2008年4月6日
木曜日に引き続いて、Barbicanにて五嶋みどり(Midori)のコンサート。午前中の雪は止み、夕方には晴れ間も覗いていた。
前回より数列前で、音も良く聞こえるし、彼女の手元も手に取るように見える。ブリテンの協奏曲はなじみが無いけれど、テクニックの正確さには、呆気にとられるばかり。ピチカートが弾きにくそうだったのは、少々相対湿度が高かったせいかしら?
驚きだったのは、休憩の間にみどりさんがロビーに出てこられて、聴衆と対話されていたこと。私もしっかりお話をさせていただいた。あまり手首を動かさない右手の動きについて伺ったところ、意識してそのようにされている、とのこと。レガートを作ろうとするあまり、手首を使い過ぎること(あくまでも「過ぎる」事が問題)が多いので、お弟子さんにもそのように指導されているとか。おおっ、「ヴァイオリンを売る!」とか言っておきながら、世界のみどりさんから、無料レッスンを受けてしまった!!
みどりさんは、日本語でお話されるのが少し大変そうだった。せめて英語のレベルくらい追いつきたいものである。