Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

サグラダファミリア

2009-03-10 20:25:36 | ヨーロッパ

バルセロナを訪ねたら、ここは外せない、のだろう。

サグラダファミリア。

相変わらず無謀な私は、徒歩でホテルカーサフスターから海の方向へ向かい、カテドラルやピカソ美術館をめぐり、今後は逆行してサグラダファミリアへ。

あれだけ大きい建物だし、すぐ分かるだろう、と思ったら、意外と分からない。

あ、見えた。

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が、ここからも結構ある。

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5分程度列に並び、入場料を払って中へ。

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建設中、というが、本当に中は非常に建設中(?)。

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天井は、幾何学的。

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回廊を回って、正面から見ると左手の出口を出ると、彫刻が比較的完成している部分を観ることができる。

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宗教は違っても、美しいものは美しい。

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楽器を弾くので、これも記念に。

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帰りがけに気がついた。ちょっと楽しそう?高所恐怖症の人には出来ないけれど。

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幅はかなり広いが、思ったより奥行きがなく、また、裏にはすぐにマンションが林立している。ちょっと想像していた姿とは違った。また、「未完成度」が高い(?)。入場料は確か11ユーロくらい。建設費用に当てるのか、建設しながらも修復費用なのか。


内田光子&ハーゲン四重奏団@Wigmore hall

2009-03-10 00:30:00 | コンサート

2009年3月9日。ウィグモアホール、ロンドン。

Mozart: String Quartet in E minor K.428

Bartok: String Quartet No.3

Brahms: Piano Quintet in F minor Op.34

Hagen Quartet

Mitsuko Uchida

ハーゲン四重奏団に内田光子の組み合わせ。

一曲目のモーツァルトは、申し訳ないけれど酷い出来に思われた。モーツァルトなのに音(ハーモニー)が濁る。特にFirst violinは弓が変に擦れる音がしたり。思わず、ヴァイオリンのレッスンで先生にしかられたことを思い出す。

しかし、次の曲、バルトークを聴いて、この人たちは、バルトークのような音楽の方が向いているだけなのではないか?と思った。ジャズのピアニストがクラシックを弾けない(逆もまたしかり。指が流れたり、流れなかったり)ように、バルトークのような音を要求される演奏とモーツァルトは共存できないのではなかろうか、というのが私の疑問である。音階を自由に作れるヴァイオリンの場合、両方の曲を一度の舞台で弾くのは、かなり難しいのではないか、と思うのは素人考えか?

後半、内田光子が入ると、雰囲気は一変した。内田光子にはシャーマン的要素、あるいはカリスマ性がある。今回はソロではないので、譜面を見ながら(赤いふちのめがねはかわいらしい)、弦と息を合わせながら、ではあるが、盛り上がるところでは、かなり没入し、殆ど彼女がConductorであった。

楽屋では、演奏が終わったばかりというのに、知り合いにブラームスを歌って聞かせていた。本当に音楽が好きなのだろう。音楽とともにある、というべきか。Dudamel(今の私の基準は完全に彼である)にしても内田光子にしても、没入するタイプの人を前にして、残りの者はそれに惹き込まれてしまうしかないのだ。