時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

日本は狭い

2016-12-12 00:23:26 | 思い出

昨年のこと。

仕事仲間七人で北陸にいった。

初日に能登半島の老舗旅館に泊まる。

石川の名所をいくつかまわり、日暮れ近くに旅館に着く。

着くなり温泉に入る。

まだ時間が早いせいか浴場の客は少ない。

脱衣場からガラス越しに湯気の中、二、三人の影が見える。

そのうちの一人が動きだす。

浴場の入り口に近づいている。

ガラガラと引き戸が開く。

湯煙とともに60前後の裸の親父が現れる。

戸を閉めるなり、キビキビとした足取りでこちらに向かってくる。

すれ違い様、我々と目が合う。

私の横にいる仲間のTさんを見て、ハッと驚く。

「あら、Tさん!なんでこがんところにおると!」

その裸の親父とTさんは顔見知りだった。

仕事で付き合いのある建設会社の社員だった。

1000kmも離れたこんな遠くの旅館でまっさきに同朋に出会うとは~

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