時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

『スリーデイズ』

2012-12-10 00:42:16 | 映画・海外ドラマ

人を殺した夢を見たことがある。

この恐怖感はそこはかとなく重い。

罪悪感と囚われる恐怖。

悪から逃げるのでなく、己が悪となって逃げる恐怖。

目が覚めてもしばらくはねっとりと尾を引く恐怖である。

この映画にはまさにそんな暗澹とした恐怖が漂っている。

派手さを極力抑え、現実の怖さを日常的に表現している。

この効果が大きい。

我が身に起こったかのような錯覚に陥る。 

主演のラッセル・クロウは目いっぱい普通の人を演じている。

おどおどした男を最大限に演じている。

しかし、いかんせんラッセル・クロウである。

どうしても過去のワイルドなラッセル・クロウが頭をよぎってしまう。

ラッセルには悪いがミスキャストと言わざるをえない。

もう少しおとなし目の役者にすべきだったと思う。

たとえばイーサン・ホークとかトム・ハンクスとかライアン・ゴズリングとか。

んん~

そうなると、やっぱライアン・ゴズリングで決まりだな~

★★★☆~★★★★

コメント (2)
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