唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

コマンダンテ COMANDANTE

2010年08月31日 | 好きな映画・良かった映画
コマンダンテ COMANDANTE [DVD]

TCエンタテインメント

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内容(「キネマ旬報社」データベースより)
オリバー・ストーンが、アイゼンハワーからブッシュまで、歴代米国大統領10人と渡り合ってきたキューバ最高指導者、フィデル・カストロに迫るドキュメンタリー。「小さな強国」の指導者の素顔が明かされる。

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映画の中で、オリバーストーンの質問に答えるカストロにとても好印象を持ちました。

オリバーストーン自身がキューバの存在やカストロに対して好意的に思っていて、それでこういう映画になったとは思いません。最初の意図は、もしかしたら、キューバ、カストロの影の部分を暴き出そうと思っていたのかもしれません。いや、アメリカで言われているカストロ像が本当にそうなのか、ただ単に真実を知りたいだけかもしれませんが。
なんにしても、意図したかどうかにかかわらず結果的にとても肯定的に描かれていると思います。

アメリカで、上映禁止になったとちょっと聞きましたが、この程度の映画で禁止にしなくてはいけないほど、アメリカには弱みがあるのでしょうか。そんなアメリカ批判の映画ではないですからね。いや、結果的には、カストロを目の敵にするアメリカにとって都合の悪い映画であることは間違いないんだけれど・・・真実よりも、アメリカにとってどうかが優先されるわけですね。

インタビューに答えるカストロの姿勢がいいです。誠実さ、冷静さ、考え方、とても共感できるものになっていて、時にはユーモアもあり、2時間があっという間に過ぎていきました。

国の内情とか、民主主義の成熟度などはこの映画ではわからないところもあるし、キューバの状態を全面的に肯定するつもりもありませんが、インタビューの内容から、一革命家の戦い続ける姿勢、一政治家としての国を建て直すための努力はすさまじいものがあると思いました。信念、執念、怨念…よくわからないけど、ずっと一本筋を貫き通す人間の姿を感じました。

今テレビでガタガタやっている政治家のように、権力争いとか、利権で、中身もなく混乱させている人たちとは大違いです。

若い人たちへの人気もあることが映像では見られますが、(一緒に観た友達は、この映画に合わせて、演出したのかもしれないと言っていました。たしかにその可能性もあるしそこの真実はよくわからないけれど)政治家にあれだけ信頼を寄せられる国民ってうらやましいと思いました。

秘密警察みたいな話もちょっと出てましたけど、ブエナ・ビスタ…とか、この映画で見ているキューバの景色や人々からは、そんな空気は全く感じませんでした。

疑いだしたらきりがないですけどね。
少なくとも、この映画からは、そういう、否定的な「共産主義国家」の姿は感じませんでした。

カストロは革命に命をかけ、建国に人生をささげてる人だと感じます。
ゲバラのエピソードも出てきますが、ゲバラとは、最初の革命というところまでは共通の目的で一緒に戦ったけれども、革命が成功して、国をつくるという時点で2人の行動は大きく分かれている感じがします。ゲバラは、なんとなく、革命のための革命、国家転覆が自分の戦う意味だったのだと思います。そこが、今までキューバの国づくりを進めてきたカストロとは違います。

オリバーストーンの質問の組み立てもとてもよかったです。ただ流れを積み上げるのではなくて、いきなり違う質問をしたりして、相手が話の中身を頭で必要以上に組み立てられないようにして、いい意味で相手を困らせることに成功しているし、それをやったから、カストロの人間性が見えたのだと思います。退屈なインタビューにもなってないし。

このやり方で、オバマとか、ゴルバチョフとか、日本でいえば菅直人とか小沢一郎とか、小泉とか、インタビュー形式で映画を一本づつ作って比較したら、おもしろいかも。その時に、その人が本物なのか、それともメッキがはがれちゃうのか、わかっちゃうような気がするんだけど。

そういえば、記者会見で記者にキレる政治家が増えた気がしますが、それも、政治家がどんどん小物になってきている結果なのかもしれませんねえ…

どうでしょう。

宗教はアヘン

2010年08月31日 | ありがたいお言葉
コマンダンテで宗教はアヘンと思うかという質問があって、マルクスが宗教=アヘン=悪いものみたいに使われていて、マルクスの意図とちょっと違うと思ったので、インターネットで調べてみました。日本共産党のホームページにちょうどその質問が出ていたので、それを勝手にコピペしちゃいました。


マルクスが言った「宗教はアヘン」とは?

