唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

エクスペンダブルズ

2011年05月26日 | 映画 あ行
エクスペンダブルズ [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


DVDで2度目見ました。何となく普通な感じでした。
暗闇での戦闘は何をやっているのか、どっちがどっちをやっつけたのかも誰が誰なのかも、よくわからなかったり…

まあ、それでもスタローンが一生懸命頑張っている姿は好感が持てます。

あれだけ殺戮しておいて、あんな笑顔ができるのもすごいですがね。


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エクスペンダブルズ・・・
この響き・・・ランボー怒りの脱出のコー・バオとのやり取りをすぐに思い出しちゃいます。
ランボーがウジウジしながら、「おれは捨石だから・・」
コーさんが死ぬ時にも、きらきらした川面の中、「あなたは捨て石なんかじゃない…」と言って捨て石のように死んでいったのを思い出します。

ランボーからのテーマともいうべき「捨て石」
それが題名になっているので、かなり期待を持っていました。
しかも、最後の戦場の後ですからね。
あのレベルの戦闘を期待しちゃうわけです。

いやあ・・・まず驚いたのが、ロッキーと、ランボーに感じなかったスタローンらしさ。
前の二つは、どこかスタローンっぽくない気がしてたんだけど。今回は、スタローン顔してました。やせたかな?

この映画の売りのいろんなスターが出てるところも、結構良かったです。まあ、シュワルツェネッガーとブルースさんはご愛嬌としても、ミッキーロークは存在感を出していました。っていうか、この人、かっこいい…
ネコパンチ以来、日本からは潮が引くように忘れ去られていった印象のこの人、この前のレスラーから、また、確実にファンが戻ってきているのではないでしょうか。
かなりかっこいいですよ。あれだけの出演なのに、一番印象に残る、一番演技をしていました。

ストーリーはいりません。
でも、昔のスタローンの映画のように、アメリカ万歳ではないですね。
今回も、直接アメリカが悪とは言ってないけれど、どこかそういう匂いを持たせてます。昔のようにアメリカが正義。アメリカの敵は悪。というアメリカの時代の終焉はアメリカ映画そのものが物語っている気がしますね。

そのミッキーロークの苦悩のシーンは結構ジーンとくるところですが、あのシーンは、この映画そのものが成り立つのか、考えてしまいますね。
平気でバンバン人を殺して、気になる女の子のために大量虐殺をしてしまうこの映画、大量殺人の罪を一つの命を助けることで救いを求めたわけだけど・・・

人対人の関係での愛情と、敵味方での非情、この使い分けって、かなり矛盾があるわけです。その矛盾を引き起こすのが戦争なわけですが・・・
痛快な殺戮で死んでいった無数の命の一つ一つの人生を考えるときに、この映画の持つ意味はかなり違う意味が出てきます。

そこで、こんな映画の展開も面白いかもと思うんですが、最初の30分ぐらいでどんどんぱちぱち大量に人を殺しておいて、その死んだ一人ひとりの生活とか描いて、あらためて、またその最初の戦闘のシーンを30分ぐらい展開するの。
まあ、オースティンパワーズは、それを面白おかしくやってるけどね。

なかなか見ごたえのある。でも、これはいい映画とか言ってはいけない部類の映画だと思いました。

あと、アクションがすごい。CG全盛の時代に、この「80年代アクション」は、すごいです。

最後まで見続けると、なんか変な日本語の歌が始まりました。開いた口がふさがらないようなくさい歌詞の連続に、新人のB級メタルバンドかと思って聴き続けていると、なんか、どこかで聴いた声のような気がしてきて・・・臭い歌詞とこの声、ああ、長渕か!ここまでこうなっちゃったんだ・・・メタルになりきらないメタルなのは、フォークソングをただ楽器を激しくしてごまかしただけだからだったんですね。B級メタル(というものがあれば)の皆さんに謝らなければ・・・
日本だけの挿入歌みたいだけど、何でこんなことしちゃうのかな?映画が台無しですね。
DVDでは、差し替えてほしいです。
エンディングを最後まで見続けて、がっかりするっていう映画もめずらしい。
余韻も吹き飛ぶこの演出。
まったく・・・やれやれだぜ・・・・

