縁側の外で少年二人がしゃがみこんでいる。
年のころは10歳くらい。
ひとりの少年がビニール袋を棒状に丸ている。
その先にマッチの炎を近付ける。
「こうちゃん、見て、見て、花火みたいだよ」
ボーーーボッボッボッ。
ビニールの先端が赤い炎をあげて燃え上がる。
生き物のように捻じれながら激しく燃えてゆく。
ボーーーボトボトボト。
炎の中から溶けたビニールが音を立てて落ちてゆく。
さながら凶暴な線香花火のようだ。
「こうちゃん、すごかろ」
こうちゃんは驚いて言葉を失っている。
少年はこうちゃんに燃えているビニール袋を手渡す。
ボーーーボトボトボト。
刺激臭のある白い煙が立ち込める。
「そうだ、もうひとつ作ろう」
少年は縁側の下に置いていた別のビニール袋に手を伸ばす。
少年は夢中になると目先のことしか頭に入らない。
いま横で燃えているビニール袋のことすらもう眼中にない。
ボーーーボトボトボト。
溶けたビニールの滴が落ちるその真下を少年の手が走る。
ボーーーボトボトボト。
燃え上がる滴のひとつが少年の手の甲の上に落ちる。
あ゛ぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
少年は絶叫した。
物凄い熱さだった。
悶絶するほどの熱さだった。
その後、すぐに病院にいったが高温火傷ということで治るのに何か月もかかってしまった。
ちょうど中指の拳の上。
その火傷の痕は40年経ったいまも消えていない。
>悶絶するほどの熱さだった。
溶けたビニールの滴が手の甲に落ちる様は想像するだけでも恐ろしいものがあります。
きっと少年K君は熱さで大泣きしたんだろうなぁ。。。゜・(ノД`;)・゜・カワイソウ
兵庫も子供時代は崖をよじ登ったり、花火の火薬を解して爆発させたりと
今考えるとぞっとする様なことをやったなぁ。。。
(〃'∇'〃)ゝエヘヘ ガケカラ コロゲオチマシタ
<追記1>
【王将戦:渡辺、好機とらえ連勝】
終盤、羽生さんが追いついたかと思いきや逆転ならず~
あのクレソンさん、ニコ生の方の解説は良かったでしょうか?
<追記2>
>鎖をなくしてトンファー型にした方がいいかも。
(*`д´)b good idea!!
今日は一日外出していて王将戦見れませんでした。
羽生玉を見る限り、なんかだいぶ変わり果てた戦いになったようですね。
いいんです、いいんです。
すべては名人戦への布石ですから~
>花火の火薬を解して爆発させたりと
あはは、私もやりました。
花火の粉を集めて火つけて「ボワーー」とさく裂させてました。
ビニール花火。
こうちゃんが見ていたので泣きませんでした。
あっ、そういえば私は幼少期、人前でなくことがほとんどない人でした。
「みなしごハッチ」を見ながらひとり泣くことはありましたが~(笑)