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 〈問い〉マルクスが言った「宗教はアヘン」とは、どんな意味で、なぜ今も話題になるのですか?

 〈答え〉マルクスは、25歳の時の論文「ヘーゲル法哲学批判・序説」のなかで、「宗教上の不幸は、一つには現実の不幸の表現であり、一つには現実の不幸にたいする抗議である。宗教は、なやめるもののため息であり、心なき世界の心情であるとともに精神なき状態の精神である。それは民衆のアヘンである」と書いたことがあります。

 この文脈からも明らかなように、アヘンを単純に毒薬という意味で使っているのではありません。アヘンは乱用すれば有害ですが、アヘンの成分から作られるモルヒネは、鎮痛剤として使われています。

 アヘンという言葉には、宗教に対するマルクスの批判もこめられています。宗教は民衆にあきらめとなぐさめを説き、現実の不幸を改革するために立ち上がるのを妨げている、という意味です。ここには、当時のヨーロッパで宗教が果たしていた歴史的な事情が反映しています。キリスト教は、国王権力と支えあう関係になって、専制支配のもとで苦悩する民衆に忍従を説いていました。マルクスはそうした宗教の役割を批判したのです。

 マルクスがアヘンという言葉を使った背景には、当時のヨーロッパでアヘンが話題となっていたという事情もあります。イギリスが植民地インドで製造したアヘンを中国(清)に密輸し、アヘン戦争が起こった時代でした。

 反動勢力は、「宗教はアヘン」というマルクスの言葉をわい曲して、科学的社会主義を攻撃しました。それが今も影響しているといえます。しかし、マルクスが宗教を侮蔑(ぶべつ)していないことは、宗教によって不幸に抗議している、と述べていることからも明らかです。

 科学的社会主義は、反宗教の立場ではなく、宗教が実際に果たした役割を分析し、宗教がになった民衆への奉仕の意義を重視して、世界観の違いをこえた宗教者との共同をはかってきました。

 日本共産党は、日本の宗教には、一部に反社会的、反民主主義的動向がみられるものの、宗教界の多くの人びとが社会進歩に積極的役割を果たしていると考えています。日本共産党の綱領は「信教の自由を擁護し、政教分離の原則の徹底をはかる」と明記し、この方針をつらぬいて、宗教者との対話と共同を発展させています。

天空の城ラピュタ

2010年08月29日 | 映画 た行
天空の城ラピュタ [DVD]

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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周りの友達で結構好きな人が多い作品です。
自分はあまり、好きじゃないんですが。結構長い割りに、退屈さはないですね。あ、でも、洞窟の中はちょっと退屈だったかな?
シータがかわいいですからね。
パズーも、いい男だね。

