いやはや、おそろしいほどに面白い。
本来、ゾンビ物に人間同士の争いを強調するのは好みではない。
せっかくのゾンビ色が薄れてしまう。
しかし、これは違う。
まったく違う。
次元が違う。
そんなちんけな楽しみより何十倍も面白い。
強烈すぎるくらいに面白い。
人間同士の争いも単なる白組と赤組の争いではない。
双方に微妙な立場の人間が3人交わっている。
これが絶妙な変化球になっている。
私はつい作り手側の立場になって先を考えてしまうのだが、
第8話での盛り上げ方は、まさに絶頂。
将棋でいうと、勝敗を決する必殺手順がいくつも目に付く場面だ。
ああやっても、こうやっても、凄まじく面白いことになるぞ。
と、ニヤついてしまう。
ここまで完璧に盛り上げたのだからこの監督に抜かりはないだろう。
続く第9話は、身震いするほど面白い展開になることは請け合いだ。
保証する。
★★★★★