(つづき)
年寄り猫が合図を出すと、他の猫らは機敏に動き出し、境内の中で一際大きく、古い木に向かい走り出した。
その“神木”と呼ばれ、氏子たちに大切に守られている大木の前に集まった猫らは あろうことか全員で その大木を揺さぶり始めた。
ミシッミシと大きく軋む音をたてる大木。
今にも倒れてしまいそうで 思わず身構えていると、夜なのでわかりづらいが 何か黒い物体が上空から降りてくるのが見えた…
「なんだ?ありゃ!?」
(つづく)
年寄り猫が合図を出すと、他の猫らは機敏に動き出し、境内の中で一際大きく、古い木に向かい走り出した。
その“神木”と呼ばれ、氏子たちに大切に守られている大木の前に集まった猫らは あろうことか全員で その大木を揺さぶり始めた。
ミシッミシと大きく軋む音をたてる大木。
今にも倒れてしまいそうで 思わず身構えていると、夜なのでわかりづらいが 何か黒い物体が上空から降りてくるのが見えた…
「なんだ?ありゃ!?」
(つづく)