えがとてもきれいです。
絵に命が吹き込まれているように、動きますね。
絵へのこだわりはやっぱりすごいと思いました。



ルパン三世 カリオストロの城

2010年08月29日 | アニメ
2004/02/23 00:49

ルパンはとんでもないものを盗んでしまったらしい。

なつかしい・・・もしかしたら10年ぐらい見てなかったかも・・・

今みると恥ずかしくてくすぐったいところもあるが・・(当時も十分恥ずかしかったか・・)私は純愛を忘れてしまったのでしょうか・・・

絵はやっぱりきれいですね。

キャラも一人一人が個性的で・・・

回想シーンで、怪我してる人に水だけかい!とちょっと思いつつ、名場面ですねえ。

ルパンの詰めの甘さも気になりつつ・・・そこがまた面白いんだけどね。

最後のシーンは確かにルパンの車を銭形の車が追い抜いた。挟み込んで、その後どうなったんでしょう。みんなの車が消えた後は、ただただ一方通行の車が走り行くだけ。

今回は、インターポールの本部?でのやり取りが一番面白かった。

ルパン三世の3は三だったんですね。

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今回は前見たときよりも入り込んでみました。
パンダコパンダがいい影響を与えているかもしれません。
それまでは、宮崎映画を結構否定的に見ていたところもありまして、恥ずかしくなるようなせりふの数々がとてもいやで、それが宮崎映画を否定する材料になっていたわけですが、今回このルパンを見ながら、この丁寧なアニメづくりは、誰もできないなと。手塚治虫さんだって、アニメに関しては成功していないと思うのだけれど、アニメの映像でこれだけみせちゃえるって、やっぱりすごいですよ。

やっぱり、映画を見る前にはまっさらな気持ちでみないといけませんね。

たまにグッとくるところがあるんですよね。クラリスにお水をもらうシーンとか、一回目に塔に侵入したときのクラリスとのやり取りとか。

そして、意外と笑えるシーンがいっぱいあって、ああ・・・昔はこうやって面白がってみてたんだよなあ・・・と、思い出しました。

そうなんです。高校のころは、友達が持っていたビデオを何回もみたり、テレビアニメ版の宮崎さんの2話をテレビにかじりついていてみて、ビデオにとって何回もみたり、すごく好きだったんですよね。
あのころの宮崎さんへの思いはすごく強かったです。

未来少年コナンのギガントのプラモを買ったら、つばさのしたのところがざっくり穴みたいになっていて、そこをパテ埋めしたらすごく重くなっちゃった・・・なんて記憶もあります。

ナウシカの王蟲と、あの鳥のやつと、メーヴェと、飛行機の何っていったか、それも買いました。

けっこう、宮崎さんにはまっていた時期があったんですよね。

話を戻して、クラリスのしぐさが、宮崎さんの女性の理想像をあらわしていると思いました。聞きたくないときは耳をふさいで・・・
おもしろいですね。


タイタンの戦い

2010年08月28日 | 映画 た行
タイタンの戦い 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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タイタンの戦いというと、昔見た映画で、ストップモーションアニメとの合成のやつを昔見て、こんな映画をつくりたいと思ったことを思い出します。
でも、今回この映画を見て、メデューサとの戦いしか思い出せなくて、自分の記憶力のなさがちょっと悲しかったです。
神話との関係で、いろいろ知っていると、もっと面白いのかもしれませんね。
メデューサが悲劇の人(?)だったこともちょっと驚きました。そして、死ぬまでその悲劇を引きずって死んじゃゥわけだから、結構その一個人での人生を考えた場合に、かなりつらいものがあります。しうかも、それを救うとか出なく、首を斬って殺しちゃうっていう話ですからね。
神って、何なの?ですよね。けっこう、やりたい放題で残酷なところがありますね。
この映画も、見ごたえがあって、あのころのドキドキ感をちょっとだけ思い出させてくれます。
主人公の人は、アバターの人なのでしょうか?坊主頭が似合う人ですね。
いろんな神が並んでたっている光景がけっこういいです。ジェダイっぽいけど。

最後に、首の持ち方を間違えて、後ろ向きに持ってしまったら、大変なことになってましたね。自分が石化しちゃったりして。

ハナミズキ

2010年08月27日 | 映画 は行
友達が観たいって言うから・・・と、言い訳っぽくなってしまいますが、観ちゃいました。

新垣さんは可愛いですね。
80-60-80ですか・・・60よりももっと細いんでないかい?

