電人ザボーガー - goo 映画
みました。とうとう見ちゃいました。
観たくてたまらなかった割にいざとなるとめんどくさくて足が向かない…
たまたま新宿に用事があってそのついでに頑張って観ちゃいました。
頑張ってって・・・何を頑張ったかというと、時間をつぶすのに頑張りました。
上映は21:35だったのですが、用事が済んだのは1時だったので、マネーボールを見て、ベルリンフィル3Dをみて、マンガ喫茶でキャプテン翼を読んで、時間をつぶして・・・
なんだか、ベルリンフィルから涙がとまらなくて。左目だけ。こんなに目を使ったことないから悲鳴をあげているのかもしれません。
電人ザボーガーって、子どものころに観て、頭の中の隅の奥の深いところで眠りこんでいましたが、あるとき、そう言えば人面バイクのやつあったなと思いだし、電人ザボーガーの記憶が少しずつよみがえってきて…友達に自慢げにこんなのあったんだよなんて言ったりしていて…でも、レッドバロンとかスペクトルマンとかキョ―ダインとか、その辺のやつと明確な区別がつかないあやふやな状態ではありましたが。ユーチューブで電人ザボーガーの話を見て、とても面白がって観たのは数か月前。そういえばレディガガのアルバムジャケットもザボーガーかよ!なんて突っ込み入れてみても誰も若手もらえない。そんなときに映画をやっていると聞いて、もう気持ちが高ぶって仕方がなかったです。
いま見るとチープで笑えるところを生かして、みごとにおもしろい映画にしてくれました。
この間のリメイク作品はリアルさ追求とか、新たな解釈みたいなことやって、ことごとく失敗してますが、やっぱり、作品への愛情って、こういうところで出ちゃうんじゃないでしょうか。
前半の大門豊がとても迫力があって、素晴らしかったです。無駄な気合の入りようがとてもすばらしい。昔の特撮ものとか見てると、すごい演技してますもんね。それを、いまふうにするんじゃなくて、あの時のありえない演技をそのまま映画にもって来ちゃったような単純な演技。結局、前の作品を肯定してつくるか、否定してつくるかなのかもしれませんが。
板尾さんは、何となく、人の0.2秒タイミングを遅らせて鋭いことを言うイメージの人なので、前のめりの大門豊にはちょっと合わなかったかもしれないですが、それでもいい味出してました。板尾さんらしい笑いもあって…
ミスボーグがいい味出してます。演技も割り切って思い切って声を張り上げてて、それがすごく好感持てて、好きになっちゃいます。この女優さんはチェックしなきゃ。
あきこもよかったです。セーラー服がまたいいですね。
出てくるサイボーグたちがまた面白いんだけど、最後のエンドロールのところでみんな昔のテレビのやつで出たやつだったことがわかって、またうれしくなったり。それでまたザボーガーが好きになっちゃう。
ストーリーも良かったです。
観終わった後になんかすごくやる気になっちゃいましたもん。
すごくつらかったり理解されなくても、落ちぶれてもダメ人間になっても、それでも必死に生きることの大切さを学びましたよ。
あと、ジーパンがなにかと動きやすいことも大事なところですね。
無理して観てよかったです。
DVD出たら絶対買います。
また見たい!また行っちゃおうかな。