町の健康福祉センターにいった。
大腸がん検診用の検○を持っていった。
玄関で靴を脱いだ。
スリッパがなかったのでなにも履かずに歩いた。
受付けでお姉さんに検○を手渡した。
お姉さんが検○の袋に日付けを書いてくれた。
感じのいい綺麗なお姉さんだった。
だからという訳ではないが、申し訳なく思った。
用事を済ませるとまた玄関まで歩いた。
ホールに弁当屋のおばちゃんがいた。
ちっちゃなおばちゃんだった。
床に弁当が山積みにされていた。
弁当をのぞくと意外と豪華だった。
トンカツがメインだった。
弁当をのぞきながら靴を履いた。
足が入らなかった。
靴を見るとおばちゃんの靴だった。
サイズ20くらいの小さな靴だった。
おばちゃんが横で見ていた。
私は苦笑して「すみません」といった。
おばちゃんは「いえいえ」といった。
「弁当に見とれてしまって」
といって、私は玄関を出ていった。
おばちゃんの靴は紫色した運動靴だった。
子供靴のように可愛らしい靴だった。