お話は長いですね。
そして、最後はみんなおさまるところにおさまってハッピーエンド。
しかし、実は傷ついたり、死んじゃったりしている人もいるわけで、そんなパズルみたいに最後はめ込まなくても・・・はめ込むために殺されちゃった人は哀れではあります。でも、キャラクター的に、何もない、やなやつが死んだから、まあ、それはそれでいいかな?ああいうかっこつけは好きになれない。中身もないのに、何をいきがっているのかと思ってしまうのです。まあ、それは、作る側の浅さから出てくるんですけど。もっと芯の部分の思いが見えてこないから、ただのきざな若造になっちゃうんですよね。

傷ついた女の人は、けっきょく、寂しさをまぎわらすために利用されただけに見えるし、やっぱり、結婚までしたんなら、愛し合って欲しいわけです。まあ、それをしってて女のほうもくっついたんだろうけど。一回くっついたんなら、それに責任を取るべきで、その辺の展開が、ただの恋愛ドラマになっているから、2人のことだけ考えれば、なんっとなく都合よく終わっちゃうんだけど。
男はつらいよのぼたんさんの話の偉い絵描きさんのように、老後に再会したときのあきらめたんだけどあきらめきれない心残りみたいにしたほうが、自分は好きだなあ・・・
離れていた期間が短いと、軽くなってしまうんだよな・・・

空からぐるぐる回って取る撮影法はみんなやってるから、もう効果ないですね。

でも、新垣さんが可愛かったから、いいか。
外国のシーンが自分的にはちょっときついです。なんか恥ずかしくなってしまう。これは、外国に対するコンプレックスからなのか、外国映画と見比べての違和感からなのかはわかりませんけど。

あと、男の人も、キャラクター的には好きなキャラだったけど、だからこそ、その選択はないだろうと思ってしまうわけです。

時代の流れの中で、就職難とか、漁師の生活とか、9.11とか出てくるけれど、とってつけたようで残念です。漁師の生活自体は、絵としては良かったんだけど、何か入ってくるものがないんだよな。つらさもあまり伝わってこない。俺が鈍感なだけかもしれないけれど。

9.11を取り上げる場合に、どういう立場から取り上げるかが気になっちゃうので、あれが契機になって、気持ちが固まったといわれても、それ以上深いものがないから、やっぱり残念!になっちゃう。

まあ、詰め込みすぎなのかな?


フランケンシュタイン

2010年08月24日 | 映画 は行
フランケンシュタイン Hi-Bit Edition [DVD]

ポニーキャニオン

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最初にどうでもいい話から。
演技や演出がが激しい!ものすごい勢いでバンバンみせる感じは何でしょうか。ちょっと激しすぎるきも。もしかしたら、舞台的な演出なのかもしれません。
でも、その雰囲気が映画全体を包んでいるんだから、どうでもいいということではないですね。
激しいテンポのおかげで、2時間を一気に見せてくれるのかもしれません。自分自身はあれが西洋的会話なのかと、ちょっと戸惑ってしまいましたが・・・

怪物の誕生シーンも、はい、はい、はい、はい、はい!って感じで一気に作業工程を見せてくれます。ふつうなら、じわじわと、ほら・・・ほら・・・怪物が誕生しますよ・・・という感じで、盛り上げていくと思うのですが、そうしていません。怪物の話ではなくて、あくまで人間の話であるというこだわりのあらわれなのかもしれません。

本題に入ります。

この話は、まず、(何が「まず」なのかわからないけれど)子育ての話だと思いました。
怪物が「感情もあるが、その扱い方を知らない」といっていました。
フランケンシュタインは、命を誕生させながら、その行為自体が恐ろしくなって、そのあたらしく生まれた命を放棄してしまうのです。
先のことを考えず、できちゃったからと子どもをひっておきながら、責任が取れず、放置してしまう・・現代社会でいろんな事件がありますが、それと重なってきます。
よく、夜中のラーメン屋や飲み屋で、子どもずれの家族がいたりしますが、それも、ほんと、恐ろしく感じます。自分の時間のほうが子どもの時間よりも大事という感覚が理解できません。

