きょうとたいたい物語?たいほう??あ・・・泰と奉は違うのか!
うずまさってよむんですって。
ぜんぜん知らなかったです。
山田洋次監督が学生たちとつくった映画です。
物語はなんでもない日常を描いています。でも、そこに描かれている日本は今の政治の殺されかけている日本のような気がしてなりません。・・・まあ、そんな映画ではないし、つぶされても人間は生きていくしかないんですけど。ここに登場している素人さんたち・・・つまり、本当にそこで暮らしている人たちは、そこで人生を歩んできているという重みがあります。
妹が言うように「こんな古臭いところ」は若い人にとって自分の居場所と違うと思ってしまうのかもしれません。今考えれば、ふるさとは若いときにはそれに縛られていることが窮屈で、でも、歳をとるとその縛られた思い出に縛られて帰りたくなるのかも知れません。
巷にあふれている、ただ好きだ嫌いだというお話ではなく、一人ひとりの生きてきたものがちゃんと反映されているえいがです。
自分は東京のめがねお兄さんに肩入れして見守っていましたが、結果は、みんなが予想した通り。あんな突然一緒に行こうといわれても、そこにはぱっと捨ててはいけないその古臭い故郷の縛りがあったんじゃないかと思うのです。そこが深いです。
自分にあれだけの思いを寄せてくれる人がいるということの動揺が本当に伝わってきます。
最後の電車のシーンはとても印象に残ります。
それに対してもう1人の男のほうは、自分は好きになれません。
つまらないお笑いの人ほど見ていてつらいものはないですからね。
でも、そこが狙いだったのかも。
そんな一見ちゃらんぽらんな男でも将来を悩み、一生懸命生きているんだよっていうことなのかもしれません。
でも、正直あまり伝わってこなかったです。最初のほうで、ドキュメントっぽいインタビューのところがありましたが、あそこの男のセリフ回していっぺんに嫌いになっちゃいました。「おやじがそんなこと言ってましたか・・そうですか・・・」みたいにして思わず涙が出てしまうというところなんだけど、あそこのインタビューだけ演技っぽくて、ちょっとひいっちゃったんです。それからずっとこの男は信用ならんという勝手な思い込みがでてきて、学園祭でうけなくても、まあ、当然だよなと思ったし、その後のけんかのシーンも、自分がダメなのを人にあたるなよ!っておもったり、その後すぐに彼女のところに顔出しちゃうところもふざけんな!軽すぎるだろ!と、やることなすことが気に入らなくなっちゃったんです。おどりなんか、最悪でした。あれ空想の世界なんだろうけど、なんか、何でダンサーをめざすんじゃなくてお笑いだったんだろうかとおもいながらみてたので、正直ひいてしまいました。
そんなこんなで、彼女となんでつながっているのかがまったく感じられなかったです。だから余計に不器用なめがねのおにいさんに肩入れしちゃったんですね。
けっきょく、この男も不器用だということか!
書いて手やっとわかりました。
女の子がとても素敵です。
山田洋次監督の描く女性像はとても庶民的で健康的な美しさがあります。
女優にこだわりを感じます。
監督の理想の女性が描かれているのかも。