ネヴィル)


「四季」より協奏曲第1番「春」第1楽章:アレグロ
作曲: ヴィヴァルディ
メニューイン(ユーディ), グスタド(カメラータ・リジィ)
指揮: リジィ(アルベルト)


トッカータとフーガ BWV565
作曲: バッハ
マーシャル(ウェイン)


ホルン協奏曲第4番第3楽章:ロンド
作曲: モーツァルト
タックウェル(バリー), アカデミー室内管弦楽団
指揮: マリナー(ネヴィル)


交響曲第5番「運命」より第1楽章
作曲: ベートーヴェン
フィルハーモニア管弦楽団
指揮: ザンデルリンク(クルト)


序曲「1812年」(終結部)
作曲: チャイコフスキー
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヤンソンス(マリス)


交響曲第9番「合唱」より「喜びの歌」
作曲: ベートーベン
フィラデルフィア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


ピアノ協奏曲イ短調より第1楽章(冒頭)
作曲: グリーグ
ウーセ(セシル), ロンドン交響楽団


組曲「カレリア」より行進曲風に
作曲: シベリウス
ハレ管弦楽団
指揮: バルビローリ(ジョン)


惑星より「ジュピター」(終結部)
作曲: ホルスト
指揮: ラトル(サイモン)


ピアノ協奏曲第1番第1楽章
作曲: チャイコフスキー
グティエレス(オラシオ), ロンドン交響楽団


フィンランディア
作曲: シベリウス
ハレ管弦楽団
指揮: バルビローリ(ジョン)


凱旋行進曲(歌劇「アイーダ」より)
作曲: ベルディ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


モンタギュー家とキャピュレット家(「ロメオとジュリエット」より)
作曲: プロコフィエフ
フィラデルフィア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


ラデツキー行進曲
作曲: J.シュトラウス(1世)
指揮: ボスコフスキー(ウィリー)


行進曲「威風堂々」より第1番(終結部)
作曲: エルガー
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: デイヴィス(アンドリュー)


ピアノ協奏曲第3番より第1楽章(冒頭)
作曲: ラフマニノ
ルディ(ミハイル), サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヤンソンス(マリス)


交響曲第3番「オルガン付き」(終結部)
作曲: サン=サーンス
エザンベール(マティアス), トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
指揮: プラッソン(ミシェル)


G線上のアリア
作曲: バッハ
アカデミー室内管弦楽団


精霊の踊り(「オルフェオとエウリディーチェ」より)
作曲: グルック
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


カノン
作曲: パッヘルベル
アカデミー室内管弦楽団


クラリネット協奏曲より第2楽章:アダージョ
作曲: モーツァルト
指揮: フォンク(ハンス)


ゴルドベルク変奏曲よりアリア
作曲: バッハ


アダージョ(抜粋)
作曲: アルビノーニ
アカデミー室内管弦楽団


ピアノ・ソナタ第14番「月光」第1楽章(抜粋)
作曲: ベートーベン


フルートとハープのための協奏曲第2楽章(抜粋)
作曲: モーツァルト
ゴールウェイ(ジェームズ), ヘルミス(フリッツ), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


ヴァイオリン協奏曲第2楽章(抜粋)
作曲: メンデルスゾーン
メニューイン(ユーディ)
指揮: クルツ(エフレム)


ピアノ協奏曲第21番より第2楽章
作曲: モーツァルト
ハフ(スティーブン), ハレ管弦楽団
指揮: トムソン(ブライデン)


交響曲第9番「新世界より」第2楽章(冒頭)
作曲: ドボルザーク
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヤンソンス(マリス)


ヴァイオリン協奏曲第1番より第2楽章(冒頭)
作曲: ブルッフ
メニューイン(ユーディ)
指揮: ジュスキント(ワルター)


ニムロッド(「エニグマ変奏曲」より)
作曲: エルガー
ロンドン交響楽団
指揮: ボールト(エイドリアン)