2010-10-23 23:02:04

紅の豚

2011年05月26日 | アニメ
紅の豚

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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飛行機乗りは気持ちのいい連中だという話です。
カーチスとの決闘も持ちつ持たれつの範囲内です。みんなで支え合ってます。
社会がファシズムに進んでいくくらい世の中で、庶民はみんな元気に生きていますって感じがまたいいところですね。

困った時はやっぱりジブリ作品を見直すのが一番。
何度見ても失敗しない。

最近のやつはどうかわかりませんが…

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飛べない豚はただの豚さ

よく考えてみたら劇場で観て以来かもしれない。
少女との淡い恋?や、ドタバタ劇。人間たちのの気持ちよさ。乗り物へのこだわり、空を飛ぶ気持ちよさなど、自分の考える宮崎さんらしさがたくさん出ている。

暗黒を予感させる時代の中で、みんなが人間らしくしぶとく生きている姿はとても好感が持てます。

「飛べない豚はただの豚さ」とか、「そういうことは人間同士でやりな」、「豚を裁判にかける気はないぞ」とか印象的なせりふも。

気に入らないところは、主人公がもてるところ。うー・・・気に入らない気に入らない!うらやましい!

2004/01/05 00:41

もののけ姫

2011年05月25日 | アニメ
もののけ姫 [DVD]
クリエーター情報なし
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


<ストーリー>
中世の枠組みが崩れ始めた室町時代の日本。いまだ人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、人語を解する巨大な山犬や猪などの神獣たちが潜み、聖域を侵す人間たちを襲って、荒ぶる神々として恐れられていた。エミシの末裔のアシタカは、人間への怒りと憎しみによってタタリ神と化した猪神に呪いをかけられ、それを解くために訪れた西の国で、数奇な運命に巻き込まれていく。森を切り開いて、人のための豊かな土地を作り上げようとする、タタラ製鉄集団のエボシ御前は、鉄を打ちながら人間中心の社会を築き上げようとしていた。一方、犬神に育てられた少女サンは、“もののけ姫”と恐れられ、森を守るため神々とともにタタラ集団と戦っていた。双方とも「己が正義」と信じるこの争いに、さらに不老長寿の力があるというシシ神の首を狙う侍たちが絡み、三つ巴の戦いとなる。アシタカとサンは、惨劇の中で出会い、心を通い合わせる。しかし、森を巡る戦いは凄惨を極め、大混乱の中、シシ神の首が奪われてしまう…。
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映画館で見て以来です。
何年前になるのでしょうか。
これを一緒に観た友だちは、最初に「日本の景色じゃないよね」といってましたが、アシタカの設定は無国籍的な日本人とは違う、忘れ去られた民族という感じだし、それを出すために日本的な風景にしなかったのかもしれません。古代の民族のようでもあり、アイヌのようでもあり、遊牧民のようでもあり・・・
昔の日本の国って言ったって、今のように、すべてが国として把握されているわけでもなかったのだろうし、その頃の日本人が踏み入れられない未開の土地という隙間に生まれた民族ですね。日本の国家が成立していく過程で、そのような小さな民族が淘汰されていく様を表したいのかもしれませんが・・・

そして美佳命・・・じゃないって、未開の地、森の奥深くは、人間が立ち入ることのできない神聖な場所、恐れられた場所でもあったのでしょう。
人間の文明が発達するに伴い、その神秘性は失われ、人間によって、森が壊されていく、そんなお話でもありながら、でも、それでも、人間を否定するというお話ではありません。首が飛んだり、人やいのししがいっぱい死んだり、宮崎さんの話の中では珍しく殺伐とした映像もありますが、宮崎さんのその時の気持ちが殺伐としていたのかも知れませんね。「人間が嫌い」と思っていたのは、サンではなくて宮崎さん本人だったのかもしれません。

