(つづき)
天狗が沈黙を破ると 年寄り猫がそれに続いた。
「大天狗様をお呼びしたのは 如何にも我々にございます。
この地で伝承となりし古の法にて、あなた様をお呼びしたのは 是非とも力になって欲しいからであります…」
他の猫が目の前の天狗に恐れおののくなか、年寄り猫だけは堂々としていた。
小心者の僕は 他の猫らと同様に足がすくんでしまい、突っ立ったまま二人の会話を聞いてる事しかできなかった…
年寄り猫が一通り話すと、天狗がそれに応えた。
「我に何を望むのじゃ!?」
(つづく)
天狗が沈黙を破ると 年寄り猫がそれに続いた。
「大天狗様をお呼びしたのは 如何にも我々にございます。
この地で伝承となりし古の法にて、あなた様をお呼びしたのは 是非とも力になって欲しいからであります…」
他の猫が目の前の天狗に恐れおののくなか、年寄り猫だけは堂々としていた。
小心者の僕は 他の猫らと同様に足がすくんでしまい、突っ立ったまま二人の会話を聞いてる事しかできなかった…
年寄り猫が一通り話すと、天狗がそれに応えた。
「我に何を望むのじゃ!?」
(つづく)