アランフェス協奏曲より第2楽章(冒頭)
作曲: ロドリーゴ
バーミンガム市交響楽団
指揮: ラトル(サイモン)


揚げひばり(終結部)
ケネディ(ナイジェル), バーミンガム市交響楽団
指揮: ラトル(サイモン)


交響曲第5番第4楽章:アダージェット(終結部)
作曲: マーラー
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮: バルビローリ(ジョン)


パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏
作曲: ラフマニノ
ウーセ(セシル), バーミンガム市交響楽団
指揮: ラトル(サイモン)


聖なる神殿の中で(二重唱)(歌劇「真珠採り」より)
作曲: ビゼー
パリ・オペラ・コミーク管弦楽団
指揮: デルボー(ピエール)


月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
作曲: ドボルザーク


花の二重唱(歌劇「ラクメ」より)
作曲: ドリーブ
パリ・オペラ・コミーク管弦楽団
指揮: ロンバール(アラン)


花の歌(歌劇「カルメン」より)
作曲: ビゼー
パリ国立歌劇場管弦楽団
指揮: プレートル(ジョルジュ)


エウリディーチェを失って(歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より)
作曲: グルック
指揮: ムーティ(リッカルド)


清らかな女神よ(歌劇「ノルマ」より)
作曲: ベルリーニ
ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団
指揮: セラフィン(トゥリオ)


冷たい手を(歌劇「ラ・ボエーム」より)
作曲: プッチーニ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: アームストロング(リチャード)


私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)
作曲: プッチーニ
ロンドン交響楽団
指揮: パッパーノ(アントニオ)


バイレロ~オーヴェルニュの歌
コンセール・ラムルー管弦楽団
指揮: ジャキヤ(ジャン=ピエール)


可愛がって下さいね(歌劇「蝶々夫人」より)
作曲: プッチーニ
ローマ歌劇場管弦楽団
指揮: バルビローリ(ジョン)


行け、我が想いよ、黄金の翼にのって(歌劇「ナブッコ」より)
作曲: ベルディ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮: ハイティンク(ベルナルト)


昔ある所にヴィリアという森の妖精が(喜歌劇「メリー・ウィドウ」より)
作曲: レハール
指揮: マタチッチ(ロヴロ・フォン)


オンブラ・マイ・フ(歌劇「セルセ」より)
作曲: へンデル
ハレ管弦楽団
指揮: バルビローリ(ジョン)


アヴェ・マリア D839
作曲: シューベルト
ムーア(ジェラルド)


聖らに星すむ今宵
作曲: アダン
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
指揮: プラッソン(ミシェル)


誰も寝てはならぬ(歌劇「トゥーランドット」より)
作曲: プッチーニ
指揮: ロンバール(アラン)


「フィガロの結婚」序曲
作曲: モーツァルト
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団


主よ、人の望みの喜びを
作曲: バッハ
アカデミー室内管弦楽団, ニックリン(セリア)


ピアノ協奏曲第5番「皇帝」第1楽章(抜粋)
作曲: ベートーベン
ギレリス(エミール), クリーヴランド管弦楽団
指揮: セル(ジョージ)


トランペット・ヴォランタリー
作曲: クラーク
アンドレ(モーリス), パーカー=スミス(ジェーン)


「審判」(オラトリオ「生と死」より)
作曲: グノー
ハレ管弦楽団
指揮: ハンドフォード(モーリス)


「絹のはしご」序曲
作曲: ロッシーニ
ポーランド室内管弦楽団


サラバンド
作曲: へンデル
アカデミー室内管弦楽団


花のワルツ(「くるみ割り人形」より)
作曲: チャイコフスキー
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: プレヴィン(アンドレ)


トロイカ(「キージェ中尉」より)
作曲: プロコフィエフ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: テンシュテット(クラウス)


