今日は朝から読書のために出かけた。
行き着けの喫茶店やカフェをはしごするも、
“ある海外小説”のページを開けるだけで、私は涙が止まらなくなり、
さすがに読書も物書きも、外出先ではできない・・・・・と思った。
最近の選本は知人や友人からの紹介がほとんどで、
その中でも今回のものは、私が求めていた小説であったし、
言葉や文章の行間から漂う繊細さや間合いに、
その世界に魅了され続けている。
逆立ちをしても、彼女のような文章を書けるわけではないと知っていても
書いてみたいと思うし、また、書ける作家になりたいと思ってしまうのは、
私の悪い癖だ。
東の空から注ぐ太陽の光は柔らかで、
西の空を染めながら沈み、今日も夜がやってきた。
蜜蝋の光だけで今夜は本を読み、書き、きっと、また私は泣くのだろう。
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