そして、当然、命の問題。命をどう扱うかの問題もあります。
医療の発展は、死そのものを遠ざけています。脳死の状態でも、本人の意思とは関係なく、延命させることができます。それは、同時に、人の死を、受け入れがたくするということにもなるのではないかと思うのです。
この前の映画「禅」では、身内の死を受け入れることを諭すシーンがありますが、人間の生への欲望から、さまざまな延命させる技術を生み、その結果、死を受け入れがたくさせるということにつながっているのではないかと。天皇の最後は、体はもう、死にたがっている野に、無理やりロボットのように命を永らえさせたけれども、あんな無様な死はないでしょうね。死ぬことさえ、自分の自由にならなかった。天皇に対して、ろくな感情はもっていないけれども、そこのところに関しては、かわいそうな人と思いました。

死人を生き返らせるということは、その人にとって幸福かどうか。自分の命でさえ他人の意向で決められてしまうというのは、とても不幸なことだと思います。
理不尽に殺されるのと同じぐらい、理不尽に生かされることも不幸な気がしました。
フランケンシュタインが死んだ自分の妻をよみがえらせてしまいます。そのことを感じ取ったときの奥さんの表情がなんともいえなかったですね。愛が深ければ深いほど、その行為は、その愛を傷つけることになるような気がしました。
そして、彼女は自ら命を絶ちます。

それと、差別の問題。
これは、このての映画にありがちなテーマではありますが、フランケンシュタインは、そのさきがけなのかもしれませんね。
怪物というレッテルは、まず、その見た目で判断されます。
心の中がどうであろうと、その判断が、排除につながっていく。肌の色や目の色で俺の何がわかるのかという歌がありましたが、まさにそれも重要なテーマですね。
そこで不思議だったのが、最後の船長さんが、その怪物に対して、とても同情的だったところでです。まあ、あんな話を聞かされれば、誰でもそうなるかもしれないけれど、船に乗せようとするところは、あるいみ、自分が一番「えっ!?」と思ったところだし、変な感動がありました。その些細なところがすごく気になったところでした。

そんなこんなで、とてもいろいろ考えさえられる映画だったと思います。

銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌

2010年08月23日 | アニメ
銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 [DVD]

徳間書店

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殺人事件の犯人は誰か!いま、そのなぞが解き明かされる!って・・・何で銀英伝で・・・
こんなところにも帝国の腐敗体質があらわれているということなのだろうけど・・・伝説か・・・

しかし・・・・人めがけて2度も狙ったように落ちるかねえ・・・それこそ、積み上げ方に殺意がある気がする。

アメリカよ!あめりかよ!

2010年08月22日 | 
アメリカよ!あめりかよ! (集英社文庫)
落合 信彦
集英社

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出版社/著者からの内容紹介
アメリカは、私の“約束の地”だった―。'60年代初め、ケネディやジョン・ウェインに象徴される正義と勇気の国だったアメリカ。自らの留学体験を通してアメリカの変貌を綴る自伝ノンフィクション。

内容(「BOOK」データベースより)
60年代初め、アメリカはケネディとジョン・ウエインに象徴される正義と勇気の国だった。限りない夢と希望に輝き、自信と活気にみちあふれていた。が、ゲネディ兄弟暗殺、ベトナム戦争によりその時代が幕を閉じ、そして今は…。自らの留学体験を通して、60年代アメリカの激動と変貌を浮き彫りにする自伝ノンフィクション。


びっくりな人生です。ありえないくらい、いろんな方面に秀でていて、まさに、文武両道な人です。でも、そんな筆者の自慢話だけではありません。

落合信彦さんがアメリカに留学していたときの体験から、60年代のアメリカがみえてきます。

最初いきなりけんか(じゃないけど)を持ちかけられた話、しかも、落合さんは空手ができるということで、いきなりの展開に唖然としてしまいましたが、そのやり取りで、アメリカは「正義こそ力」ではなく、「力こそ正義」の国であることを知ったといいます。
そして、ケネディが大統領になって、アメリカ自信が大きな変革の気運がうまれていったこと、そして、ケネディ暗殺のあと、また、アメリカが大きく変わっていったこと、本人の実体験から、そんなことが書かれています。