「グリーンスリーヴズ」幻想曲
作曲: ボーン・ウィリアムス
シンフォニア・オブ・ロンドン
指揮: バルビローリ(ジョン)


月の光
作曲: ドビュッシー


「白鳥の湖」より情景
作曲: チャイコフスキー
ロンドン交響楽団
指揮: プレヴィン(アンドレ)


カヴァティーナ(映画『ディア・ハンター』より)
作曲: マイヤース
バルエコ(マヌエル)


ピアノ協奏曲第1番第2楽章(冒頭)
作曲: ショパン
オールソン(ギャリック)


マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(映画『タイタニック』より)


タイム・トゥ・セイ・グッバイ(オーケストラ編)


美しく青きドナウ 作品314(抜粋)
作曲: J.シュトラウス
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


インテルメッツォ(歌劇「カヴァリレア・ルスティカーナ」より)
作曲: マスカーニ
指揮: ムーティ(リッカルド)


ピアノ協奏曲第2番第2楽章(冒頭)
作曲: ラフマニノ
ウーセ(セシル), バーミンガム市交響楽団
指揮: ラトル(サイモン)


朝(「ペール・ギュント」より)
作曲: グリーグ
アカデミー室内管弦楽団


ロマンス(「馬あぶ」より)
作曲: ショスターコービッチ
リトル(タスミン)


弦楽のためのアダージョ
作曲: バーバー
フィラデルフィア管弦楽団
指揮: オーマンディ(ユージン)


「シェヘラザード」よりカランダール王子の物語(冒頭)
作曲: リムスキー=コルサコフ
フィラデルフィア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


タイスの瞑想曲
作曲: マスネ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ムター(アンネ=ゾフィー)
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)


だったん人の踊り(「イーゴリ公」より)(冒頭)
作曲: ボロディン
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ビーチャム(トーマス)


アダージョ(「スパルタクス」より)(冒頭)
作曲: ハチャトゥーリアン
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: テミルカーノフ(ユーリ)


「ロメオとジュリエット」幻想序曲(抜粋)
作曲: チャイコフスキー
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヤンソンス(マリス)


交響曲第7番第2楽章(抜粋)
作曲: ベートーベン
指揮: ザンデルリンク(クルト)


2つのヴァイオリンのための協奏曲第2楽章
作曲: バッハ
フェラス(クリスティアン), メニューイン(ユーディ)
指揮: メニューイン(ユーディ)


『シンドラーのリスト』のテーマ
ニュー・ワールド・フィルハーモニック, リトル(タスミン)
指揮: サザーランド(イアン)


あし笛の踊り(「くるみ割り人形」より)
作曲: チャイコフスキー
ロンドン交響楽団
指揮: プレヴィン(アンドレ)


交響曲第6番「田園」第5楽章
作曲: ベートーベン
フィラデルフィア管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


司祭ザドク
作曲: へンデル
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: デイヴィス(アンドリュー)


シオンは物見らの歌うのを聞いて(カンタータ140番)
作曲: バッハ
コンソルティウム・ムジクム


ミゼレーレ
作曲: アレグリ
指揮: クレオバリー(スティーブン)


ドイツ語ミサより サンクトゥス D872
作曲: シューベルト
ベルリン交響楽団
指揮: フォスター(カール)


パニス・アンジェリクス
作曲: フランク
ハレ管弦楽団
指揮: ハンドフォード(モーリス)


羊飼いの聖家族への別れ(「キリストの幼時」より)
作曲: ベルリオーズ
パリ音楽院管弦楽団
指揮: クリュイタンス(アンドリュー)


聖チェチーリアのミサ・ソレムニスより サンクトゥス
作曲: グノー
パリ音楽院管弦楽団, ピュイグ=ロジェ(アンリエット)


イン・パラディスム(レクイエムより)
作曲: フォーレ
イギリス室内管弦楽団, ガルシア(ホセ・ルイス)
指揮: クレオバリー(スティーブン)


