Dudamel追っかけ第一弾。ベルリンへ。
到着してすぐ、ランチに向かう。宿泊先のホテルに頼んでFischers Fritzの予約をとってもらう。ミシュラン2つ星というが、予約が取れたばかりか、空いている。
内装も綺麗。なかなか良い絵が壁にかかっているし、置物も品が良い。
メニューを見ると、ランチコースは、3品で38ユーロ。かなり安い。
アミューズは海老。酸味とフェンネルが心地よい。これは期待が持てる。
パンも美味しそうだ!全種類食べたいけれど。。。
一皿目はうなぎの燻製とグラニースミスを選択。これはかなり美味しい!両側のグリーンはグラニースミスのゼリー。上にホースラディッシュが乗っていて、わさび風味。うなぎの燻製は燻製の味はするが、まるで粗引きの肉を食べているよう。
う~ん、2つ星だけのことはある。プレゼンテーションも味も美しい。ミシュランって、やっぱり侮れないと思う。
シイラ、らしい。少々生臭いのだが、香辛料のきいた米と合わせると美味しい。また、米には乾燥したフルーツが入っていて、この酸味がとても良いアクセントになっている。相当できる!?
プレデセール。フルーツカクテルにバニラクリーム。ちょっとのせられたミントが美味しい。
なぜか2品目のプレデセール。ニースなど南仏で見かけるヌガー。初めて「出来立て」をいただいた。マンゴーのアイスクリームに薄い飴(ライムの皮がちりばめられている)。
ようやく(?)本番のデセール。フォンダンショコラ。アイスクリームも手抜かりない。パインアップルはカラメリゼされている。相当濃い。
エスプレッソでしめて、大満足。スパークリングウォーター、エスプレッソを含めて全部で51.5ユーロ。かなりお得。少しチップを払って、いざ散策へ出発!
2009年3月6日。ロイヤルフェスティバルホール。
Messiaen Les Offrandes oubliées
Tchaikovsky Piano Concerto 1
Berlioz Symphonie fantastique
Louis Langrée conductor
Simon Trpčeski piano
Dudamelのコーラス席に味をしめ、今日もコーラス席で。指揮者のカリスマ性って、何だろう、と思いながら。
3曲目は有名な、幻想交響曲。
空でも歌える、幻想交響曲。
が、第一楽章、何を聴いているのかわからない。Symphonie fantastiqueって、幻想交響曲よね、ベルリオーズ、似たような曲作っていなかったわよね、と誰かに確認したくなるくらいに。「幻想即興曲」をゆっくり弾くと何の曲か良く分からない、そんな感じだ。
第二楽章に入って、間違いなく幻想交響曲だということは理解したが、しっくりしない。
それを救ったのが、第三楽章のコールアングレ。非常に美しくメロディを歌い、第三楽章が終わったところで、指揮者が演奏者に拍手をした(これもコーラス席だから分かる特典だ)。演奏終了後、奏者が舞台上に残っていたので、拍手をしたら、Thank you、と応えてくれた。これもコーラス席の特典。
第一楽章はなんだったのか、いまだにわからないが、最後はすっかり盛り上がって終了。指揮者は、スコアを持ち上げて、ベルリオーズに感謝していた。尤もだ。
幻想交響曲、これはDudamel向きだ、間違いなく。と思ったら、録音があるらしい。USでしかavailableではないようだが。是非聴いてみたいものである。