両親のことや、アメリカで出会ったいろんな人のエピソードはとても面白く、一気に読める本でした。といいながら、結構時間かけてましたけど・・・

落合信彦さんのホームページ見たら、すごいですね。勝ち組クラブとか何とか。
自分の人生にとてつもない自信と信条を持っている気がします。自分とは無縁の生き方ですね。そう思っている時点で負け組みということでしょうか。

パンダコパンダ

2010年08月22日 | アニメ
パンダコパンダ [DVD]

ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

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1. パンダコパンダ(1972年)
2. パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年)

<ストーリー>
『パンダコパンダ』
ミミ子は、竹林の中にあるお家でひとりで暮らしています。法事のために遠くに出かけてしまったおばあちゃんの留守をしっかり守っているのです。そんなミミ子のもとに、小さなパンダの子パンちゃんとそのお父さんパパンダがやってきます。ひとりでもへっちゃらなミミ子だけど、優しいお父さんとかわいい子どもがいたらもっとステキでしょう!3人は一緒に暮らし始めるのでした。しかし、ある日動物園の園長さんが、パパンダ親子を探しにやってきてしまいます。
『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』
ミミ子は、パパンダとパンちゃんと平和に暮らしています。泥棒がやってきたり、トラの子が迷い込んできたりするけれど、みんなステキなお客さま。町にサーカスがやってきたある日、夜から雨が降り出し、やがて洪水となって、町は水の中に沈んでしまいます。ミミ子たちは、大喜びで屋根に登ってピクニックや釣りを楽しんでいたのですが、サーカスの動物たちが水の中に取り残されていることが分かります。ミミ子たちは、ベッドの船を浮かべて救出に向かいます。


宮崎さんと、高畑さんが昔作った作品です。1972~1973年の作品です。2人にとっても思い出深い作品のようです。

高畑さんのインタビューが収録されていましたが、そこでいっていた、「日常」と「飛躍」という言葉が印象に残りました。高畑さんは、日常をベースに飛躍を入れていく人で、宮崎さんは、飛躍の部分を思いついて、そこをベースに日常をあてはめていく人なのかもしれないなあ・・・なんていうことを勝手に考えていました。

お料理、掃除、選択と、立派にひとり暮らししているしっかり者のミミ子ちゃんと、小さなコパンダと大きなパンダ、パパパンダのお話。子どもにとって、竹林をぬけるとあらわれる洋風の家、そこでひとりで元気に生活している小さな女の子、パンダといっしょの生活、洪水で水がいっぱいになった世界、どれも、ドキドキしながら、自分をそこの住人に置き換えて見てしまうでしょうね。

話の中身はリアルさからいえば、でたらめな話です。でも、そのでたらめさを、本当のことのように思わせる力、それが、「日常」の力なんですね。ふだんの自分と同じ生活、日常の中で、何か新しい出来事、それが不思議なお客さんが来ることから飛躍が始まるわけですね。日常のベースがあるから、その飛躍が受け入れられるわけです。

それと、町の人がとても優しくていいです。悪い人が出てこない。みんなミミ子ちゃんのことを気にしてくれています。日本の警察官も、みんなあんなおまわりさんならいいのにね。

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1話をまた観ちゃいました。
いいですねえ・・・
ミミ子ちゃんも、パパパンダさんも、パンちゃんも。
特に竹やぶがいい・・・・