ラウダーテ・ドミヌム(証聖者の荘厳な晩祷より)
作曲: モーツァルト
バイエルン放送交響楽団
指揮: ヨッフム(オイゲン)


ラシーヌ雅歌
作曲: フォーレ


我は嘆く(レクイエムより)
作曲: ベルディ
ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団
指揮: ムーティ(リッカルド)


アヴェ・ヴェルム・コルプス K618
作曲: モーツァルト
レイトン(スティーブン)
指揮: クレオバリー(スティーブン)


われは知る、わが主は生きたもうことを(メサイアより)
作曲: へンデル
イギリス室内管弦楽団
指揮: マッケラス(チャールズ)


天は神の栄光を語り(天地創造より)
作曲: ハイドン
アカデミー室内管弦楽団
指揮: ウィルコックス(デイヴィッド)


ピエ・イエス(レクイエムより)
作曲: フォーレ
パリ音楽院管弦楽団, ピュイグ=ロジェ(アンリエット)
指揮: クリュイタンス(アンドリュー)


ラクリモーサ(レクイエム ニ短調より)
作曲: モーツァルト
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ウェルザー=メスト(フランツ)


ハレルヤ・コーラス(メサイヤより)
作曲: へンデル
イギリス室内管弦楽団
指揮: マッケラス(チャールズ)


アマデウス

2010年12月26日 | 映画 あ行
アマデウス [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


オーケストラの最後の場面が残ってしまって、何となくクラシックマイブームになってます。まあ、いつまで続くのやらって感じですけど・・・

それで、ちょっと前に、友達が「キースリチャーズがモーツァルトを聴いてロックだと言った」と言っていたのを思いだして、何となくアマデウスを借りちゃったわけです。

天才というのは、すごいですね。
頭の中で音楽が完成されていて、それも、音がちょっと変わると破綻をきたす、そういう微妙なメロディの構成が頭の中にびっちりと組み込まれていて、それを音符に書き込むだけ。頭の中に音がわき出てくるんでしょうか。

サリエリがモーツァルトの譜面を読んでいるときに頭の中にその楽器一つ一つの音が重なってきて感動するシーンがありましたが、譜面を見るだけで、音が頭の中で構成されていくのもすごいと思いました。

サリエリが自分が神に求めても手に入れられなかった才能をモーツァルトが持っているということに嫉妬し、モーツァルト(めんどくさいので今後、モーさんと書きます)を苦しめ、殺そうとするという話ですが、でも本当は、サリエリは、モーさんのつくった音を心底愛してしまっているんですね。

本当はモーさんを愛したいと思っていたのですが、モーさんに出会ったときに音と人間性のギャップでショックを受けちゃったんですね。
天才というのは、どこかああいうところがあるのかもしれません。
生活にだらしなく、人とのコミュニケーションもまともにできない。思ったことを簡単に口にしてしまう。自分は、音楽を極めるために神に誓って、よい行いをして純潔を守り生きてきたのに。そういった、純粋な精神によって純粋に素晴らしい音楽はできるはずだと思っていたのでしょうが…よりによって、あんなげすやろうにあんな美しい音楽を神は与えるなんて!神はなんと無慈悲な存在であろうか。
清く正しく生きてきたサリエリさんはここでひねくれて不良になってしまいました。

モーさんのセリフで、「自分はガサツな人間だ!でも、僕の音楽は違う!」みたいなことを言ってましたが、あの言葉がとても印象的でした。

純粋に美しい音楽、心に響く音楽は、必ずしも人の生きざまを反映するわけではないんですね。

モーさんが最後の方にサリエリのことを誤解していたと謝るシーンがあります。
あそこもとても印象的でした。もーさんは、サリエリは自分のことをとても心配してくれていい人だと思って死ぬわけです。彼に追い詰められたことも知らずに。でも、これは、もしかしたら、違う可能性、本当に友人になれる可能性が存在していたことも事実で、サリエリが愛したモーさんの音楽と同様にモーさん自身も愛する・・・いや、愛するまでいかなくても、存在を認めてあげるだけでよかったのかもしれないけれど、それだけで、展開は違っていたかも知れません。

