唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

はてなの茶碗/始末の極意 

2006年02月23日 | 落語
今日は、はてなの茶碗と始末の極意を見ました。

はてなの茶碗は有名な骨董屋さんが、京都清水寺の茶屋で茶碗をすかしたりしながら見て、「はてな?」といったのをみていた大阪の油屋さんが高価なものに違いないと目をつけ、店の主人から無理やり買い取って高く売ろうとしたというはなしです。
なぜ「はてな?」といったのかがわかるところは思わず笑ってしまいました。
そして、そこまでして足を運んでくれたのならとその茶碗を買い取ると言い出した骨董屋さんに対して、油やさんの間髪入れない一言がまたどっと笑わせてくれます。

始末の極意は、いきなり始末ってなんだと思っていたら、倹約とか節約の意味だったんです。
つまり節約の極意ということですが、いろんな節約方法を2人で自慢しあうというわけですが、ここで、うなぎのにおいでご飯を食べるというのがあります。これ、たけしの番組で「足立区のなんだか」とか言うのやってましたよね。それで、本当にうなぎでご飯が食べられるのか実験したら、ほんとにうまいといって食べてました。

炭団は・・・

2006年02月23日 | 落語
今は亡き桂枝雀さんのDVDを久しぶりに見ました。
「花筏(はないかだ)」と「くやみ」です。

花筏は強いお大関の相撲さんの名前で、その人が病気になり、ちょうちんはりの徳さん(だったかな?)が花筏に似ていると言うので、かわりをやると言うはなしですが、夜這いしたというところと、最後の一番での2人のやり取りがとても面白いです。落ちも決まりました!って感じでした。
それで、お相撲さんの話なので、相撲の説明がありました。何でも、そのころは、東京と大阪で別々に(たしか)やっていたとかで、1年に2場所しかなかったんだそうで、人気者だったお相撲さんを「1年を20日で暮らすいい男」と言っていたとか。(たぶん・・)

くやみはお葬式の悔やみのはなし。
お悔やみの仕方は、あまり何を言ってるのかわからないほうが良いと、紹介するところはちょっと面白かったです。
で、お悔やみのつもりが商売の宣伝になったり、奥さんののろけになったりと陰な場でこその面白さが出てたと思いました。

それで、くやみのなかで、たどん屋さんというのがでてきまして、たどんってなんだ?うどんの一種か?とか、思っていたら、話が進むにつれて、炭のことだとわかってきました。辞書で調べたら、炭団と書くそうです。

炭団(たどん)
(1)木炭や石炭の粉を布海苔(ふのり)でボール状に固めた燃料。[季]冬。
(2)相撲の黒星の俗称。
――に目鼻(めはな)
色が黒く醜い顔のたとえ。