モルモンの泉

個人的に信じていること、感じていることを書いてみました。
気楽に目を通していただけるなら幸いです。

模範

2019-07-17 06:27:14 | 福音について
「わたしがあなたがたにした通りに…するように、わたしは手本を示した」(ヨハネ13:15)

親が子どもの行いを見てもっともイラっと来るのは、
子どもの行いに自分の「見たくない姿」を見た時だそうです。
幼い子どもは「親の手本を真似ているだけ」かも知れません。

日本には日本の文化が、地方には地方の文化が、家庭には家庭の文化があります。
職場にもそれぞれ独特の文化があり、学校にさえあります。
それは先人の手本によって受け継がれてゆくものです。

「引き継いでほしい手本」と「引き継いでほしくない手本」を仕分けしてみると、
自分の行いを振り返る機会ともなり面白いかも知れません。
反省するところが見つかれば悔い改めの機会ともなり、それも模範となります。

「あなた自身を良いわざの模範として示し」(テトス2:7)
コメント

満ち足りる

2019-07-16 06:01:58 | 福音について
「主は常にあなたを導き、良きものをもってあなたを満ち足らせ」(イザヤ58:11)

幼い子どもが欲しいものを手に入れ、満足げに喜んでいる姿は微笑ましいものです。
誰にも欲望があって「どうやって満足を得るか」を考えているものですが、
人それぞれに“求めているもの”は違い、満足の仕方も違っています。

「自分が真に求めているもの」を探している人は少なくありません。
色々なものを求め、それらを次から次へと手に入れても、
満ち足りることはなく、心に飢えを感じるのです。

「義に飢え渇いている人たちは幸いである」(マタイ5:6)
幸いなのは「自分の求めているものを見つけた人」です。
多くの人が「福音に自分を満足させる力はない」と言います。

「主は渇いた魂を満ちたらせ、飢えた魂を良きもので満たされる」(詩篇107:9)
コメント

正直と愛

2019-07-15 06:07:26 | 福音について
「わが神よ、あなたは心を試し、また正直を喜ばれる」(歴代志上29:17)

「互いに嘘を言ってはならない」(コロサイ3:9)
「正直は美徳」とも言われるようですが、世の中はそれほど単純ではありません。
「人を傷つける正直」もあり、「思いやりのある嘘」もあります。

「本音と建前」は日本でしか通用しないローカルルールだそうですが、
それは日本の良さ、優しさ、思いやりの心でもあると思います。
建前は嘘なのでしょうか、その線引きはとても難しいようです。

正直とは何でしょうか、事実だけを述べることが正直なのでしょうか。
嘘とは何でしょうか、人を欺き陥れようとする悪意ではないのでしょうか。
愛のゆえに人は正直になれないこともあります、それを糾弾できるのでしょうか。

「愛は隣人に害を加えることはない、だから愛は律法を完成するものである」(ローマ13:10)

コメント

できること

2019-07-14 19:07:10 | 今日の一言
できること探し




車椅子生活の友人がこのような話をしてくれました。
「自分の夢ですか? 
立って歩いてみたいですね。
生まれてこの方、自分の足で立ったことがないですから。
でもね、叶わない夢よりも、できることに集中する方がいいですよ。
仕方がない? 
そうかもしれないけれど、『自分の生き方』と思いたいですね。」
コメント

恐れてはならない

2019-07-14 19:01:55 | 福音について
「非常に不思議に思ったほどに、イエスは…一言もお答えにならなかった」(マタイ27:14)

懐かない子猫に指を差し出すと噛み付かれます。
少し我慢してそのまま様子を見ると、勝てないと悟った子猫は大人しくなりますが、
噛まれることを恐れると、子猫は噛み付くことで勝てると思います。

捕らえられたイエスはピラトやヘロデの前で尋問されましたが、何も答えませんでした。
「あなたがたはこの世では悩みがある、しかし…わたしはすでに世に勝っている」(ヨハネ16:33)
尋問した人々はイエスに勝てないことを悟ったのではないでしょうか。

「イジメに相手が反応するとアドレナリンが分泌されて快感になる」という説があります。
相手が恐れるのを見て、勝てると判断するとイジメはエスカレートするのだそうです。
恐れないことがイジメに対する基本策ということでしょうか。

「主なるわたしは…あなたに言う、恐れてはならない、わたしはあなたを助ける」(イザヤ41:13)
コメント