そして、モーさんを支えた親友として歴史に名が残ったかもしれません。

しかし、そうはならなかったのは、やっぱり、モーさんの存在は、サリエリの、自分の生きてきた生きざまの否定、人生の否定、人間の否定だったからでしょうね。自分を立てるには、自分を否定するモーさんの存在を消してしまうしかない。そういうことでしょう。
ただ、じっさいに、モーさんを消してしまったけれども、モーさんの作った音楽を消すことはできなかったわけです。サリエリ自身の頭の中からも、その音楽は消し去ることはできないわけです。

でも、よく考えたら、社会的には存在を否定されてしまったのは、モーさんの方だったんですよね。最後の集団墓地みたいのにドスンと遺体を落とされるシーンは、とてもむなしい話です。美しい音楽をつくた人の人生そのものは、音楽のようには美しくはならなかった。社会的にはサリエリのが成功しているのも皮肉なもんですね。

ベスト・キッド4

2010年12月23日 | 映画 は行
ベスト・キッド4 [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


悪い人たちが、つくったように悪いのがこのシリーズです。理由とかなくて、ただ悪いって感じ。
あのお坊さんたちは、何だったのでしょうか。
いろいろ理解できないことがあります。東洋の神秘は、日本人の私にもわからないです。

でも、3よりはよかったです。

ダニエルさんは出てこないけど、登場したら、また太っていたかな?

今度ベストキッド5をつくって、ダニエルさんがいい歳になって、みやぎさんの代わりをするしかないですね。

それより、ジャッキーチェンのシリーズ化のが現実的かな?

日清戦争─「国民」の誕生 /佐谷 眞木人

2010年12月22日 | 
日清戦争─「国民」の誕生 (講談社現代新書)
佐谷 眞木人
講談社


日清戦争から日露戦争へ…子どもの時から外国との戦争に勝ち続けていることに何となく喜びを感じていましたが、一連の侵略戦争とひとくくりになり、日清戦争自体を考えることなんてなかったのですが、この前読んだ「閔妃暗殺」以来、あの時期の出来事がとても気になってきています。

それでこの本を読んだわけです。

一度書いて、うまくまとまったと思ったら、その記事が消えました。何なんだ!?まったく・・・

日清戦争までは、明治政府の評判はあまり良くなかったようです。反政府的な空気が蔓延していたらしいです。日清戦争によって一気に日本国民(・・・臣民?)という意識がまとまって行って、国家形成に重要な役割を果たしたようです。
そこでの西郷隆盛の征韓論の影響がここでは書かれています。

黒船が来て、不平等な条約を押しつけられて、そんな中で日本を守るには、そんなおしつけを跳ね返すような強い大きな国にならなければいけないと言われればたしかに説得力があります。侵略ということへの認識がなければの話ですが。
同時に国民的な意識の中には、中国に支配されているかわいそうな朝鮮を助けてあげる、遅れた、貧しい国を日本が助けてあげようという意識も植え付けられていったようです。
日本を強く一人前にするために、清に支配されているかわいそうな朝鮮の独立のために、そういった戦争のための大義があったわけです。その「正しい戦争」に国民が総動員されていきます。

日清戦争は新聞によって報道され、それが国民の意識をまとめて行く上で大きな役割を果たしました。それまでは、歌舞伎や錦絵によって時事問題の知識を得たようですが、ここでは新聞と、写真が日清戦争を伝え、「死んでもラッパをはなしませんでした」のような美談も新聞によって報道されました。それまでの名のある人たちが主人公の戦争から、名もない国民が主人公の戦争という形をとったのも日清戦争のメディアの影響があって、それが国民をまとめあげていく役割も果たしていきました。

