28作 1981年
音無さんが雰囲気があっていいですねえ・・・
でも、本気で約束したとしたらどうだったのだろう・・・・
そんないい加減な寅さんに対して怒ったのだろうか・・・
寅さんも、その時はただ適当に相槌を打ったにしてもだ、そのあとの付き合いでその気になる事だってあるわけで、そのことを正直に言えばいいのに。それで相手が困るなら困らしちまったほうがいいのではないでしょうかね。寅さんの優しい気持ちはわかってくれてるんだからさ。
寅さんは正直になれないんだね。自分が傷つくのはいつもの事だろうけど、相手がそれによって、余計な気を回してしまうのがいやなのかね。
なんてね。俺も寅さんと一緒で、人のことなら色々言えるけど、自分のこととなると・・・
なんか、久しぶりに吉岡君に会ったような気がする。吉岡君になってせりふが増えてきたみたいだね。・・・というか、年齢的にしゃべれるようになったということかな?
岸本さんとのたびもおもしろかったし、なんといってもちいさんがよかったよ。気合はいってて、ど迫力で。
そして、常三郎役の小沢さんがまたまた、らしくていいです。
岸本さんと「常三郎」の名前の関係はあるのかな?ないのかな?なんのこっちゃですね。
ちいさんと岸本さんのきょうだいの絆を見ながら、寅さんとさくらさんのきょうだいの絆の深さも再確認しました。
2008-01-30
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音無さんがすごく魅力的です。その音無さんに対する寅さんの態度がすごくかっこいい。最初からずっと物思いにふけってる感じが、他の作品の寅さんよりも哀愁を感じてかっこいい。
寅さんは、あのとき、ああいうしかなかったですよね。
でも、もう一言、「そのときは死ぬなんて思ってなくて冗談交じりにうなづいたけど・・・あなたから余命いくばくもないと聞いてから、ずっと、あなたのことを思っていました。」なんて言葉を続けていたら、展開は違ったのかもしれません。
「安心した」といいながら、彼女も動揺していましたが、彼女の本心はどうだったんでしょうか。
寅さんのやさしさは、死んだだんなとの約束があったからなのか・・・根っからのやさしさなのか、測りかねていた所もあったのかもしれません。何より、寅さんはその約束を本気にしているかどうかですよね。
そんな約束をまじめにしたといえば、私を何だと思っているの!?となるだろうし・・・だからといって、いい加減に聞き流したといえば、そんな大事なこと冗談で聞くなんて私を何だと思っているの!?となるかもしれないし・・・そこの所が微妙ですよね。
まあ、それを持ちかけただんなが結局2人をくっつけなかったのかもしれませんねえ・・・余計な気兼ねを2人の間に作ってしまったかもしれません。ある意味、旦那の亡霊が引き離したのかも。
2009-01-07
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今回は少しクールなかっこいい寅さんを見ることができます。
そして、女の子に対しては余裕をもって接することができるんですよね。
そう。恋愛対象となっていない相手に対しては、とても自然に面白おかしくできるんだけど、一度意識してしまうと壊れちゃう。
極端だけど、これもわかるんだよなあ…
最初のお別れの笛の音…のシーンと、最後のお別れのシーンが好きです。寅さんのとんだ三枚目…のところも好きです。
女の子がとら屋を訪ねてきたときにみつおをどんと突き倒すシーンもよかった。
とら屋での兄弟げんかもよかったな。
最初のクリーニングのばかにすんな!ってところも、思わずもらい泣き。
笑って泣いて、やっぱりこれがとらさんです。
本郷の旅館は、高校生の時に泊まったところかもしれません。
あのへん、雰囲気あっていいとこですよね。今はどうなってますかね。
田舎の景色がいいです。