自分のイメージとしても、このころから、宮崎さんは今までの「いい映画」を作るというイメージから抜け出したかったような、そんな気もします。そして新しいものをつくろうとして限界を見ちゃったような・・・それか、何をつくってもヒットしちゃうのが気に入らなかったのかも。日本を舞台にしておきながら、完全な日本の話しにすることを避けている気もするし・・・。まあ、それでいいじゃんって言われれば別にいいんだけど・・・

自分はこの頃から、宮崎映画から離れていったんですよねえ・・・宮崎映画にたいして、ちょっと否定的な意見を言うことにかっこよさを感じるというか。そんな感じでひねくれ出したのは自分の方かもしれませんが・・・

何となく計算式的な結論というか、もっと複合的ないろんな要素って感じじゃないですよね。数式は複雑だけれど、キチンとすべてその数式で結論を出しちゃうみたいな。その数式を理解することはできるんだけど、心で理解することが何となくできないんですよね。そういう意味では、せりふも数式的です。宮崎映画のせりふは自然な感じじゃなくて、瞬間的に聞いてる方が恥ずかしくなるのが多いです。まあ、人によっての演出の仕方だから、自然なせりふをつくろうとして失敗したというよりは、その言葉がしっくり来るから使っているんだろうし、それは人の好みなんでしょうけど。

エンディングのところで、友だちと、「このあと、村に帰る映像ってなかったっけ?」って話をしました。なんか、そんな記憶というか、映像が頭に残っているんだけど、DVDには収録されていませんでした。
そう言えば、ラピュタでも、そんな都市伝説みたいなのありましたよね?でも、本当にそれがイメージとして残っているんだけど、やっぱり思い込みなのかな?人間って不思議だ。

人間の不思議といえば、あのエボシとかいう女の人、なんであそこまでダイダラボッチをしとめたかったのだろうか。いい人である面と、自然を壊す「悪い」面と両方ある、人間の象徴として描かれていたのか・・・お城(じゃないよね?)を攻められてるのに、あそこまでこだわるのは理解できない。もののけが獣になってしまったように、理性も消されてしまったのでしょうか。

もう一つの不思議は、何であの村の娘さんからもらったお守りをサンに渡しちゃったのか。あれは、村との決別を意味したのかわからないけど、映像以上に残酷な行為ですね。あの女の子がかわいそう・・・
あの女の子と一緒のほうが幸せに暮らせると思うけど、時として人間は安定よりも冒険を選んじゃうんですよね。そういえば、サンがアシタカをシシ神のところに担いで連れて行ったときに人間のにおいがついたとか何とかいってましたが、サンはやっぱり獣くさいんだろうな。獣くさいのはちょっと嫌だな。

未来少年コナンとナウシカ、そしてこのもののけ姫。それぞれ別な話しだけど、同じ気がしちゃうんだよなあ・・・

サマーウォーズ

2011年05月23日 | アニメ
サマーウォーズ [DVD]
クリエーター情報なし
バップ


結構おもしろかったです。
田舎のちょっとした青春ものと思ってたら、なんかスケールが無駄にでかくて。
そのスケールのギャップが狙いなんでしょうけど。
それでもやっぱり青春ですねえ・・・。

おばあちゃんが若々しすぎだけど、いい感じの人でした。
主人公も女の子も良かったですけどね。
一族もそれなりにおもしろくてよかったんじゃないでしょうか。

ただ、オズの中身はさっぱり…


朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)

2011年05月22日 | 
朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者の命を救うべく、83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった──。「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生することなく次第に朽ちていく体。最新医学を駆使し、懸命に前例のない治療を続ける医療スタッフの苦悩。
人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問いかける、渾身のドキュメント。

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一気に読んでしまいました。

最初の数日間は本当に元気で、次第に「朽ちていく」姿が痛ましい。大内さんの人柄や家族のことも書かれていて、そんな「普通の人」が一瞬にそれまでの生活をすることも、生物としての人間の機能も奪われ、破壊され、確実に死に向かっていく・・・。

