あしたのジョー - goo 映画
かなり期待してしまった映画です。
ちばてつやさんも認めてるみたいに聞いたので・・・
よかった点は、何と言っても力石の存在感です。軽量のシーンは、思わずううう・・・とうなってしまいました。心の中で、「こわいよ~おなかに角があるよ!おじいさーん!」と叫んでしまいました。
マンガに忠実な町並みも、そんなに違和感はなかったです。
オープニングの曲の最初のところはしびれました。ほんとに最初のイントロだけだったけど。
残念な点は、マンガやアニメ・・・特にアニメの方の明日のジョーだと思いましたが、の雰囲気を壊さないようにという心がけはわかるんだけど、その結果、何でわざわざ実写にしたのか、わからなくなっているところですね。
それと、忠実にしておきながら、微妙にずらしているところもなんか気持ち悪い感じがしました。
たとえば「うどん野郎」の西が食堂でうどんを鼻から出しているシーン、マンガファンに喜んでもらいたいだけの遊び心だとは思うけど、あそこであのせりふって何なの?と思ってしまいました。
ウルフとの因縁も描かれてないのもちょっと残念。ウルフだけ忠実じゃないのも残念。ジムが違うし。
白木洋子の設定も、結局微妙。葉子さんもはかなり熱い人だと思うんだけど、その強さが見えないのはちょっとだけ残念。金持ちの冷たさみたいのは出てたけど、ジョーが裁判所で思わず動揺してしまったようなああいう、オーラは見えませんでした。(当たり前か?)
マンガの醍醐味は、ジョーと葉子の戦いでもあるわけで、そこが、短い時間の中で薄れてしまっているのも残念。あのスポーツ施設計画は、マンガでは、ジョーが廃ビルで子どもたちの前でババーンと、再開発計画を出したことが元になっているんだろうけど、ちょっと・・・ねえ・・・あ、でも、理屈的にはうまくまとめたかもしれないなあ・・・
がっかりな点は、ドヤ街の人たちと、子どもたち。いかにも、私たち貧乏庶民です~みたいな演技は正直見ていられなかったです。子どもたちもいてもいなくてもあまり関係ないそんざいになってましたね。マンガでは最初はかなりすさんでいたのに。
笑ってしまったのはクロスカウンター。実写でマジメにやってるのがおかしかったです。ジョーの余裕のなさそうなノーガード戦法も面白かったです。サルかお前!って感じでした。リアルなノーガード戦法を追及したのかもしれないけれど、あれはグダーっとしないとジョーじゃない。
なんにしても、結局、あの世界を表現するのに2時間ちょっとは短すぎたということでしょう。
知り合いに、「入場料の元をとれたか」と聞かれました。レイトショーで1,400円。うーん・・・見終わった後に後悔はしていないけれど、1,400円を払ってみる価値はあったのかどうか・・・元を取ったと素直にいえないところが苦しいところです。
疑問に思ったのは、マンガやアニメを見てない人はこのストーリーは楽しめたのかどうか、急ぎ足過ぎてわからないんじゃないかということですね。同時にマンガやアニメを見て育った人には、結局中途半端な気がします。
マンガやアニメで成立していても、実写では破綻することもあるということでしょうか。
いい雰囲気を持っていながら、どう処理していいかわからない、残念な映画でした。
かなり期待してしまった映画です。
ちばてつやさんも認めてるみたいに聞いたので・・・
よかった点は、何と言っても力石の存在感です。軽量のシーンは、思わずううう・・・とうなってしまいました。心の中で、「こわいよ~おなかに角があるよ!おじいさーん!」と叫んでしまいました。
マンガに忠実な町並みも、そんなに違和感はなかったです。
オープニングの曲の最初のところはしびれました。ほんとに最初のイントロだけだったけど。
残念な点は、マンガやアニメ・・・特にアニメの方の明日のジョーだと思いましたが、の雰囲気を壊さないようにという心がけはわかるんだけど、その結果、何でわざわざ実写にしたのか、わからなくなっているところですね。
それと、忠実にしておきながら、微妙にずらしているところもなんか気持ち悪い感じがしました。
たとえば「うどん野郎」の西が食堂でうどんを鼻から出しているシーン、マンガファンに喜んでもらいたいだけの遊び心だとは思うけど、あそこであのせりふって何なの?と思ってしまいました。
ウルフとの因縁も描かれてないのもちょっと残念。ウルフだけ忠実じゃないのも残念。ジムが違うし。
白木洋子の設定も、結局微妙。葉子さんもはかなり熱い人だと思うんだけど、その強さが見えないのはちょっとだけ残念。金持ちの冷たさみたいのは出てたけど、ジョーが裁判所で思わず動揺してしまったようなああいう、オーラは見えませんでした。(当たり前か?)
マンガの醍醐味は、ジョーと葉子の戦いでもあるわけで、そこが、短い時間の中で薄れてしまっているのも残念。あのスポーツ施設計画は、マンガでは、ジョーが廃ビルで子どもたちの前でババーンと、再開発計画を出したことが元になっているんだろうけど、ちょっと・・・ねえ・・・あ、でも、理屈的にはうまくまとめたかもしれないなあ・・・
がっかりな点は、ドヤ街の人たちと、子どもたち。いかにも、私たち貧乏庶民です~みたいな演技は正直見ていられなかったです。子どもたちもいてもいなくてもあまり関係ないそんざいになってましたね。マンガでは最初はかなりすさんでいたのに。
笑ってしまったのはクロスカウンター。実写でマジメにやってるのがおかしかったです。ジョーの余裕のなさそうなノーガード戦法も面白かったです。サルかお前!って感じでした。リアルなノーガード戦法を追及したのかもしれないけれど、あれはグダーっとしないとジョーじゃない。
なんにしても、結局、あの世界を表現するのに2時間ちょっとは短すぎたということでしょう。
知り合いに、「入場料の元をとれたか」と聞かれました。レイトショーで1,400円。うーん・・・見終わった後に後悔はしていないけれど、1,400円を払ってみる価値はあったのかどうか・・・元を取ったと素直にいえないところが苦しいところです。
疑問に思ったのは、マンガやアニメを見てない人はこのストーリーは楽しめたのかどうか、急ぎ足過ぎてわからないんじゃないかということですね。同時にマンガやアニメを見て育った人には、結局中途半端な気がします。
マンガやアニメで成立していても、実写では破綻することもあるということでしょうか。
いい雰囲気を持っていながら、どう処理していいかわからない、残念な映画でした。