とても面白い本でした。
フランス革命の偉大さというのはイメージとしてもっていたけれど、その革命の中での悲惨さ、残酷さがとても印象深かったです。ちゃんと歴史を勉強せねば。
それで、革命は、革命が起きました。はい、変わりました!という単純なものではなくて、最初のきっかけから、大きなうねり、反動の巻き返し、妥協、偶然、必然・・・いろいろなものがその流れの中にあってこれはこういうものと一言で言い切れないものがあると思いました。
川の流れも、ただまっすぐに流れているわけではなく、渦巻いたり、溜まってしまったり、岩にぶつかったり、いろんなうねりがその大きな流れに中にはありますもんね。
生存権、市民の生活保障が社会の義務とされる流れがここで生まれ、今の自分たちの生活にもその反映があるわけですが、そういう歴史的な大きな流れを見たときに、また逆流も起こっていることを感じます。維新の会はあからさまですね。以前の困窮者へのお恵み的に戻そうという考えが露骨に出ています。生活保護バッシングなんかもそれですね。
維新の会=RESTORATION PARTY=復古の会
なるほど、そういうことだったんですね。
話を元に戻して、若者が革命の中心にいることも印象的でした。これは、レミゼラブルを観たときにも思ったんです。やっぱり社会変革は変革の側の主体に若い人たちが能動的に集まっている状態が必要だと。日本はダメかなあ・・・とぼんやり考えてはっと思いました反原発の運動とかで、若い世代が動き出しているのが今ですよね。そうやって考えていくと、いろんな反動や逆流の中でも大きな流れが起こりつつあるのが今の状況じゃないかと。政治のひどさからいったら、もう末期的ですからね。
ちょっとテレビでみたら、待機児ゼロなんて安倍さんが言ったとかってやってたけどその中身は、認可以外への補助。つまり、企業が参入しやすいように基準がゆるいところを援助して、詰め込みをやろうということなんじゃないのか?と思ってしまいます。いいことを言っている裏を考えてしまう今日この頃です。
歴史ってすごいですね。革命の中心になった人が自分たちの革命によって死んでいくのはまさに悲劇としか言いようがないです。産みの苦しみ。ここでは劇薬と表現していましたが、歴史の前進のために払った犠牲はかなり大きいんですね。
ロシア革命も大きな志とは真逆の恐怖政治によってソ連崩壊となりました。ここでは劇薬というよりはスターリンという毒薬が結果的に死に至らしめたと思ってしまいますが。
これからの社会変革の事業というのは、どうなっていくのでしょうか。
話があっちこっちに飛んでしまいましたが、今の状況にひきつけて考えると面白い本だということですね。
歴史に学び今を見つめ、未来を作る。人間一人ひとりがその主役です。
フランス革命の偉大さというのはイメージとしてもっていたけれど、その革命の中での悲惨さ、残酷さがとても印象深かったです。ちゃんと歴史を勉強せねば。
それで、革命は、革命が起きました。はい、変わりました!という単純なものではなくて、最初のきっかけから、大きなうねり、反動の巻き返し、妥協、偶然、必然・・・いろいろなものがその流れの中にあってこれはこういうものと一言で言い切れないものがあると思いました。
川の流れも、ただまっすぐに流れているわけではなく、渦巻いたり、溜まってしまったり、岩にぶつかったり、いろんなうねりがその大きな流れに中にはありますもんね。
生存権、市民の生活保障が社会の義務とされる流れがここで生まれ、今の自分たちの生活にもその反映があるわけですが、そういう歴史的な大きな流れを見たときに、また逆流も起こっていることを感じます。維新の会はあからさまですね。以前の困窮者へのお恵み的に戻そうという考えが露骨に出ています。生活保護バッシングなんかもそれですね。
維新の会=RESTORATION PARTY=復古の会
なるほど、そういうことだったんですね。
話を元に戻して、若者が革命の中心にいることも印象的でした。これは、レミゼラブルを観たときにも思ったんです。やっぱり社会変革は変革の側の主体に若い人たちが能動的に集まっている状態が必要だと。日本はダメかなあ・・・とぼんやり考えてはっと思いました反原発の運動とかで、若い世代が動き出しているのが今ですよね。そうやって考えていくと、いろんな反動や逆流の中でも大きな流れが起こりつつあるのが今の状況じゃないかと。政治のひどさからいったら、もう末期的ですからね。
ちょっとテレビでみたら、待機児ゼロなんて安倍さんが言ったとかってやってたけどその中身は、認可以外への補助。つまり、企業が参入しやすいように基準がゆるいところを援助して、詰め込みをやろうということなんじゃないのか?と思ってしまいます。いいことを言っている裏を考えてしまう今日この頃です。
歴史ってすごいですね。革命の中心になった人が自分たちの革命によって死んでいくのはまさに悲劇としか言いようがないです。産みの苦しみ。ここでは劇薬と表現していましたが、歴史の前進のために払った犠牲はかなり大きいんですね。
ロシア革命も大きな志とは真逆の恐怖政治によってソ連崩壊となりました。ここでは劇薬というよりはスターリンという毒薬が結果的に死に至らしめたと思ってしまいますが。
これからの社会変革の事業というのは、どうなっていくのでしょうか。
話があっちこっちに飛んでしまいましたが、今の状況にひきつけて考えると面白い本だということですね。
歴史に学び今を見つめ、未来を作る。人間一人ひとりがその主役です。
フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書) | |
遅塚 忠躬 | |
岩波書店 |