人間の身体って、循環の中でその個体を保っているんですね。そして、その循環が止まって、崩れたものが崩れたままになってしまうもののような状態になった時にできる治療って…。身体が生きようとするからこそ、医療というものは成り立つ気がしました。

被曝した大内さんが意識があるのかもわからない、体も動かない状態になって、医療の措置が回復のためでなく、いまの状態を維持するための、死ぬ時間を延ばすだけの努力になって、何のために治療しているのか、わからなくなっていきます。
大内さんは意思表示できない状態で、生きようとしていたのか、それとも苦しん身から解放される死を望んでいたのかは、わかりません。
どの選択が正しかったかは答えは出ませんよね。

福島原発の事故で、これからどうなるのか先が見えない状況ですが、いま、本当に原発に依拠する社会でいいのかが問われていると思います。

大内さんが亡くなったときの記者会見で、治療にたずさわった前川さんは、「原子力防災の施設のなかで、人命軽視がはなはだしい。現場の人間として、いらだちを感じている。責任ある立場の方々の猛省を促したい」と言っているそうですが、この東海村でのこの事故が教訓化されたのかどうか。
いまの東電や政府の対応を見ていると、まったく何も考えていないとしか思えませんが・・・

老人と海

2011年05月21日 | 映画 ま・や・ら・わ行
老人と海 [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


小説に忠実に、年老いた漁師と巨大カジキの命を賭けた・・・人生をかけたたたかい。
うとうとしながら、まるで同じ船に乗り合わせているかのような錯覚に陥りながら・・・

しかし、あんな細いロープを素手でつかんで、あのカジキの力を押さえ込もうなんて、、あんなすれちゃいましたって程度の怪我ですまないような気もしますが・・・

手で引っ張るカジキ漁もあるとは思うけど、あれはさすが漁師さんということなんでしょうか・・・

いるかは問題でカジキは良いのかなとも思いつつ・・・
文化の違いがあるのに、それを一つのものさしに当てはめるのはおろかですね。
文学作品も、釣り上げる対象がカジキだったからよかったけれど、いるかとか鯨だったら、残酷ショーですからね。

名探偵コナン 沈黙の15分

2011年05月21日 | アニメ
名探偵コナン 沈黙の15分 オリジナル・サウンドトラック
サントラ
ビーグラム


友達が「コナン観たい」と言っていたので、みる約束をしていました。
メールのやり取りのなかで、いつの間にか、「コナンで良いからさ」・・・「映画行きたいっていうのなら・・・」と、なんとなく友達のトーンが下がっていくのは気になりましたが・・・

正直、自分はこの手のアニメを自分から観ようとは思いませんでしたが、誘われたときに、まあ、子どもに人気のある映画だから、つまらないという事はないだろうと・・

お客さんは子ども連れのお母さん、孫を連れたおじいちゃん、おばあちゃんの6組ぐらいですか。大人2人でみに来たのはうちらぐらい。
子どもたちは静かに見てましたよ。

はじめに、初めて観た人でも人物関係が大体わかるような解説がありました。親切ですね。

推理のところは、なぞを解く裏づけをあばくというよりは、筋を並べた結果こうなりましたというような推理ではありましたけれども、まあ、子どもたちが楽しめれば良いのではないかと。
かなりウソっぽいところやこじつけ、普通はそんな風な流れにならないよ!といいたくなりそうなところはあったような気がしましたが、それも、子どもたちが気にならなければどうでもいいことです。

子どもたち3人組が無邪気なところがなんとなく救いです。
言葉ばっかりで、それを消化するにも大変でしたから。洞窟で、クールな女の子(名前わからないですいません・・・)にもう1人の女の子(名前知らなくてすいません)がくっついて歩いているのがなんとなくうれしい感じでした。

爆発!ダム決壊!なだれ!子ども向けとはいえ、こんなスケールのでっかい、お話になっているとは!でかすぎてひいちゃいます。

都知事が出てきます。まあ、良くも悪くも見えます。
いまの都知事は人によっては受け止め方が違うといった程度の人間ではないと思うので、現都知事がモデルでないと思いたいですね。