その後の侵略戦争での日本の異常な熱狂ぶりを考えると、その基本にある、この日清戦争のときの国民の意識というのはとても興味深いですね。

そんな国民の意識動向という点ではとてもわかりやすい本でしたが、実際の日清戦争そのものについてはあまり書かれていなくて、そこは残念でした。


ああ・・・最初の文章はもっといろいろ書いていていい文章だったのに・・・。今回はもう書けません。文章を書くというのは、とてもエネルギーがいるんです。とくに、自分のような記憶力も構成力もない人間にとっては。

まったく・・・

一気に書き上げて満足した文章って、結構瞬間で消されてることが多いんですよね。
消えたものは帰ってこない。パソコンになって便利になったようで、実は不便になっているのかも。



いのちの山河 日本の青空Ⅱ

2010年12月21日 | 映画 あ行
目黒のパーシモンホールというどでかいホールで上映会をしていました。
最初の日本の青空は憲法制定が国民の機運の高まりのなかで、日本人の手によってつくられたものだというお話でしたが、今回は、憲法25条に焦点を当てています。

沢内村の深沢さんという村長さんが、村の貧しさが命の格差になっている実態の中で、冬の雪道を開通させバスを走らせる、医療に力をいれて、高齢者の医療費を無料にするなど、村の人たちと一緒に実現していくお話しです。

住民の声をきき、問題の解決方向を見据えて、住民とともにつくっていく。民主主義のあり方、地方自治の在り方、政治の在り方を見せてくれたような気がします。

少しわざとらしいところとか、学芸会的な感じのところもありましたが、それでこの作品の意味が失われるわけではありません。

村長さんが病気で亡くなって、村に帰ってきたときに、村の人たちが出迎えるシーンはやばいです。

雪深い村での撮影は大変だったと思いますが、厳しさを感じる景色です。きれいなんだけど、そこで暮らすことのつらさは相当なものなんでしょうね。でも、そんなところでも人間は生きているんですね。そして、みんなで力を合わせれば、あれだけのことができてしまうんですから、すごいですね。人間というものは。

これが憲法の本来持っている力なのかもしれません。

ベスト・キッド3 最後の挑戦

2010年12月18日 | 映画 は行
ベスト・キッド3 最後の挑戦 [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


がっかり。ダニエルさんが別人のよう・・・
ラルフマッチォが別人みたいと言うか…
顔がむくんでいる。太ったのかな?そういえば、裸のシーンもなかったな。
女の人も中途半端に出演させて、よくわかんないし、青春っぽいところが売りの映画だと思っていたけど、これは違ってます。

なんか、ちっちゃいところで大きな陰謀が渦巻いても、ちっちゃい話でしかないんですよね。
あの社長さんに何か傷がついたかというとそういうことでもないし…

物足りなさすぎる。

・・・期待しちゃだめだったかな?

カインド・オブ・マジック / QUEEN

2010年12月17日 | 音楽
カインド・オブ・マジック(紙ジャケット仕様)
クリエーター情報なし
EMIミュージック・ジャパン


何となく手にして聴きました。
カインドオブマジックはPV録画して見まくりました。クイーンって、昔はすごいというイメージがあって、それに比べてポップでわかりやすくなったなあ…なんて知ったふうなことをほざいていましたが、実はそれほど昔の曲を聴いたこともなくて、最初のアルバムとⅡを聴き始めたのも社会人になってからでした。しかもそこから別にはまるでもなく、他のアルバムは買ってみたものの聴かなかったりしてました。ベストはよく聴いたけど…

ちゃんと発売当時にアルバムを買ったのは、ミラクルと、イニュエンドゥでした。メイドインヘブンも買ったけどあまり聴かなかったし…

今でもⅡはよく聞くけど…イニュエンドゥなんて、アルバム自体どこへ行ってしまったのか…

大人になればなるほど、後期のアルバムが聴きやすくなるはなぜなんでしょうか。
このカインドオブマジックもとても聴きやすくて新鮮です。
大人の音楽なのかな?


