風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

娘と弟の取扱い方法

2008年06月08日 21時20分33秒 | エッセイ、随筆、小説




娘が彼氏と別れた・・・と言った。
最近、機嫌が悪かったので「・・・だろうな」とは想像していたものの、
“本当に別れた”と事実確認すると、妙な寂しさに包まれて、私の方がぐったり消耗した気分になる。

しかも“もし他に人を好きになれなかったら責任を取って結婚してね”と釘をさしてあるらしい。
高校生とはいえ、女の子は抜け目がないというか、
自分で振っておきながら『責任』とはなんだ?と尋ねると、
「だって、他に好きな人ができるかわからないから・・・」としゃあしゃあと返答する。

それに比べると「いいよ!」と返事をしたという元彼氏の優しさというか、情けなさというか、
もうちょっとしっかりせい!!と肩でも叩きに行きたい心境になって、
振られた男の悔しさをバネにして、いい女を連れて、
うちの娘を見返してやるくらいの勢いがあってもいいと思うのだけど、まぁ、なんとも・・・・・だ。

娘が彼氏と別れたからイラついているわけではないのだろうけど、
ぶちぶち文句をいいながら部屋の掃除をしていた。
しかも、すごい大音響で音楽をかけているので、
音の苦手な私の頭は夏祭りの和太鼓のように、ズドンズドンとカチ割れそうに痛みが走ったので
「やめるか、音量をさげてくれ」とお願いするも即却下。
「なら、自分で明日は弁当をつくれ!!」とこっちも引き下がらず凄むと、
なにも言わずにラグを廊下に投げ捨ててきたので、
さすがに腹が立って「私のものをあんたの勝手で所有したり放棄するな!!」と喧嘩になった。

随分と前に私の居ない隙にTVを盗まれたことがあった。
と思ったら、今度はラグをちゃっかりと自分の部屋に敷き、
いらなくなったからとの理由で、ごみ集積所に出すみたいに、廊下に放りだす始末。
それは自分の部屋だけきれいになればいいとの解釈らしい。
どこにでもごみを捨てる輩となんら変わりないと言うと、
さすがにむっとして、冷茶を酒を浴びるように一気飲みして、睨まれた。

それもそうと、
ひとりっこの娘は去年の10月から私の相棒となったチワワを目の仇にしているところがあって、
なにかにつけて意地悪をしている。
それなのに、相棒のチワワは娘が大好きで、可愛がって欲しいとお腹をみせたり
まとわり付いたりして甘えてみせるのだけど、娘はそんなお愛嬌などお構いなしだ。

相棒のチワワが私との距離感をわきまえてくれているせいか、
娘の子育ての大変さというか、世の親たちのひとりとして
子供を持つ幸せと同時にその責任の重大さをあらためて痛感させられている。

娘とその弟同然のチワワの取扱について、
平等に接していないと自覚している私もどうかと思うが、
私が不調でもなんでも「鉄人扱い」して、
雑に扱う娘もどうか・・・・・・と思う。
お互い様か?






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