最後のコナン君を探すシーンはちょっと泣けた。

あのお姉さんの角のような髪型がすごく気になっちゃいました。

ガール6

2011年05月17日 | 映画 か行
ガール6【字幕版】 [VHS]
クリエーター情報なし
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


女優になれない女の子がテレフォンセックスで稼ぐというお話です。

なんか、今のインターネットでの人のつながりにも通じるような希薄な関係です。
でも、会話の内容は日常では表に出せないような裏の自分、裏というより、不断は眠り込ませている自分とでも言いましょうか、そんなものを、目に見えない相手に対しては出せてしまう・・・それで、何でもうけとめてくれちゃうから、はまり込んでお金を使ってしまうわけですね。

受ける側の女の子は金を稼ぐために相手にあわせて、ウソの共感で客をとるわけです。マジメに相手のことを気にしてしまうと、こんな仕事できませんよね。

お互いが、それを割り切っている間は成立する関係。

そのウソの世界を現実と勘違いしてしまうと、そこには破滅が待っています。

それは会おうといわれて会いに言ったらすっぽかされた現実とか、アパートを突き止められて、殺されるのではないかという恐怖とかがありましたが、架空の世界がエスカレートしてしまって引き起こされた現実の恐怖というのは、本当に怖い。

マジであんな感じでアパートに入ってこられて、殺されちゃうなんてことは、実際にありそうでこわいです。
最後の現実稼動かわからないようなテレフォンセックスから、現実の恐怖に切り替わるところがとても印象的でした。

それで、そんなスパイクリー監督のガール6、ずっと観たいと思っていながら、見ることができなかった作品です。

何で見たかったかというと、音楽をプリンスがやってるんです。
これはすごいですよ。
プリンスプリンスプリンス。
正直、プリンスの曲の方に気持ちが入り込んでしまうので、物語が何となく中断しちゃう感じがもったいない。どっちに集中していいかわからなくなる。

プリンスと映画は相性が悪いのかな?

特に、パープルレイン、アラウンド・・・、パレード、サイン・・・の曲とかが流れると、さっと現実に引き戻される感じです。映画に融合してないです。

でも、最後のサムタイムスノー・・・でまたジーンときちゃいます。
あそこのキスシーンは美しいですね。ただ、あの男のほうというのが、なんか納得いかないけれど。雪の変わりに電話が降ってましたけど。

ところどころに遊び心があって、マドンナの取扱説明のところとか、マルコムXのときみたいなタイヤごろごろがあったり・・・

エレベーターから落ちた少女の話は何を意味するのかはよくわかりませんでした。
でも、何か深い意味づけをしています。
遊んでいたらエレベーターのドアが勝手に開いて落ちちゃうというのがあのときの彼女のこのまま落ちていってしまうかもしれないという恐怖のイメージと重なったからなのか、それとも、黒人社会の現実のイメージなのか・・・よくわからないけど、わからないくせに、いいアクセントになってる気がして。

そんなこんなで、洋物のえろビデオ見てるのと間違えられそうなそんな一品でした。

DVDにはなってないのかもしれませんね。
ビデオでレンタルしました。

ぜひ、DVDにしてほしいです。
プリンスの曲がずっと流れていて、それだけでも楽しめる映画です。

ガール 6 オリジナル・サウンドトラック
プリンス,ニュー・パワー・ジェネレーション,ヴァニティ6,バニティー,スター・カンパニー
ダブリューイーエー・ジャパン

愛の伝道師 ラブ・グル

2011年05月15日 | 映画 あ行
愛の伝道師 ラブ・グル [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


映画の評判はとても悪いみたいです。
たしかに、ウェインズワールドやオースティンパワーズにくらべると、見劣りしてしまいます。
キャラクターが中途半端な気がしました。まあ、オースティンパワーズのあとにそれ以上の個性を出すのは難しいと思いますけど。どっちにしても、マイクマイヤーズさんは素だととても平凡な顔しているので、つくってくるしかないかもしれません。新しい濃いキャラを見つけ出してまた頑張ってほしいものです。