ベスト・キッド2

2010年12月17日 | 映画 は行
ベスト・キッド2 [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


はじめてみたときにも、最後のでんでん太鼓は思わずわ笑ってしまいましたが、こんかいも、笑わせてもらいました。
急に来る嵐がすごいし、それで鐘を鳴らすのが女の子っていうのがすごいし、嵐の中でずっとあそこにいて誰も気づいてあげられないのもすごいし…なにより、みんなの日本語がすごい。ロケ地はどこなんでしょうか。

米軍基地に簡単にはいってしまうのもすごい。

1の時にみやぎさんが涙を流した亡くなった奥さんと子供のことは全く関係ないみたいロマンスもすごい。その点は、弟子も負けじとすごいけど。

日本とか沖縄を勘違いしているというだけでなくて、普通考えてもおかしいでしょう!と思うところもありますよね。

でも、ダニエルさんと久美子さんは良かったですよ。

ラルフマッチオの声が好きです。
クロスロードをまた見たくなったな。

沖縄での戦争や米軍基地のことにふれているのは良かったと思いました。

このさき、3と4があります。ここからは、未知の領域になります。
さて、今度はどうなるのでしょうか。

座頭市

2010年12月16日 | 映画 さ行
座頭市(デジタルリマスター版) [DVD]
クリエーター情報なし
J.V.D.


きれいな女の人、樋口加奈子さんだったんですね。裸体が美しいですねえ…

勝新太郎さんの座頭市、最後のやつだと思います。その頃の勝新太郎さんにはあまりいい印象がな買ったですが、やっぱり座頭市は勝新太郎さんですね。
話が進みそうで進まない、流れて行きそうで引っかかっちゃいそうなちょっと歯がゆい感じがします。あと、血が飛び過ぎだし…

悪い奴らがあまり大物がいないのも残念な気がします。
緒方さんも出ていますが、かっこよさげでかっこよくないというか…よくわからない人です。最後もあっさり殺されちゃいます。あれはあれでいいのかもしれないけれど、もうちょっと何かほしいです。たとえば、剣を抜けずにへたり込んで終わってしまうとか…その方がインパクトあったかも。

情けない音楽は80年代的で贅肉がいっぱいついている感じです。

でも、殺陣のシーンは結構迫力あります。
ビギャッ!ビギャッ!ビギャッ!ビギャッ!ビギャッ!と、5つ以上連続で切り刻むと、結構快感が走ってきます。







世界名作劇場・完結版 赤毛のアン

2010年12月15日 | アニメ
世界名作劇場・完結版 赤毛のアン [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル絵


グリーンゲイブルズのアンeが帰ってきました。グリーンゲイブルズへの道と、ドラマのをみたおかげで、この完結版も後追い的に観ることができました。アニメの編集も良かったのかもしれません。ちょっと、ダイアナやギルバートとの関係が希薄な感じはしたけれど、マシュウとマリラとアンeの3人の関係はとてもよくわかって良かったです。12ダースの男の子よりもお前にいてもらうほうがいいよ・・・このマシュウの心からの気持ちは泣けます。そのあとにマシュウは死んでしまうわけだけど、マシュウの死をアンeは、ダイアナの前で心を開くのをあえて押さえて、マリラと2人だけの悲しみにしたところも泣けます。本当にこの悲しみを分かち合えるのは、この場合は、マリラしかいなかったんですね。マシュウとのお別れのときも涙一つ見せずに気丈にふるまったアンeですが、暗くなった部屋で一人になったときに、緊張の糸が解けたように泣きます。その泣いているアンeに寄り添うマリラも、アンeのおかげでマシュウの死を受け止ることができるようです。
マシュウが、アンeがこの家に来たことを神様の思し召しと言っていましたが、アンeが着たおかげで、2人に生きるための張り合いをもたらしてくれたのでしょう。