最後の動物園のシーンは、チェブラーシカにも通じますね。偶然かはわかりませんが。

あと、その動物園のお客さんの中に、オバQとか、ど根性ガエルのヒロシと女の子、ヘルメットかぶったあやしい人とかいますね。ルパンと次元っぽい感じの人もいました。

なんか、町が平和でいいです。

パパパンダじゃなくてパパンダでしたね。

三国志の虚実 / 菅野 正則

2010年08月21日 | 
三国志の虚実
菅野 正則
新日本出版社

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三国志って難しい。人の名前がおぼえられない。同じような名前が出てくるので、頭が混乱します。
あと、土地勘がないので、その辺も大変です。

史実ではこうなっていて、それを演義は、こういう風に話を変えてますという感じで説明してくれています。


宇宙戦艦ヤマト 完結編

2010年08月21日 | アニメ
EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 完結編 [DVD]

バンダイビジュアル

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なんか、古代って、後先考えずに安易に自分の行動を決めちゃうところがあるんですね。そして即後悔みたいなことをいつもやっているのでしょう。たしかに艦長には向いていないのかもしれないです。

いやあ・・誤診だったなんて。島も誤診であってほしい。

ユキは性格暗いし、依存してるし、湿っぽいし、いけないねえ・・・

ということで、あまり集中することができず、途中で飽きてしまったので早送りしてみてました。それなら途中でみるのをやめればよかったのかもしれないけれど・・・
この話、見たことなかったので、ヤマトの最後を一応見届けないとと思って・・・
でも、最後、見届けるのも辛くてまた早送りしてしまいました。

デスラーまで出ちゃって・・・

本当に松本零士さんが総指揮なのでしょうか・・・信じられない。

武士道の精神か・・・

ヤマトの諸君は、武士道というよりは、多田の死にたがりなんじゃないのかなあ・・・

おまけで、ユキと古代がせっせと子作りに励んでいましたが、これは最初の劇場版だそうです。
これも早送りしてみました。

ダラダラと絵をただ流している感じです。
でも、ヤマトが発進するときなんかの、水のはじけ方とか、あのへんの動きはとてもよかったです。
昔のアニメ映画の迫力というのか、そういうのをあらためて感じました。

入滅

2010年08月20日 | ありがたいお言葉
滅度すなわち涅槃にはいること。釈迦(しゃか)の死、高僧などの死にいう。

滅度
《(梵)nirvāṇaの訳。涅槃(ねはん)と音写》仏語。 1 生死の迷いを超越した悟りの境地。 2 仏の死。転じて、僧侶の死。入滅。

涅槃
《(梵)nirvāṇaの音写。吹き消すことの意》仏語。
1 煩悩(ぼんのう)の火を消して、知慧(ちえ)の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地。
2 釈迦(しゃか)の死。
3 「涅槃会(ねはんえ)」の略。ねはんえ【涅槃会】

銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮

2010年08月20日 | アニメ
銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮 1 [DVD]

徳間書店

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なんか眠いなあ…
みながら寝ちゃったり、うとうとしながらみたり…

でも、キャゼルヌさんがよかったですね。
フィッシャーさんも。

あと、なんだか年マフィア。数字に弱いもんで…。個性派ぞろいで良いですね。そのころの同盟には優秀な人がいっぱいいたんですね。アジア系の寡黙な人がとても印象的でした。名前が覚えられなくてすいません。

ブルースアッシュビーと言いましたか。第2次ティアマト会戦での死が謀殺だったという手紙が届き、それをヤンが調べるという話です。あまり謎解きとかいう感じでもないですけど。最後に一気に教えてもらっちゃったって感じです。しかもそれが事実かどうかの裏付けもなく・・・。

でも、正直、DVD4巻でやるような話じゃないと思いました。1巻で十分つくれるんじゃあないかな。

郷田ほづみさんのヤンの声も、不思議と違和感なかったです。
郷田さんはキリコの声の人ですよね。ボトムズが放送されたときに、何でこの人が?と不思議に思ったものです。というのも、深夜の番組、なんたらランド(なんだったかな?)で、怪物ランドの3人組がでてて、その中の一人が郷田さんだったから、声優業とは全く関係のない人と思っていたのです。声優業と、その番組どっちが先か知りませんが・・・