下ネタの連発がだんだん嫌になってくる。バランスが大事ですね。
英語のギャグがサッパリわからない。

ジェシカアルバさんは、本当にかわいいですね。

しゃべるミニミー。やっぱりミニミーだと思っちゃうので、きりかえられないです。
全編にわたって、どうしてもオースティンと比較してしまいます。

石内尋常高等小学校 花は散れども

2011年05月14日 | 映画 あ行
石内尋常高等小学校 花は散れども [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル


新藤兼人監督は何歳でしたかね。90才を超えていましたよね。
それでも映画をつくる情熱が衰えていない。それだけですごいと思っちゃいます。
どの映画とも違う、新藤監督の独自の絵が見えてる感じが面白いです。
大袈裟で恥も外聞もないところが監督らしい感じがします。

リアルさとか、みんなに共感してもらおうというよりは、自分の世界で、自分の感じ方を前面に出しているというか。子どもの絵に似てるかな?自分が感じたところは絵が大きくなってあとはそこにつけたすみたいな。その自分のイメージを絵にしたくて仕方がないのではないでしょうか。

正直、観る側の自分としては、我慢しなくてはならないところもたくさんあります。病気で倒れてからの先生の会話とか、校歌もそうでした。同窓会のシーンもそうです。どこか外れてる。リアルさがない大袈裟さがあります。でも、リアルじゃないからダメということではなくて、これが新藤監督のイメージなのか!と思うと、妙に納得いくような気もしれしまうから不思議です。
年齢的なものが何だかごっちゃになっちゃうキャスティングな気もします。

川上麻衣子さんの先生の奥さん役が、何となくその大袈裟な世界の中でまともな演技をしていてちょっと安心させてくれます。その落ち着きはらった雰囲気でいながら、校歌を歌う時には、その普通さで指揮をしだすところがなんか面白いし、自然に出てくるセリフがとても美しく感じます。コスモスの花の話のときに、「花は、見てもらうために美しいんですよ」とかサラッといって、やけに説得力があります。

情熱の度を越した大竹しのぶさんの演技は、新藤監督の一番のお気に入りなんでしょう。あの、攻撃的な明るい歌声。普通の女優さんが恥ずかしくてできないようなことも、この人はやりきっちゃう感じがします。

同窓会のシーンで、みんなが戦争で普通の暮らしが破壊され苦しんで生き抜いてきた話のあと、主人公の中途半端な生き方が、とても恥ずかしいようにも見え、その時の村道監督の気持ちの表れだったのかもしれませんが、地に足がついていない生き方がとても印象的でした。

そして、みどりさんも苦労はしているんだけど、過去に縛られていて現実の苦労にどっぷりつかって生きているほかの人たちとは違う浮足立ったものを感じます。

2人にとっては、あの時の小学校の思い出が縛りになって、他の人のように、歳をとれなくなってしまったのではないかと思ってしまいました。

それでプロポーズのシーンは結構ジーンときます。
緑さんは、35年間ずっとそれを待ち続けてきたわけですね。でも、それを言ってくれたときには、それを受けることができない。受けることで脚本をあきらめさせることは主人公の幸せにならないし、そんな妥協させて結ばれても、望む幸せは来ないと思ったのでしょう。彼の生きがいを奪ってしまうことになる。
あの時の2人のやり取りはとてもみじめでとても素敵に見えました。

新藤さんは海のシーンにこだわりを持っている気がします。
新藤さんの海をみてると、生と死の境界線のような位置づけにしているんじゃないかと思います。
その海の波の激しさが死の恐怖をあらわしたり、生きる力をあらわしたり、心の激しさをあらわしている気がしたり・・・。

あの、午後の遺言状の海に入っていくシーンが強烈だったからなのかもしれませんが…

S&M シンフォニー&メタリカ

2011年05月11日 | 音楽
S&M シンフォニー&メタリカ
メタリカ,ジェイムズ・ヘットフィールド,カーク・ハメット,ラーズ・ウルリッヒ,マイケル・ケイメン,クリフ・バートン
ソニーレコード