そして、アンeにとっても、あのめちゃくちゃな癇癪持ちのアンeがここまで成長できのも、やはり愛されていたからだと思います。グリーンゲイブルズで人の愛にふれたことがアンeにとっての成長にもなったし、心の支えにもなったわけで、だからこそ、そんな自分を育ててくれたグリーンゲイブルズが他の人の手にわたることはアンeにとってはあり得ない選択だったのでしょう。

それも、自己犠牲でそうしたんじゃないというところに自分を持っていくことができるのも素晴らしいですね。奨学金を蹴って、地元で教師をやるということは、挫折でなく、違う道を選んだということ、違う道をまっすぐ前に向かって進むことのように思いました。

高畑勲さん、宮崎駿さん、そして、耳を澄ませばの近藤喜文さん、さらに、よく見たら、神山征二郎って書いてあるし…そんな人たちがつくりあげた作品なんですね。

今気づきました!たしかに12ダースの男の子よりはアンひとりの方がいいかもしれませんね。1ダースの間違いでした。

LOVESEXY

2010年12月14日 | プリンス
LOVESEXY
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン



プリンスのアルバムで最高に好きと思い続けている割にはもう何年も聴いていないアルバムです。昔聞いた時のような曲の連続にはまり込むというか、練りこまれるというかそんな気持ちにはもう慣れないだろうという不安もあって、なかなか聴こうと思わなくて・・・

1. アイ・ノウ
出だしのそっと始まる感じが、これから始まりますと言った感じで素敵です。そして、ガラッと明るく陽気になります。後半の流れが大好きです。

2. アルファベット・ストリート
シングルにもなった曲です。ちょっと力が抜けた感じがいいです。これも大好きでした。やっぱり後半の追い込みがすごいです。ラップがとても大好きです。

3. グラム・スラム
これも昔は大好きでした。大好きばっかりで申し訳ないですけど、これは、何となく恥ずかしくなるくらいにわかりやすいサビの部分が大好きだったのと、やっぱり後半部分の追い込みが大好きでした。

4. アナ・ステシア
これは昔からつなぎ的曲として聴いていました。じっさい、ずっと聴き続けないと曲を飛ばすことができないので…(笑)。でも、好きですよ。
5. ダンス・オン

6. LOVESEXY
今回聞いたら、この曲が一番良かったです。なんというか、派手な曲ですね。きらきらしている感じがします。

7. ホエン・トゥ・アー・イン・ラヴ
これは何となくこもった感じの曲です。乾いた寒い感じの音に合わせてやさしく温かくプリンスが歌ってる感じでしょうか。好きです。やっぱり好きです。

8. アイ・ウィッシュ・ユー・ヘヴン
この曲は今聴いても最高です。もう大好きです。ツアーの時は、シーラEがひとりで歌ってくれました。とても思い入れのある曲ですね。今でもたまに気付くと歌ってる時があります。なんというか、フワフワした雲の上のような軽さです。
・・・あ・・・止まってしまった…CDプレイヤーの調子が悪いので…

9. ポジティヴィティ
この中では一番好きではない曲。でも、lovesexyの最後はこの曲で決まり!この曲があってこそのlovesexyだと思います。

20年前と同じ歌声を届けてくれてありがとう…
もう、こんなプリンスには出会えないのでしょう…

パープルレインからこのアルバムまで、プリンスはすてきなアルバムを出し続け、自分は夢中になりました。プリンスのエネルギーと、自分の思いが一番重なった時期です。このアルバムで、プリンスは、一つの区切りがついたと思います。・・・いや、自分の方が区切りがついたのかもしれませんが…

久々に聴いてよかったです…最後の曲は聴けなかったけど・・・