オープニングでドキドキします。代々木オリンピックプールのライブを思い出します。
しかし!!
オーケストラとの融合?「素晴らしい新世界」?それがここにある!・・・らしい・・・

メタリカの演奏は、すごく重厚で、引き込まれる。そこに、中途半端な雑音が混じっちゃった感じにしか聞こえない。自分の耳が悪いのでしょうか。

肝心の音は全部メタリカが演奏しているからなあ・・・やっぱり、そこでオーケストラって言っても、つけたしにしか感じません。

義捐金

2011年05月11日 | ありがたいお言葉
「震災の義捐金にご協力を」という文字を見て、「ぎそんきん?なんだ?そりゃ?義援金の書き間違い?」と思って、「義損金」で調べたら、「損」じゃなくて、「捐」なんですね。ちゃんと、義捐金(ぎえんきん)という言葉がありました。ちょっと勉強になりました。

ぎ‐えん【義捐】
[名](スル)慈善や被災者救済などの趣旨で、金銭や品物を差し出すこと。
◆「義援」とも当てて書く。

えん【捐】
1 すてる。「捐館/棄捐」
2 金を出す。寄付する。「義捐金」





風の谷のナウシカ

2011年05月08日 | アニメ
風の谷のナウシカ [DVD]
クリエーター情報なし
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


前にも書いてるかも知れませんが、見つからなかったので新規で書きます。

お話がしっかりまとまってます。
おおばばさまが結構インパクトが強いですよね。
すべてはおおばばさまの筋書きに沿って物語が進行しています。
みんながナウシカに駆け寄る中で、おおばばさまはユパさまをつかまえて、「どうじゃ!わしの言った通りになったじゃろう!かけはわしの勝ちじゃ!」と、声を震わせて涙しながらユパさまに訴えたことでしょう。

・・・と、お話はそんな話じゃありません。
地球を滅ぼすと思われていた腐海は、実は、地球を浄化する役割をはたしていた!
では、地球と人類は共存できないのか!?滅びるしかないのだろうか?という大きなテーマがあります。
そして、人間は戦争をやめることはできないのか。
巨神兵が死に、クシャナが去ったからと言って、戦争がなくなるわけではありません。しかし、人類が生き残るには、戦争をやめるしかない。自然と共存する以外に道はないということですね。
結局、そのまま時間が解決してくれる。人間がなにもしなければ。人間が生きる道は何もしないこと。地球の自浄能力はすごいのです。

何を書いているのでしょうか。

侵略されたところから、最後の方なんて、未来少年コナンを思い出します。

ドラゴンへの道

2011年05月08日 | 好きな映画・良かった映画
ドラゴンへの道 [DVD]

スパイク

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す・・・すごい!
う・・・美しい・・・
なんという美しさでしょう・・・・
思わず、「かっこいい・・・」とつぶやいてしまいました。
見とれちゃいます。
ブルースリーの動きひとつひとつがすごく魅せてくれます。
鋭くて、力強くて、しなやかで・・・
やっぱりこの人、すごいや。

女の人もきれいで、最高です。

ブルースリーの映画のなかで一番好きです。

2010-01-18 00:34:07

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や・・・やっぱり美しい・・・・
か・・・かっこよすぎる!

きれいな女の人、スタイルもすごいいいんですよね。すごい決まってます。
でも、タンロンとの会話はなかなか成立しない。かわいそうに…
2人はいい関係になったのでしょうか。
なってないだろうな…と、今までは思っていましたが、今回、気になる場面を見つけました。
タンロンが裸でお料理を食べるシーンですが、あの時、タンロンが裸でも、どうってことないようにふるまってました。
あれは、きっと、そういう関係だったからこそ、平気だったのかもしれません。

もっと恋愛が強調されても良かったのに。もっとあの女の人を見ていたかったです。

いやあ・・・しかし・・・ブルースリーの技のきれにはほんとうに惚れぼれします。